原油価格は先週も調整波が継続し、週足ベースでバレル単価$90を割る水準で越週しました。これは今年の2月以降の再安水準となります。
CRUDE OIL DAILY |
チャート形状的には、既に結構な高値を見たという状況ですね。
ファンダメンタルズが作った流れでチャートが決まり、テクニカル分析で更に市場が動くのが基本構図ですが、テクニカルが先行した格好で、後からファンダメンタルズがついてくるという相場も実際には結構あります。
定義的には遅効性の強いテクニカルが先行指標のような一面も持つというのは、相場学のロマンでもありますが、原油価格は短期から中期の予測において只管先高観を唱えていれば良いという事でもなくなってくるかもしれませんね。