2016年4月18日(月)~4月22日(金)の週の簡単なReviewです。
*ECB(欧州中銀)現行金融政策を維持。
(Marginal refinance rate 0% ,Marginal lending facility rate 0.25%,
Deposit rate -0.4%)
・Draghi総裁 : 金融ひっ迫時には行動する用意あり。
ただしHelicopterで資金をばら撒くようなことはしない。
*日銀(BOJ)に追加緩和の用意ありとの憶測。
27日~28日の金融政策決定会合に向けて日銀が金融機関へ
の貸出しにもマイナス金利を適用する事を検討中との憶測が拡大。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場堅調、債券市場下落(利回り上昇)の流れ。
・日経平均はSolidな回復で17,572.49円で越週。(前週16,848.03)
・米Dow→$18,003.95、S&P500→$2,091.63、Nasdaq→$4,906.23)
(前週 $17,897.05 $2,080.69 $4,938.22)
(前週比 +0.6% +0.5% -0.6% )
・米10年債利回りは、1.89%。(前週1.75%)
・米30年債利回りは、2.71%。(前週2.56%)
②商品市場
・商品市場は強保合い。
・原油価格は上下動あるも週足は3週続伸。
1バレル当たり$43.74で越週。(前週$40.36)
・金価格は週末に調整し1オンス当たり$1,233.16で越週。
(前週$1,233.55)
③為替市場
・GBP,CADのが上昇組をリードする展開。
・週末にJPYが急落。BOJにマイナス金利政策拡大の憶測。
・USD,EURは中立的なパフォーマンス。
2016年4月24日日曜日
Global Stocks : Stable to Higher.
先週の株式市場は堅調を維持。
今週は日銀政策決定会合で踏み込んだ追加緩和が発表されるかどうかが分岐点になりそうですね。
先週も堅調だった日経平均は、この2週間で、15,821.52円から17,572.49円まで2千円弱の復活劇を演じています。
日銀が金融機関向けの貸し出しにもマイナス金利を適用する事を検討しているとの憶測が広がっているのですが、概念的には金融機関に利子を払ってお金を借りてもらうというイメージですが・・・・
まさに異次元緩和の深化といったところでしょうか。
今週は日銀政策決定会合で踏み込んだ追加緩和が発表されるかどうかが分岐点になりそうですね。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
日銀が金融機関向けの貸し出しにもマイナス金利を適用する事を検討しているとの憶測が広がっているのですが、概念的には金融機関に利子を払ってお金を借りてもらうというイメージですが・・・・
まさに異次元緩和の深化といったところでしょうか。
CRUDE OIL : Back on Track.
原油価格はふらつきながらも堅調推移を維持しています。
CRUDE OIL DAILY |
チャート的にも新しい山を作ってきました。
これまでに2回止められた水準をぽっこり上抜けしてきました。
イランが減産合意の枠組みに入ってこないのでサウジアラビアも減産の消極的と言う報道で調整が入ったのですが、結局は在庫の減少傾向が続いていることから再上昇に転じているという流れです。
やはり基調は上昇という事なのでしょう。
PRECIOUS METALS : Treading Water
先週の貴金属は堅調でしたが、週末に調整が入る展開でした。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
さらに注目すべきは、SILVERがGOLDをOutperformしている点でしょうか。
これには注目も集まっているようで、GOLD/SILVER RATIOを材料にSILVERの比較優位を指摘するレポートも出ていました。
前回の貴金属ブームでも主役はむしろSILVERだった訳ですが、ここへきてのSILVERの目覚め(?)の意味するところは・・・・?
と考えてしまいますね。
JPY : Another Inflection.
最強通貨から最弱通貨へ。
日銀が今週の政策会合でもう一段踏み込んだマイナス金利政策の導入を検討しているとの観測記事にJPYは急落しています。
金融機関への貸出しにマイナス金利を適用するというのですが、利息を払ってお金を借りてもらうというコンセプトですのでインパクトは大きいですね。
利息をもらって資金調達し、それを投資に回せる・・・・まさに異次元緩和でしかあり得ない話です。
JPYの急展開を受けて今週の日銀政策決定会合にますます注目ですね。
日銀が今週の政策会合でもう一段踏み込んだマイナス金利政策の導入を検討しているとの観測記事にJPYは急落しています。
AUDJPY DAILY |
CADJPY DAILY |
EURJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
USDCAD DAILY |
金融機関への貸出しにマイナス金利を適用するというのですが、利息を払ってお金を借りてもらうというコンセプトですのでインパクトは大きいですね。
利息をもらって資金調達し、それを投資に回せる・・・・まさに異次元緩和でしかあり得ない話です。
JPYの急展開を受けて今週の日銀政策決定会合にますます注目ですね。
USDJPY : From 107.83 to 111.81.
4月4日(月)~4月8日(金)の週にUSDJPYが急落しており、この週の取引レンジは高値111.74円、安値107.67円でした。
先週(4月18日(月)~4月22日(金))の値動きは上記の正反対でUSDJPYが急騰する展開で、取引レンジは107.67円 ⇒ 111.81円でした。
ほぼ同水準を全戻ししたような展開ですね。
USDJPYで同一週に5つのBig Figureにまたがる値動きがあるのは凄い事ですが、今月はこれが2回あったという事です。
え? もう一回あるかも?
今週の動きに期待しましょう。日銀次第でしょうかね。
先週(4月18日(月)~4月22日(金))の値動きは上記の正反対でUSDJPYが急騰する展開で、取引レンジは107.67円 ⇒ 111.81円でした。
ほぼ同水準を全戻ししたような展開ですね。
USDJPY DAILY |
USDJPYで同一週に5つのBig Figureにまたがる値動きがあるのは凄い事ですが、今月はこれが2回あったという事です。
え? もう一回あるかも?
今週の動きに期待しましょう。日銀次第でしょうかね。
Top FX Movers of the Week.(April 18th - April 22nd 2016)
2016年4月18日(月)~4月22日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPJPY↑160.94 154.37 +657 +4.08%
2.CADJPY↑ 88.20 84.78 +342 +3.88%
3.USDJPY↑111.78 108.72 +306 +2.74%
4.AUDJPY↑ 86.17 83.92 +225 +2.61%
5.GBPCHF↑1.4088 1.3739 +349 +2.48%
6.GBPNZD↑2.0992 2.0496
+496 +2.36%
7.CADCHF↑0.7721 0.7547
+174 +2.25%
8.EURJPY↑125.48 122.68 +280 +2.23%
9.NZDCAD↓0.8677 0.8862
-185 -2.13%
10.EURGBP↓0.7787 0.7940 -153 -1.96%
上昇通貨 ⇒ GBP(4回),CAD(3回),USD,AUD,EUR
下落通貨 ⇒ JPY(5回),CHF(2回),NZD(2回),EUR
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年4月22日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADJPY↑ 88.20 87.79 +41 +0.46%
2.USDCAD↓1.2663 1.2715
-52 -0.41%
3.EURCAD↓1.4211 1.4269
-58 -0.41%
4.CADCHF↑0.7721 0.7695
+26 +0.34%
5.NZDCAD↓0.8677 0.8705
-28 -0.32%
6.GBPCAD↓1.8236 1.8291
-55 -0.30%
7.AUDJPY↑ 86.17 85.94
+23 +0.27%
8.AUDCAD↓0.9762 0.9787
-25 -0.26%
9.GBPJPY↑160.94 160.59
+35 +0.22%
10.NZDJPY↑ 76.59 76.43 +16 +0.21%
上昇通貨 ⇒ CAD(7回),AUD,GBP,NZD
下落通貨 ⇒ JPY(4回),USD,EUR,CHF,NZD,GBP,AUD
2016年4月17日日曜日
Review of the Week.(April 11th - April 15th 2016)
2016年4月11日(月)~4月15日(金)の週の簡単なReviewです。
*英国中銀(BOE)政策金利を0.5%で据え置き。
資産購入目標(gbp375 billion)も維持。
*IMFがBrexit(英国のEU離脱)リスクに警鐘。
*中国経済指標に安定化傾向。
第1四半期GDPは年率6.7%成長。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場反発。債券市場反落(利回り上昇)の流れ。
・日経平均は、週次で千円超の反発。
週足は、16,848.03円で越週。(前週15,821.52円)
・米Dow→$17,897.05、S&P500→$2,080.69、Nasdaq→$4,938.22)
(前週 $17,577.23 $2,047.61 $4,850.69)
(前週比 +1.8% +1.6% +1.8% )
・米10年債利回りは、1.75%。(前週1.72%)
・米30年債利回りは、2.56%。(前週2.55%)
②商品市場
・商品市場は全般的に強保合い推移。
・原油価格は、バレル単価$40.36で越週。(前週$39.53)
・金価格は、オンス単価$1,233.55で越週。(前週$1,239.26)
③為替市場
・コモディティ通貨が上昇。
・欧州通貨と日本円が負け組に。
・米ドルは中立的な位置付けだが、対円、対欧州では上昇。
*英国中銀(BOE)政策金利を0.5%で据え置き。
資産購入目標(gbp375 billion)も維持。
*IMFがBrexit(英国のEU離脱)リスクに警鐘。
*中国経済指標に安定化傾向。
第1四半期GDPは年率6.7%成長。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場反発。債券市場反落(利回り上昇)の流れ。
・日経平均は、週次で千円超の反発。
週足は、16,848.03円で越週。(前週15,821.52円)
・米Dow→$17,897.05、S&P500→$2,080.69、Nasdaq→$4,938.22)
(前週 $17,577.23 $2,047.61 $4,850.69)
(前週比 +1.8% +1.6% +1.8% )
・米10年債利回りは、1.75%。(前週1.72%)
・米30年債利回りは、2.56%。(前週2.55%)
②商品市場
・商品市場は全般的に強保合い推移。
・原油価格は、バレル単価$40.36で越週。(前週$39.53)
・金価格は、オンス単価$1,233.55で越週。(前週$1,239.26)
③為替市場
・コモディティ通貨が上昇。
・欧州通貨と日本円が負け組に。
・米ドルは中立的な位置付けだが、対円、対欧州では上昇。
Global Stocks : Correcting Higher.
株式市場は回復基調です。
中国の経済指標に安定感が出てきたり、原油価格も1バレル当たり$40を超えてきたりと言う環境下でしっかりと復活してきました。
主要市場のチャートの多くは前回高値水準でもみ合っている感じですが、日経平均の形状が最も脆弱なチャートになっている事実に気が付かずにはいられませんね。
いずれにしても注目の4月相場は中旬に来て、土俵中央でがっぷり四つに組んだ状態になってきましたね。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
中国の経済指標に安定感が出てきたり、原油価格も1バレル当たり$40を超えてきたりと言う環境下でしっかりと復活してきました。
主要市場のチャートの多くは前回高値水準でもみ合っている感じですが、日経平均の形状が最も脆弱なチャートになっている事実に気が付かずにはいられませんね。
いずれにしても注目の4月相場は中旬に来て、土俵中央でがっぷり四つに組んだ状態になってきましたね。
CRUDE OIL : Stable.
原油価格は、安定推移。1バレル当たり$40を回復しています。
CRUDE OIL DAILY |
このチャートも多くの株式市場同様に前回高値圏のレジスタンスが効いていますね。
一呼吸入れて$45への挑戦となるでしょうか。
Precious Metals : Consolidation.
貴金属価格は保合い推移と言う感じです。
改めてよく見ると、ここのところSILVERの方がGOLDをOutperformしていますね。
GOLD/SILVER RATIOというものを熱心に見ている人もいるのですが、先行して上昇していたGOLDが一服し、SILVERが追いかける形でこのRATIOにも調整が入っているそうです。
SILVERがGOLDをOUTPERFORMするのは実に久しぶりのことです。貴金属価格はこういう時の方が上がりやすいイメージもありますね。
引き続きSILVERに注目していきましょう。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
GOLD/SILVER RATIOというものを熱心に見ている人もいるのですが、先行して上昇していたGOLDが一服し、SILVERが追いかける形でこのRATIOにも調整が入っているそうです。
SILVERがGOLDをOUTPERFORMするのは実に久しぶりのことです。貴金属価格はこういう時の方が上がりやすいイメージもありますね。
引き続きSILVERに注目していきましょう。
COMMODITY CURRENCIES : Leading the Pack.
為替市場は、コモディティ通貨の強さが目立つ週でした。
どれも力強いチャートですね。
CADの強さとNZDの実に規則的な周期のPULSEが目を引く感じですね。
AUDUSD DAILY |
NZDUSD DAILY |
USDCAD DAILY |
どれも力強いチャートですね。
CADの強さとNZDの実に規則的な周期のPULSEが目を引く感じですね。
JPY : Lost some Steam.
円の独歩高的な状況にもしっかりと調整が入っています。この上げには多くの人が踏み上げられたはずで、ここでこの上昇をロングで取れた人はお見事です!!
ここからは、株式市場が堅調を維持できれば、円の上値も抑制されるという展開となりそうです。
チャートの修復もまだまだですね・・・
AUDJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
CADJPY DAILY |
USDJPY DAILY |
ここからは、株式市場が堅調を維持できれば、円の上値も抑制されるという展開となりそうです。
チャートの修復もまだまだですね・・・
Top FX Movers of the Week.(April 11th - April 15th 2016)
2016年4月11日(月)~4月15日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDCHF↑ 0.7471 0.7197 +274 +3.67%
2.EURAUD↓ 1.4598 1.5080 -482 -3.30%
3.NZDCHF↑ 0.6687 0.6484 +203 +3.04%
4.AUDJPY↑ 83.92 81.54 +238 +2.84%
5.CADCHF↑ 0.7547 0.7337 +210 +2.78%
6.EURNZD↓ 1.6286 1.6718 -432 -2.65%
7.EURCAD↓ 1.4454 1.4795 -341 -2.36%
8.NZDJPY↑ 75.16 73.50 +166 +2.21%
9.AUDUSD↑ 0.7719 0.7549 +170 +2.20%
10.GBPCHF↑ 1.3739 1.3462 +277 +2.02%
通貨レベルへの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ AUD(4回),NZD(3回),CAD(2回),GBP
下落通貨 ⇒ CHF(4回),EUR(3回),JPY(3回)
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年4月15日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPCAD↓ 1.8195 1.8262 -67 -0.37%
2.EURCAD↓ 1.4454 1.4501 -47 -0.33%
3.CADCHF↑ 0.7547 0.7524 +23 +0.30%
4.GBPNZD↓ 2.0496 2.0558 -62 -0.30%
5.EURNZD↓ 1.6286 1.6325 -39 -0.24%
6.AUDCAD↓ 0.9892 0.9914 -22 -0.22%
7.GBPAUD↓ 1.8377 1.8417 -40 -0.22%
8.GBPUSD↓ 1.4197 1.4227 -30 -0.21%
9.NZDCAD↓ 0.8862 0.8880 -18 -0.20%
10.USDCHF↑ 0.9678 0.9659 +19 +0.20%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CAD(5回),USD(2回),NZD(2回),AUD
下落通貨 ⇒ GBP(4回),EUR(2回),CHF(2回),AUD,NZD
2016年4月10日日曜日
Review of the Week.(April 4th - April 8th 2016)
2016年4月4日(月)~4月8日(金)の週の簡単なReviewです。
*豪州中銀(RBA)政策金利2.0%に据え置き。
*3月FOMC議事録はDovishな内容。
⇒世界経済失速リスクへの警戒、慎重な判断が適切と指摘。
*欧州ではBREXIT懸念が再台頭。(英国のEU離脱リスク)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・全般的に株式市場下落、
債券市場は価格上昇(利回り低下)の流れ。
・日経平均は、続落し15,821.52円で越週。(前週16,164.16円)
・米Dow→$17,577.23、S&P500→$2,047.61、Nasdaq→$4,850.69)
(前週 $17,793.23 $2,072.89 $4,914.54)
(前週比 -1.2% -1.2% -1.3% )
・米10年債利回りは、1.72%。(前週1.78%)
・米30年債利回りは、2.55%。(前週2.60%)
②商品市場
・商品市場は週後半に反発。
・原油価格は、バレル単価で$39.53で越週。(前週$36.67)
・金価格は、オンス単価で$1,239.26で越週。(前週$1,223.16)
③為替市場
・円高が席巻。週次ベースでJPYが最強通貨。
・欧州、北米は保合い推移。
・南半球通貨(AUD,NZD)に失速感。
・BREXIT懸念からGBPも弱含み推移。
*豪州中銀(RBA)政策金利2.0%に据え置き。
*3月FOMC議事録はDovishな内容。
⇒世界経済失速リスクへの警戒、慎重な判断が適切と指摘。
*欧州ではBREXIT懸念が再台頭。(英国のEU離脱リスク)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・全般的に株式市場下落、
債券市場は価格上昇(利回り低下)の流れ。
・日経平均は、続落し15,821.52円で越週。(前週16,164.16円)
・米Dow→$17,577.23、S&P500→$2,047.61、Nasdaq→$4,850.69)
(前週 $17,793.23 $2,072.89 $4,914.54)
(前週比 -1.2% -1.2% -1.3% )
・米10年債利回りは、1.72%。(前週1.78%)
・米30年債利回りは、2.55%。(前週2.60%)
②商品市場
・商品市場は週後半に反発。
・原油価格は、バレル単価で$39.53で越週。(前週$36.67)
・金価格は、オンス単価で$1,239.26で越週。(前週$1,223.16)
③為替市場
・円高が席巻。週次ベースでJPYが最強通貨。
・欧州、北米は保合い推移。
・南半球通貨(AUD,NZD)に失速感。
・BREXIT懸念からGBPも弱含み推移。
Global Stocks : Off to a Cautious Start.
注目の4月相場ですが、株式市場は決して順調ではないスタートとなりました。
日独が下落、欧米は弱保合い・・・・というイメージでしょうか。
日経平均は、短期ボトムを打ったかもしれないという見方もあり、少し反発する流れかもしれませんが、中長期的なブル相場が続いている中での絶好の買い場が提供されているというシナリオは考えにくいでしょう。
引き続き4月の相場展開に注視していきましょう。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
日経平均は、短期ボトムを打ったかもしれないという見方もあり、少し反発する流れかもしれませんが、中長期的なブル相場が続いている中での絶好の買い場が提供されているというシナリオは考えにくいでしょう。
引き続き4月の相場展開に注視していきましょう。
CRUDE OIL : Whipsaw Again.
先週の原油価格は、下落して反発という展開でした。
週足は陽線となりましたが、週の前半は原油価格の下落が株式市場の足を引っ張り、リスクオフ的な雰囲気の醸成に一役買うという展開でした。終盤に大きく反発して下値抵抗力も証明した格好でしょうか。
今回の安値は前回安値を下回る事になりましたので、原油価格の反発も一服したという見方も広がっていたのですが、終盤の反発は力強く、週次ベースの上昇幅は過去4週間でベストという勢いでした。
原油価格の反発は、株式市場には一服感を齎しましたが、為替市場の円高モメンタムへの影響は今ひとつと言う感じで、足元の金融市場は少し足並みが乱れているようにも感じます。
週足は陽線となりましたが、週の前半は原油価格の下落が株式市場の足を引っ張り、リスクオフ的な雰囲気の醸成に一役買うという展開でした。終盤に大きく反発して下値抵抗力も証明した格好でしょうか。
CRUDE OIL DAILY |
原油価格の反発は、株式市場には一服感を齎しましたが、為替市場の円高モメンタムへの影響は今ひとつと言う感じで、足元の金融市場は少し足並みが乱れているようにも感じます。
PRECIOUS METALS : Quietly Treading Water.
貴金属価格は、静かに横ばっているイメージでしょうか。
週足自体は、陽線となっていますが・・・
目先の予想は難しいですが、2016年の終盤頃に貴金属価格がどうなっているかを予想するなら、ベアな相場観は描きにくいのではないでしょうか。
週足自体は、陽線となっていますが・・・
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
JPY : Dominated the Week.
ここまでJPYが猛威を振るう展開は本当に久しぶりですね。
ここに並べたチャートは、実は先週の変動率の上位5つなのですが、この後もCADJPY,CHFJPYと続く上位7位までがJPYの上昇と言う結果でした。
週の前半は、原油下落、株下落、JPY上昇と言う組み合わせでしたが、原油、株式と一旦反発に転じた後で、JPY高だけは止まらなかったというような終盤戦でした。
そういう意味でも、あまり追いかけたくはない状況のJPY高トレンドではありますが、既に利が乗ったポジションについては引っ張れるだけ引っ張りたい状況ですね。
Trailing Stopをうまく使って泳ぎたいところです。
AUDJPY DAILY |
NZDJPY DAILY |
GBPJPY DAILY |
USDJPY DAILY |
EURJPY DAILY |
ここに並べたチャートは、実は先週の変動率の上位5つなのですが、この後もCADJPY,CHFJPYと続く上位7位までがJPYの上昇と言う結果でした。
週の前半は、原油下落、株下落、JPY上昇と言う組み合わせでしたが、原油、株式と一旦反発に転じた後で、JPY高だけは止まらなかったというような終盤戦でした。
そういう意味でも、あまり追いかけたくはない状況のJPY高トレンドではありますが、既に利が乗ったポジションについては引っ張れるだけ引っ張りたい状況ですね。
Trailing Stopをうまく使って泳ぎたいところです。
USDJPY : From 111.74 Down to 107.67.
一旦持ち直すかに見えたUSDJPYでしたが、週初の111.74から7日(木)には107.64まで下落し、週足も108円水準と言う大きな下落週となりました。
先週も陰線だらけですね。
107円台からも反発も弱く、金曜日も上髭の長いロウソク足を残しています。
週初の動きから目が離せないとしか言いようがありませんね。
当局筋の発言機会も増えており、あらゆる意味で要注意でしょう。
USDJPY DAILY |
先週も陰線だらけですね。
107円台からも反発も弱く、金曜日も上髭の長いロウソク足を残しています。
週初の動きから目が離せないとしか言いようがありませんね。
当局筋の発言機会も増えており、あらゆる意味で要注意でしょう。
Top FX Movers of the Week.(April 4th - April 8th.2016)
2016年4月4日(月)~4月8日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDJPY↓ 81.54 85.61 -407 -4.99%
2.NZDJPY↓ 73.50 76.97 -347 -4.72%
3.GBPJPY↓152.57 158.71 -614 - 4.02%
4.USDJPY↓108.06 111.59 -353 -3.27%
5.EURJPY↓123.12 127.12 -400 -3.25%
6.CADJPY↓ 83.15 85.70 -255 -3.07%
7.CHFJPY↓113.22 116.41 -319 -2.82%
8.AUDCHF↓0.7197 0.7348 -151 -2.10%
9.AUDCAD↓0.9802 0.9983 -181 -1.85%
10.NZDCHF↓0.6484 0.6601 -117 -1.80%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(7回),CHF(2回),CAD
下落通貨 ⇒ AUD(3回),NZD(2回),GBP,USD,EUR,CAD,CHF
何はともあれ円高が炸裂した週という事です。
The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.
2016年4月8日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDJPY↓73.50 73.86 -36 -0.49%
2.AUDJPY↓81.54 81.92 -38 -0.47%
3.EURJPY↓123.12 123.61 -49 -0.40%
4.CHFJPY↓113.22 113.65 -43 -0.38%
5.CADJPY↓83.15 83.42 -27 -0.32%
6.USDJPY↓108.06 108.37 -31 -0.29%
7.GBPJPY↓152.57 152.99 -42 -0.28%
8.NZDUSD↓0.6801 0.6815 -14 -0.21%
9.NZDCHF↓0.6484 0.6497 -13 -0.20%
10.EURGBP↓0.8063 0.8079 -16 -0.20%
通貨レベルへの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(7回),USD,CHF,GBP
下落通貨 ⇒ NZD(3回),EUR(2回),AUD,CHF,CAD,USD,GBP
1週間の終了時間にむけて円高圧力が強まるという不気味な展開でした。
2016年4月3日日曜日
Review of the Week.(Mar.28th - April.1st 2016)
2016年3月28日(月)~4月1日(金)の週の簡単なReviewです。
*米3月雇用統計
・非農業部門雇用者数(NFP) : +21.5万人(予想+20万人)
・失業率 : 5.0% (前月4.9%)
・労働参加率 : 63% (2014年3月以来の最高値)
*Saudi Arabia Prince
・サウジアラビアはイラン等他の主要産油国の足並みが
揃わない限り減産は考えない。
*米FRB首脳発言
・Yellen議長 : 政策金利の調整は慎重に注意深く実施。
・サンフランシスコ連銀William総裁 : 利上げは段階的に思慮深く。
*3月日銀短観
・現況、先行きともに景況判断は広範に悪化。
・事業規模(大企業、中小企業)ともに悪化。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は3月末(第1四半期末、本邦は期末)を挟んだ
乱高下の展開。債券市場は価格上昇(利回り低下)。
・日経平均は、期末越えの4月1日(金)に大幅反落。
週足は16,164.16円で越週。(前週17,002.75円)
・米Dow→$17,793.23、S&P500→$2,072.89、Nasdaq→$4,914.54)
(前週 $17,516.28 $2,039.20 $4,773.51)
(前週比 +1.6% +1.8% +3.0% )
・米10年債利回りは、1.78%。(前週1.90%)
・米30年債利回りは、2.60%。(前週2.67%)
②商品市場
・商品市場は原油主導の下落圧力。
・原油価格は上述のサウジアラビア皇太子の減産に消極的な
スタンスを受けて下落圧力。
週足はバレル単価で$36.67。(前週$39.56)
・金価格は調整圧力下で小幅に反発。
週足はオンス単価$1,223.16。(前週$1,216.80)
③為替市場
・FRB首脳が利上げを急がないスタンスを強調する中でUSDに
持続的な下落圧力。
・EUR、CHFは上昇でGBPはUSD安に追随。
・コモディティ通貨は勝ち組、JPYは中立的なバイアス。
*米3月雇用統計
・非農業部門雇用者数(NFP) : +21.5万人(予想+20万人)
・失業率 : 5.0% (前月4.9%)
・労働参加率 : 63% (2014年3月以来の最高値)
*Saudi Arabia Prince
・サウジアラビアはイラン等他の主要産油国の足並みが
揃わない限り減産は考えない。
*米FRB首脳発言
・Yellen議長 : 政策金利の調整は慎重に注意深く実施。
・サンフランシスコ連銀William総裁 : 利上げは段階的に思慮深く。
*3月日銀短観
・現況、先行きともに景況判断は広範に悪化。
・事業規模(大企業、中小企業)ともに悪化。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は3月末(第1四半期末、本邦は期末)を挟んだ
乱高下の展開。債券市場は価格上昇(利回り低下)。
・日経平均は、期末越えの4月1日(金)に大幅反落。
週足は16,164.16円で越週。(前週17,002.75円)
・米Dow→$17,793.23、S&P500→$2,072.89、Nasdaq→$4,914.54)
(前週 $17,516.28 $2,039.20 $4,773.51)
(前週比 +1.6% +1.8% +3.0% )
・米10年債利回りは、1.78%。(前週1.90%)
・米30年債利回りは、2.60%。(前週2.67%)
②商品市場
・商品市場は原油主導の下落圧力。
・原油価格は上述のサウジアラビア皇太子の減産に消極的な
スタンスを受けて下落圧力。
週足はバレル単価で$36.67。(前週$39.56)
・金価格は調整圧力下で小幅に反発。
週足はオンス単価$1,223.16。(前週$1,216.80)
③為替市場
・FRB首脳が利上げを急がないスタンスを強調する中でUSDに
持続的な下落圧力。
・EUR、CHFは上昇でGBPはUSD安に追随。
・コモディティ通貨は勝ち組、JPYは中立的なバイアス。
Global Stocks : April May Set the Tone.
主要株式市場の動向ですが、雇用統計が好感された米国市場、日銀短観の悪化などから大きく下落した日本株との間で明暗が分かれる月初の動きとなりました。
欧州市場も軟調なトーンですので、非常に微妙な状況だと思いますが、2016年の第1四半期が終了し、本邦の年度末要因も消化した4月の動向が非常に大きな鍵を握っていると言えそうです。
米株は堅調ですね。
欧州株はよく見ても横ばい。
日本株は懸念通り年度末越えで下支えが弱まったと言った状況でしょうか。
4月のパフォーマンスが非常に重要・・・年内の流れを左右する・・・・可能性が高いと思われます。
欧州市場も軟調なトーンですので、非常に微妙な状況だと思いますが、2016年の第1四半期が終了し、本邦の年度末要因も消化した4月の動向が非常に大きな鍵を握っていると言えそうです。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
US DOW DAILY |
US S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
欧州株はよく見ても横ばい。
日本株は懸念通り年度末越えで下支えが弱まったと言った状況でしょうか。
4月のパフォーマンスが非常に重要・・・年内の流れを左右する・・・・可能性が高いと思われます。
CRUDE OIL : Still Choppy.
原油価格は$40を超えると叩かれるという展開を消化して、週末にサウジアラビアの皇太子筋からの度重なる減産可能性を否定する発言などにより大きめの調整圧力に押し込まれて越週しています。
チャート的には、贔屓目に解釈しても底打ち後の上昇の第一波は終了しているという形状です。
大きなボトムは打ったと見れば、ここは調整波とみて第三波の上昇を取るべく押し目で買っていくべきフェイズという事になりますね。
個人的には、このシナリオで見ていますが、この市場も金融市場全体が混乱期に入ると流動性の問題が出てくるので「レバレッジは低く、志は高く」と言う資金管理が重要かと思います。
因みにサウジアラビアの皇太子筋の発言ですが、イラン等の他の主要産油国が足並みを揃えない限り減産や輸出調整などは困難であるとするものです。ある意味ご尤もな内容ですが、原油価格の押し下げ要因には十分なインパクトがあったという事でしょう。
これも4月が重要ですね。
CRUDE OIL DAILY |
チャート的には、贔屓目に解釈しても底打ち後の上昇の第一波は終了しているという形状です。
大きなボトムは打ったと見れば、ここは調整波とみて第三波の上昇を取るべく押し目で買っていくべきフェイズという事になりますね。
個人的には、このシナリオで見ていますが、この市場も金融市場全体が混乱期に入ると流動性の問題が出てくるので「レバレッジは低く、志は高く」と言う資金管理が重要かと思います。
因みにサウジアラビアの皇太子筋の発言ですが、イラン等の他の主要産油国が足並みを揃えない限り減産や輸出調整などは困難であるとするものです。ある意味ご尤もな内容ですが、原油価格の押し下げ要因には十分なインパクトがあったという事でしょう。
これも4月が重要ですね。
PRECIOUS METALS : Also Correcting.
原油価格に追随という訳でもないのでしょうが、貴金属価格も調整圧力との戦いという時間帯に入っています。
規模や程度の問題はあっても2016年には、何らかの金融混乱があるとの相場観は共有されているように感じます。
一時鳴りを潜めていた仮想通貨の類や貴金属に資本流入が再開される動きも見て取れるのですが、上がるにしても下がるにしても一本道のような相場にはなりにくいでしょう。
今の状況で、ポートフォリオの一部を貴金属や仮想通貨に割り当てる意味は十分にあると思いますので、価格的にも大崩れにはならないと思っています。
GOLD DAILY |
SILVER DAILY |
一時鳴りを潜めていた仮想通貨の類や貴金属に資本流入が再開される動きも見て取れるのですが、上がるにしても下がるにしても一本道のような相場にはなりにくいでしょう。
今の状況で、ポートフォリオの一部を貴金属や仮想通貨に割り当てる意味は十分にあると思いますので、価格的にも大崩れにはならないと思っています。
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