2019年5月26日日曜日

UK : Theresa May Quits in May. What is Brexit Really Breaking?

英国のMay首相が辞任する事になりました。6月早々に与党保守党の党首を辞任し、後任首相が決まるまで首相の座には留まるものの実質的なレイムダック状態では何もできないでしょう。
 彼女の政治手腕はよくわかりませんが、彼女個人に対しては非常に気の毒に思われてなりません。果たしてこの時期の英国首相をもっと立派に務められた政治家はいるのでしょうか? 

EU加盟の負荷、マイナス面ばかり強調して国民投票で一方的な離脱を決めてしまった時点で首相に選出されたものの、EU側は当然「立つ鳥跡を濁さず」的な離脱条件を求めるわけで英国首相は民意なるものと国家の責任との板挟みになる運命だったと思います。
 名誉を重んじる国である英国で国家元首を務めるのは最高の栄誉でしょうし、May首相自身が退任表明のスピーチでもそれを強調していましたが、火中の栗を拾う覚悟とのバランスは悩ましいものがあったのではないかと思います。

難しいですね・・・

GBPですが週単位の下落トレンドとなっています。
GBPUSD DAILY

GBPJPY DAILY
既にショートポジションも膨らんでいるでしょうが、反転上昇の範囲は大きくないのかもしれません。

政治も相場も非常に複雑なものですね・・・