2011年12月25日日曜日

Season's Greetings

全ての皆様とご家族に方々に心から幸福なホリデーシーズンが訪れていますようにお祈りいたします。

2012年が素晴らしい年となる事を併せてお祈りいたします。

Season's Greetings and Happy Holidays from myself and my entire family.

May the coming year bring you health, happiness,prosperity and success in whatever you try.


Best Wishes.
Robert Henry.


Top FX Movers Last Week.

先週は週初に北朝鮮からキムジョンイル氏の死亡のニュースが飛び込んできました。かつてはこういう時には円が売られたものですが、この日は韓国ウォンが急落した割には円は売られませんでした。ただ、その後週を通して円が買われ難くなったということは言える様な気がします。

次は週央のECBによる大盤振る舞いのニュースに市場は驚愕させされたのですが、期間3年の資金供給を実施したところ実に523もの金融機関から申し込みが殺到し、総額はEuro489bioと言いますから$638bio程ということになり日本円にすれば実に50兆円規模と言う事になりました。

主に株価がしっかり持ち直して週末まで走る格好となりましたので為替市場でもリスク回避バイアスが後退した格好になっています。

以下先週の主要通貨ペアの変動ランキングです。

     通貨ペア   先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①CADJPY↑  76.43      74.88      +155     +2.03%

②AUDJPY↑  79.14      77.54      +160     +2.02%

③NZDJPY↑  60.38      59.23      +115     +1.90%

④USDCAD↓ 1.0198    1.0384    -186      -1.82%

⑤EURCAD↓ 1.3305    1.3540    -235      -1.77%

⑥EURAUD↓ 1.2851    1.3073    -222      -1.73%

⑦AUDUSD↑ 1.0143    0.9968    +175    +1.73%

⑧CADCHF↑ 0.9162    0.9006    +156    +1.70%

⑨AUDCHF↑ 0.9486    0.9325    +161    +1.70%

⑩NZDCHF↑ 0.7242    0.7124    +118    +1.63%

上昇サイドではCAD4回,AUD4回,NZD2回と資源国通貨の独壇場でした。下落サイドはJPY3回,CHF3回,USDとEURが2回ずつとなっています。

今週は2011年の最終週ですね。時間の流れの速さにびっくりしてしまいます。

市場の流動性は落ちる一方でしょう。突発的な事象やニュースが無い限りは狭い範囲のレンジ取引に終始すると思います。

2011年12月18日日曜日

A Thick Heavy Clouds Over 2012 Markets.


先週は欧州の材料として注目されていた水曜日と木曜日のスペイン、イタリアの国債入札は無難に消化されたのですが、欧州域内数カ国が格下げされた事で欧州不安は強まってしまう展開となりました。

・Moody's がベルギーの信用格付をAa1⇒Aa3へ2段階引き下げ,見通しもネガティブに。

・FitchがフランスのAAA格付の見通しをネガティブに。更にスペイン、イタリア、ベルギー、スロベニア、アイルランド、キプルスをレビュー。

・ S&P は特に発表はしていません。(EU summit前には警告を出していましたが)

前項通り主要通貨の中でも上昇が目立つUSD,JPYは新興国通貨に対しても大きく上昇しましたが、株式市場を見ても世界中で資金流出が目立っています。細かく見ると先進国以上に新興国の市場が資金を失っている状況は憂慮せざるを得ません。

株式市場よりも心配なのが商品市場です。
Goldは今月に入って$1761.1の高値から切り返していますが、先週は$1600割れで越週しています。Crude oilも一時$102.44まで上昇していましたが先週は$93.53でクローズ。
 CRB indexは再び300を割れて11月の安値である292.39が視野に入ってきました。

安全資産としての位置づけを回復した(?)米国長期債には先週もかなり買いが入りました。大量の資金流入の結果30年債の利回りは2.855%、10年債の利回りも1.854%まで低下して越週しています。

2012年に向けた投資家の不安心理は払拭されずと言ったところでしょうか。

Top FX Movers Last Week.

師走ですね・・・・・ 気候も大分冬らしくなってきました。今朝は都内でも氷点下を記録したところが有ったようで寒い週末となりました。

12月中旬に入って材料的にも先週が年内の最後の山場だった感もありますが、金融市場の動きとしてはイベントや経済指標というよりも流動性のあるうちにここまで引っ張ってきたポジションの整理が行われていた感じがします。

レバレッジとリスクの"落とし"が中心となる中で主要通貨の動向もUSDとJPYがその他通貨に対して満遍なく上昇する展開が中心になりました。

    通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(幅) 変動(%)
①EURUSD↓  1.3037     1.3383    -346      -2.65%

②AUDUSD↓  0.9968     1.0215    -247      -2.48%

③EURJPY↓   101.41      103.89   -248      -2.45%

④AUDJPY↓   77.54       79.29      -175      -2.26%

⑤USDCAD↑  1.0384     1.0171   +213     +2.05%

⑥CADJPY↓   74.88       76.30      -142     -1.90%

⑦EURGBP↓  0.8385     0.8540    -155     -1.85%

⑧NZDUSD↓  0.7613     0.7744    -131     -1.72%

⑨GBPAUD↑  1.5585     1.5332   +253    +1.62%

⑩NZDJPY↓   59.23        60.13      -90      -1.52%

上昇サイドの内訳はUSDとJPYが4回ずつでGBPが2回となっています。下落サイドはEURとAUDが3回ずつでCADとNZDが2回ずつでした。

今週以降年末までは完全にFlow-Orientedな展開が予想されます。

2011年12月12日月曜日

磁気効果?

先週は殆どオフィスにいませんでした。

最近思うのですが、やはり新幹線や飛行機等による高速移動は体への負担が大きいのでしょうか。

急速に冬らしくなってきた事とも重なってか、もう首や肩がガチガチに固まってしまった状態で非常に不快な状態で週末に入ったのですが、土曜日の朝にチェックした血圧が自分の過去の最高値を大きく更新していて驚愕しました。

これまでは健康診断を受けても過去の病歴以外に医師に突っ込まれるところは殆ど無かったのですが昨年から血圧が引っ掛かるようになりました。要治療と言う事ではなく経過観察ということで済んでいたのですが土曜日の血圧が続くようなら即治療と言う事で降圧剤を処方される事になりそうです。

実は体重も自身の最高値を更新しているのですが、血圧との関係も考えると真剣に減量をしないとやばいですね。

もしかすると首や肩がガチガチに固まっている事も血圧上昇の一因ではないかと考えて、この週末は"せんねん灸"と"ピップエレキバン"を買ってきました。
 お灸のほうは少し怖いので後回しにしてピップエレキバンを首の付け根と耳の後ろに左右2個ずつ合計4つ貼り付けてみました。

ピップエレキバンというのは子供の頃に販売会社の会長だか社長だった独特のお爺さんが出てきて商品名を連呼する不思議なCMを覚えており、当時からあんな小さい磁石を体に貼り付けて何が変わるというのかと馬鹿にしていたものです。
 ところが・・・何かの偶然なのでしょうか・・・いや・・・やはりこれが効いたとしか思えないのですが貼った直後から少し楽になったような感覚があり、数時間後には相当楽になっていました。

磁気の効果って本当にあったのだと感じているのですが、この商品以外にも磁気ネックレスとかがずっと売っているところを見ると磁気効果を信じていなかった自分の固定観念が間違っていたようです。

今は肩や首がかなり楽になっているのですが、血圧を測ると何と一応正常値(やや高めですが)の水準に戻っていました。

凄く不思議です・・・・・

2011年12月11日日曜日

Eyes are on FOMC and Italy/Spain Bond Auctions.

先週は、5カ国(ユーロも含む)の政策金利発表がありましたが、今週はFOMCですね。
先ずは先週の各国中銀の動きを総括しておきましょう。
 
・RBAキャッシュターゲット ・・・ 4.25%に利下げ

・加中銀政策金利発表 ・・・ 1.00%に据え置き

・RBNZオフィシャル・キャッシュレート ・・・ 2.50%に据え置き

・欧州中銀金融政策発表 ・・・ 1.00%に利下げ

・BOE政策金利発表 ・・・ 0.50%に据え置き

事前予想通り5カ国中、2カ国が利下げとなりました。
今週のFOMCもFFレートの据え置きは当然でしょうが、QE3の可能性についての言及の有無や内容に注目しておく必要がありそうです。

また、一旦は休戦モードとも思える欧州情勢において波乱があるとすればイタリアとスペインの国債入札でしょう。

イタリアは水曜日に2016年満期の国債入札を控えており、スペインは木曜日に2016年,2020年,2021年を満期とする国債入札を控えています。どの位の規模でECBが買取を行う事になるのかに注目と言ったところですね。

Top FX Movers Last Week.

先週も色々有りましたが週を通した動きとしては持続的なトレンドは発生しておらず、神経質なレンジ取引だったと言えそうです。注目された欧州のイベントもECBの政策決定会合は予想通りの利下げは良しとしてドラギ総裁による国債購入拡大期待の否定発言により市場センチを悪化させており、一方でEUサミットは及第点はクリアしたとの安堵感から市場センチの修復方向に働いた格好です。

主要通貨ペアの変動ランキングを見ても非常に値幅の狭い領域での戦いでした。

   通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①NZDJPY↓   60.13      60.59      -46          -0.77%

②GBPCHF↑  1.4459    1.4349   +110       +0.76%

③CHFJPY↓   84.03      84.58      -55         -0.65%

④EURJPY↓  103.89     104.49    -60        -0.58%

⑤EURGBP↓ 0.8540     0.8587    -47        -0.55%

⑥NZDCAD↓ 0.7876     0.7917   -41        -0.52%

⑦GBPAUD↑ 1.5332     1.5261   +71      +0.46%

⑧GBPUSD↑  1.5666    1.5595    +71     +0.45%

⑨CADCHF↑ 0.9067     0.9028   +39     +0.43%

⑩USDJPY↓   77.63       77.95      -32     -0.41%

非常に狭い値幅ですので大したImplicationは無いのですが、上昇サイドの顔触れはJPYが4回,GBPも4回,CADが2回となっています。下落サイドはCHFが3回,USD,NZD,EURが2回ずつでAUDが1回でした。

ちょっと神経質な膠着といった感じになっていますね。

2011年12月5日月曜日

Some stability ahead.


DXY(ドルインデックス)⇒短期ダブルトップ??
ドルインデックスは短期ダブルトップを形成して切り返して来た様に見えるのですが、12月9日のEUサミットあたりで欧州の足並みの乱れが再浮上しなければ年内はEURも値持ちするのではないかと思われるので為替市場は安定推移となるような気がします。

前項の通りFED, ECB, BOE, BOJ, BOC, SNBが協調してUSDの流動性供給レートを50bp引き下げると言う動きに出ており、多くの欧米の銀行が USDが取れずに苦労していた状況は一時的かも知れませんが劇的に改善しています。

それまではフォワード市場が壊れたようになってしまって理論値から乖離し続けてしまい、クレジット不安から裁定取引機会も無いままに混乱に拍車が掛かっていましたので個人的にも上記6中央銀行の協調行動は非常に適時的であったと思います。

この流れを受けて今週は5つの主要国で中央銀行の金融政策決定会合が予定されています。
カナダ(BoC),ニュージーランド( RBNZ),英国( BoE)は政策金利を据え置くと言う予想ですが、欧州(ECB)と豪州( RBA)は25bpの利下げの可能性が高そうです。(欧州が1%、豪州が4.25%へ)

協調モードで据え置くと思われていた中銀が金融緩和に動いたりすると株式市場のクリスマスラリーが再開する可能性があると思います。各国の当局者たちにも異常事態という認識があるだけに注目しておきましょう。

2011年12月4日日曜日

Top FX Movers Last Week.

先週は月末・月初の需給要因や米雇用統計などの材料が注目されましたが、今回も市場を大きく動かしたのは突発的なイベントでした。

経済指標や中央銀行の政策決定会合のような予定されていたイベントに対しては事前予想比の良し悪しが材料になりますが、突発的な事象に対しては市場参加者に備えが無かった分イベントそのものに大きく反応するということになります。

今回のイベントは11月30日(水)に起きた次の2つの事象でした。

(1)欧州懸念により欧米の銀行を中心にドルの資金調達が困難になってきていた事を受けて、日本・米国・EU・英国・スイス・カナダの主要な6つの中央銀行が協力して資金繰りを 助けると発表しました。

(2)中国が金融引締めから金融緩和に転換し、預金準備率の引き下げを発表しました。


この動きを受けてそれまではリスク回避方向に動いてきた金融市場が一気に反転する流れになりました。更に金曜日の米雇用統計でも11月の雇用情勢に改善の兆しが読み取れる内容であったために週半ばからの流れを断ち切ることなく越週しています。

週末には改めて複数の格付け機関がスペイン格下げを準備しているとの噂やイスラエルとイランの緊張等が伝えられており、最後は少々楽観ムードにも調整的なバイアスが掛かりましたが、どうやら年内は大きな危機は回避された可能性が高まっていると思います。

主要通貨ペアの動向を整理しておきます。

    通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①NZDJPY↑   60.59      57.42      +317      +5.23%

②AUDJPY↑   79.59      75.45      +414      +5.20%

③NZDUSD↑  0.7773    0.7390    +383      +4.93%

④AUDUSD↑  1.0210    0.9708    +502      +4.92%

⑤GBPNZD↓  2.0020    2.0864     -844       -4.22%

⑥GBPAUD↓  1.5261    1.5892     -631       -4.13%

⑦NZDCHF↑  0.7151    0.6866     +285      +3.99%

⑧EURNZD↓  1.7216    1.7891      -675      -3.92%

⑨AUDCHF↑  0.9395    0.9030     +365     +3.89%

⑩EURAUD↓  1.3122    1.3623      -501     -3.82%

上昇サイドでの登場はNZDとAUDのみで、回数も5回ずつでした。
下落サイドはJPY,USD,GBP,CHF,EURが2回ずつ。

要するに変動上位10ペアは全て南半球クロスの上昇であり、NZDとAUDが他の主要通貨に対してタンデムに上昇したと言う動きでした。