2013年5月6日月曜日

USDJPY : Revisiting the Vicinity of 100 Mark.

週末はドル円が97円台の膠着を抜け出して99円台を回復する展開となりました。
USDJPY DAILY ⇒ Third Attempt of 100 Mark.

このチャートで見ても如何に100円の壁が手強いかがよく判りますが、今回は三度目の正直を狙うイメージでしょうか。

ドーンと急騰した相場が一定期間保合い推移となり、やがて上に抜けていく図式はテクニカル分析的には殆ど教科書的なチャートパターンと言うことになりますが、今週にでもドル円が100円を越えていくならば、まさにClassic Breakoutとでも言いたくなるような展開ですね。

4月、5月は株価は堅調ですが円安にはブレーキも掛かっていたので、相応に市場の円ショートも整理されているはずです。中には円ロングに戦略を転換していた勢力もいるでしょう。誰もが100円は通過点と思っていた時には失速し、大方諦めているような時に抜けてしまうと言う展開は色々な市場で幾らでも繰り返されてきた事です。

週末になってイスラエルによるシリア空爆と言うリスク回避方向の火種となりかねない情報も入ってきているのが気になりますが、これを含む新たなリスク回避方向の材料が拡大しなければ今週は久し振りにドル円の100円ラインの攻防が見られる可能性もありそうです。

2013年5月5日日曜日

A Post View of the Big Week.

先週は横綱級の材料も多かった訳ですが、期待に違わぬ重要週になったと言えるでしょう。将来2013年の相場を振り返る時に、”あそこが節目だった”と言われる可能性もあるのではないでしょうか。

ざっくり整理しておきましょう。

1 金融市場

米株上伸 ⇒ Dowが初めて$15千を突破し、終値でも$14,973の最高値更新。S&P500も$1,600越となり$1,614の最高値で越週。

商品市場反発 ⇒ 貴金属安定。原油価格も反発継続でバレル単価$95.61まで回復。

為替市場 ⇒ 米ドル、日本円が下落。(前項の通りRisk-Onの図式)

2 米国

FOMC ⇒ Unchanged。資産買入れも$85bioを維持。声明文の注目材料は量的緩和の柔軟な伸縮を明記(縮小(=出口戦略)だけではなく経済状況に応じて拡大もあり)した事と回復基調が加速しない中での財政緊縮バイアスへの懸念と不満に言及した事。

経済指標 ⇒ 斑模様。4月雇用統計はNFP(非農業部門雇用者増)は+165千人(予想は+155千人)となり、3月の数字も+88千人から+138千人に上方修正。失業率も4年振り水準となる7.5%まで低下。一方でISMは製造業が50.7、非製造業も53.1まで想定以上の低下となりました。

3 欧州

ECB ⇒ 政策金利(Main refinancing Rate)引下げ(0.75%⇒0.5%)。インフレ懸念の改善と失業率の悪化に対処。声明と記者会見では少々混乱が生じており、Draghi総裁はデポ金利に関してネガティブ金利も選択肢と明言するも、慌てた(?)Nowotny理事の火消し発言でユーロが乱高下。

欧州委員会 ⇒ 欧州経済の先行き予想を下方修正。2013年は+0.3%から-0.4%に、2014年は+1.4%から+1.2%の予想へ。17ヵ国中の上位5カ国ではドイツを除く4カ国(フランス、スペイン、イタリア、オランダ)が2013年はRecession予想に。

4 英国

経済指標改善。PMI製造業49.8まで改善(予想48.5)、PMIサービス業も52.9まで改善(予想52.4)

このように米国、英国が改善傾向を強調し、欧州が悪いなりに手は打って来ているということで潤沢に供給される流動性がリスク資産に流れる動きが継続しています。株式市場の堅調が目立ちますが、この辺りはまだまだ予想外に大きなうねりの途中経過に過ぎないのかもしれません。

A Glimpse of another Risk-On Moves?(Part1)

金融政策においてある意味で日米とは一線を画してきた欧州が遂に利下げを断行した事を好感し、米国でも予想比強めの雇用統計が出た事でリスク資産への資本流入が再加速する可能性があります。

所謂Risk-On相場の中でリスク資産価格が上昇し、米ドルと日本円には下落バイアスがかかりやすいという状況になっています。 

GBP/JPY 4 Hours ChartGBP/JPY 4 Hours Chart
Stocks⇒Higher Highs/Dollar Index⇒Lower Lows
 
最初のチャートが米株(S&P500)で、下段のチャートがドルインデックスです。

株価は価格だけではなくオシレータ系も綺麗な上向きになっていますね。

DXY(ドルインデックス)については暴落の気配は感じませんが、価格は波型を作りながら右下がりのエンベロープの中で上下しているのみと言う印象です。オシレータ系も失速感ありですね・・・・・

A Glimpse of Another Risk-On? (Part2)

株高(リスク資産高)、ドル安、円安と言うRisk-On的な構図の中で、既稿の如く先週はクロス円の上昇(円安)が目立つ形で終了しています。
AUDJPY DAILY ⇒ 100円割れてから102円台へ











EURJPY DAILY ⇒ 髭ばかりから大きな実体が出現












GBPJPY DAILY ⇒ 先週のトップランナー













5月前半でSolidな上昇が演出出来れば、どのチャートもBOX抜けと言うパターンになりそうですけどね。やはりこの辺りはドル円の100円越えとの相関が高そうですね。

Top FX Movers Last Week.

遂にECBの利下げ、米国ではFOMCによる財政への注文と予想を上回る雇用統計の発表があり株式市場も断続的に上値を更新し続ける展開となった先週の週次ベースでの主要通貨の攻防です。

 通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
CADJPY 98.19   96.39    +180   +1.83%

CHFJPY105.86 104.03   +183   +1.73%

EURJPY 129.89 127.75   +214   +1.65%

NZDJPY  84.51  83.15    +136   +1.61%

GBPJPY 154.18 151.74   +244   +1.58%

AUDJPY 102.13 100.80   +133   +1.30%

USDJPY  99.02   98.06    +96    +0.97%

USDCAD 1.0080 1.0170   -90    -0.89%

USDCHF 0.9349  0.9423  -74    -0.79%

EURUSD 1.3118  1.3029   +89   +0.68%

上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CAD(2回),CHF(2回),EUR(2回),NZD,GBP,AUD,USD
下落通貨 ⇒ JPY(7回),USD(3回)

ここでのメッセージは単純ですね。高値を更新する米株市場や回復基調を強める商品市場とも歩調を合わせた動きですが、ECBの利下げや米雇用データの堅調さから市場は完全にRisk-Onモードに復帰しようとしており、その中でUSDとJPYが弱いという従来通りの図式と言う事です。

THe Final Round Rush:How They Finished the Week.

5月3日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨の攻防です。雇用統計後に大きく動きましたが、流石にこの時間は調整的な小動きだったようです。

  通貨ペア ↑↓  終値      始値    変動(pips) 変動(%)
NZDJPY  84.51   84.65   -14     -0.17%

EURNZD 1.5365 1.5341  +24     +0.16%

CADJPY  98.19   98.31   -12     -0.12%

GBPNZD  1.8238 1.8216  +22     +0.12%

EURCAD 1.3225 1.3210  +15     +0.11%

CHFJPY  105.86  105.97  -11     -0.10%

EURUSD 1.3118  1.3106  +12     +0.09%

AUDNZD 1.2083  1.2072  +11     +0.09%

EURCHF 1.2266  1.2255  +11     +0.09%

USDJPY  99.02   99.10    -8     -0.08%

上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ JPY(4回),EUR(4回),GBP,AUD
下落通貨 ⇒ NZD(4回),CAD(2回),CHF(2回),USD(2回)

雇用統計後に大きく円安に振れた分、最後は少し円が戻している動きですね。同じく雇用統計後に上昇したユーロの反発は最後まで続いていた格好です。