2011年6月27日月曜日

Japanese Shiba

柴犬はどうしているのかと言う質問をいただいたので大きくなった・・・・と言っても恐ろしく無防備な状況を報告します。

とにかく・・・人のように仰向けに寝てくつろいだり、実際に眠ったりするのには少々驚いていますが、獣医さんからは順調に成長していると言われています。


Japanese Shibaと言えば米国のDog Loverの間でも大人気のようですが、秋田犬や紀州犬ともあわせて日本の犬は世界中でも引く手数多のようですね。

しかし覚悟はしていましたが、夏場に向けての毛の生え変わりは尋常じゃない位で隔週くらいでシャンプーもしますが本当に大変です。

もう8kg-9kgになっていますが、もう少し大きくなると言われています。ずっと家の中で飼えるのでしょうかね・・・・と言っても庭らしい庭も無いのですが・・・

2011年6月26日日曜日

The final count down for QE2.

米国のQE2終了が今月末に迫ってきました。今週が最終週という事になります。


このタイミングに呼応するように昨秋来のRisk-onトレンドはあちこちでおかしくなってきました。明らかな変調と言えるでしょう。

株式市場は最近まで6週連続の下落、平均するとこの2ヶ月で10%程度下げています。

商品市場のベンチマークであるCRBインデックスは10%以上の下落で、特に一時は無敵に見えたSilverが30%下落、原油も20%下落と言う状況です。

リスク回避バイアスは米ドルをほぼ1年続いた下落トレンドから救い出しており、ドルインデックスは底値からはほぼ5%の上昇と言う展開となっています。

前項の通りこのQE2の終了に向けて為替市場ではCHFが独り勝ちする展開となっており、このCHFの強さもリスク回避による安全資産買いというイメージで語れる話だと思います。

市場参加者の大半はトレンド追随をしており、この2ヶ月の間はダメージコントロールに追われる内容が多く報告されてきましたが、多くのヘッジファンドやトレーダー達が7月を勝負の月と位置付けている事から7月から始まる2011年後半戦の動きには十分な注意が必要でしょう。久し振りに大きなトレンドが出てくる展開が期待できるかも知れませんよ。

Stay Tuned.

Top FX Movers Last Week.

          通貨ペア   先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)


①AUDCHF↓ 0.8730    0.9006    -276       -3.16%

②CADCHF↓ 0.8418    0.8658   -240       -2.85%

③EURCHF↓ 1.1818    1.2140   -322       -2.72%

④CHFJPY↑  96.49       94.26    +223      +2.31%

⑤USDCHF↓ 0.8323     0.8483   -160       -1.92%

⑥NZDCHF↓ 0.6762     0.6887   -125       -1.85%

⑦GBPUSD↓ 1.5956     1.6191   -235       -1.47%

⑧GBPNZD↓ 1.9616     1.9893   -277       -1.41%

⑨AUDUSD↓ 1.0487     1.0616   -129      -1.23%

⑩AUDNZD↓ 1.2912     1.3054   -142      -1.10%

以上の10通貨ペアの中で上昇通貨となったのはCHFが6回で突出しており,USDとNZDが2回ずつでした。上位1位~6位までの通貨ペアがCHFクロスであり、CHFの上昇となっているのは圧巻ですね。

CHFの引き立て役になった下落通貨は10ペアの中で AUDが3回,GBPが2回で後はCAD,EUR,JPY,USD,NZDが一度ずつの登場でした。

AUDは前週の上昇の反動が大きく、GBPは一時は利上げを織り込んだのが嘘のような英国の景気低迷とBOEの景気見通し慎重姿勢とハト派勢力の増加の結果でしょう。

2011年6月20日月曜日

Enjoy your garden leaves,my friends.

毎年この時期になると少し人が動きます。

今年も親しい友人達が何人か充電期に入りました。

恒常的にチャットルームなどで繋がっていたケースでは、突然そこが自分だけの空間になったりして凄く不思議な気分になります。

私と彼らの日常会話が突然分断されて一定期間途絶えても世の中も市場も何も変わらないのは当たり前なのですが、やはり何か不思議な気がしています。自分が重病患者の時に、このまま自分と言う存在が消滅しても世の中も人々も何も無かったように明日を迎えるのだろうと考えていた頃を思い出してしまうような・・・結局自分の存在とか振る舞いとか・・・こういうものは何なんだろうと言う感覚ですね。

中にはエンドの決まっているGarden leave(=別会社での業界復帰が決まっている)の友人もいるので兎に角充電して元気に復帰してくれるのを待ちたいと思います。

チャットルームは閉鎖せずに待っていたいと思います。

Hat off to B Hop.

先週友人から電話がありました。

「お前WOWWOW入ってたっけ?」

「いや、うちはスカパーe2というのにしちゃったのでWOWWOWは入らないのよ。失敗した・・」

と言うやり取りの後、

「じゃ、DVD届けるから。」

「え?何?」

「Bernard Hopkinsの試合。凄い試合だったので絶対に見たほうがいい」

と言う事になり、翌日に彼は会社にDVDを届けてくれました。

http://eternallighthouse.blogspot.com/2011/05/being-cut-from-different-cloth.html#links

↑の試合ですが、本当に凄い試合でした。お互いにKO寸前に追い込まれるシーンがありましたが、試合をコントロールしていたのは46歳のHopkins選手でした。若い王者の地元での再選で3-0の文句無い判定を奪ったのも見事ですね。

私も大いにInspireされましたので、Hopkins選手には心から賛辞を贈りたいと思います。
この試合は機会があれば是非ご覧ください。今のところ今年の年間最高試合候補だと思います。

The Greek Drama Continues......


EURUSDは先週1.40台で反発して1.43台まで反発して越週しています。


EURUSD DAILY
 テクニカル面で見れば1.40割れを防いだ事や終盤にかけてSolidな反発をしている事はポジティブな材料であり、より大きな反発を期待出来る状況と言えます。事実先週は前半のEUR下落で稼いだ収益を後半から終盤で吐き出したトレーダーが多かったと思います。前半の勝ちトレードの残像から後半もEURを売っては踏み上げられたという人も多いでしょう。

一方でファンダメンタルズ的にはEURは今週の前半に一つの勝負どころを迎える感じです。
EUからはギリシャ向けの救済ファンドをリリースする意向が表明されており、これでギリシャはこれで7月~9月までの債務のロールオーバーが可能になります。EUに続いてIMFも条件付ながらギリシャ向けの救済ファンドのリリースを表明していますが、この条件と言うのがギリシャ政府がより厳格な緊縮財政計画を国会で議決する事です。

ギリシャ政府はこれに向けて金曜日に内閣改造を断行しており、注目の蔵相にはVenizelosという大物辣腕議員を登用して重要局面を泳ぎ切る覚悟を示しました。

ギリシャ救済ドラマではこの他にもギリシャ国債を保有する民間部門の投資家の負担の有無や程度が焦点になっていますが、これを求めるドイツ政府とこれに慎重姿勢を示すECBの溝も今後の市場変動の触媒であり続ける事でしょう。先週はこの部分にも楽観論が出回ってEURの反発材料になりましたが、非常にデリケートな問題なので今後も予断は許しません。

この週末の間もEU蔵相会議が行われており、ギリシャ向けの追加支援パッケージが議論されています。週明けの月曜日から色々な話が出てくる展開となりそうなのですが、総額150bioEURの追加支援が合意されるとの憶測も出回っているようです。

説得力のある追加支援策はEURの反発をExtendするでしょうが、インパクトが薄く、EURが再反落して対ドルで1.4の節目を明確に割り込んでしまうと下値余地が大きく広がりそうです。

2011年6月19日日曜日

Top FX Movers Last Week.

   通貨ペア     先週終値 前週終値 値幅(pips) 変動(%)


①AUDNZD↑1.3054    1.2820    +234      +1.79%

②NZDJPY ↓ 65.00      65.89      -89         -1.37%

③AUDCHF↑0.9006    0.8884   +122      +1.35%

④NZDCAD↓0.7951    0.8040   -89         -1.12%

⑤EURAUD↓1.3465    1.3615  -150        -1.11%

⑥NZDUSD↓ 0.8121   0.8208   -87         -1.07%

⑦GBPAUD↓1.5239   1.5399   -160       -1.05%

⑧CHFJPY↓ 94.26      95.12     -86         -0.91%

⑨AUDUSD↑1.0616   1.0534   +82        +0.77%

⑩GBPNZD↑1.9893   1.9741  +152       +0.76%

上昇通貨としての登場回数はAUDが5回,JPYが2回でCAD,USD,GBPが一度ずつでした。
下落通貨サイドはNZDが5回,CHFが2回でEUR,GBP,USDが一度ずつでした。

この毎週の終値ベースでの比較では今回はあまり大きな値幅は出ていませんが、上述の通り先週は最強通貨がAUDで再弱通貨がNZDという結果になり、最も動いたのがこの二通貨のクロスであるAUD/NZDでした。AUDは前週の不調からの復活でNZDは前週の最強通貨で元々調整が入りやすかったところに先週再びChristchurch地区を襲った大き目の地震によって反落規模を拡大する展開でした。

2011年6月12日日曜日

Caution!! Stocks Are Changing Trends.


米S&P500

中国の貿易統計が振るわなかった事もあって、短期的なリスク回避バイアスが上昇していますが、より大きな中長期トレンドに対する警戒感も大きく上昇し始めているようです。

ここ数週間で強く実感しているのですが、日欧米のG3経済の縮小を補う経済拡大が中国など新興国経済で起こり続けると言うDe-coupling論が後退して、新興国までもが減速する事で世界経済が縮小すると言うRe-coupmling論が再台頭しています。

現時点でも米Wall街などのメインシナリオは中国のSoft-landingであり、世界景気のDe-couplingだと思いますが、中国がかつての日本のように融資の総量規制的なインフレ抑制に動き始めている事が資産市場の先行きや中国経済のOver-killリスクを連想させていると言う状況です。

これをうけて最近の株式市場は”待った無し”という状況になってきました。

チャートを添付したS&P500以上に下げ足が速いのがNadsaqで金曜日の段階で2011年度のパフォーマンスがNegativeになってしまいました。比較的粘っているDowの6週間連続陰線も2002年以来の事です。

ちょっと心配なのは最近のアジア時間の値動きのパターンなのですが、海外株が下げても日経平均などが粘り腰を見せて前日比プラスで推移していてもやがて上海市場が開いて株価が下げ始めてしまい結局アジア株全般が失速すると言う展開も目立っています。

株価は短期的にはOversold状態だと思いますが、今週前半の反発があるかどうか、有った場合でもどの程度の値幅と持続力を示せるかが非常に重要です。これが弱いなら株価の下落は加速リスクに晒される事になり、為替市場にも円高、ドル高、ユーロ安、豪ドル安というバイアスを強める事になると思います。

Top FX Movers Last Week.

最近は欧州の周縁国ソブリン問題や世界経済動向を巡る楽観と悲観が殆ど週替りで一進一退を続けているような相場展開なのですが、先週も後半から終盤にかけて悲観的な材料がより大きく注目される展開になりました。

欧州周縁国ソブリン問題においては、ギリシャ救済の経済的負担を誰がどれだけ背負うのかと言う議論の中で個人投資家にも一定の負担を求めるのかどうかという点について当局者からバラバラの発言が出ている事や木曜日のECBの政策金利決定会合において7月利上げのMagic Wordとなる"Vigiance"という文言が使用されていたものの今後のインフレ見通しが予想以上にTameなものであった事でユーロは大き目の反落をしています。

一方欧州とは対照的だったのがニュージーランドでした。中央銀行(RBNZ)が今後の引き締めサイクル入りを強く示唆する声明を出した事からNZDが大きく上昇しており、先週のBig Gainerになっています。

では先週の動きをランキングで並べてみましょう。

  通貨ペア    先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)


①GBPNZD↓1.9397     2.0126    -729       -3.76%

②EURNZD↓1.7196     1.7929    -733       -4.26%

③AUDNZD↓1.2820    1.3128    -308       -2.40%

④EURJPY↓  115.16    117.47    -231       -2.01%

⑤EURUSD↓ 1.4349    1.4630    -281       -1.96%

⑥NZDCHF↑ 0.6920    0.6796   +124       +1.79%

⑦EURCAD↓ 1.4057    1.4301    -244       -1.74%

⑧AUDJPY↓  84.53      85.99      -146       -1.73%

⑨AUDUSD↓1.0534    1.0713     -179      -1.70%

⑩AUDCAD↓1.0319    1.0471    -152       -1.47%

上昇サイドでの登場回数は上述通りBig GainerとなったNZDが4回であとはJPY,USD,CADが2回ずつ登場しています。

下落サイドは政策金利決定会合が事前予想ほどHawkishではなった事でEURとAUDが大きく負け越しており4回ずつ登場しており後の2回は GBPとCHFという欧州通貨が登場しています。

結局世の中、懸念されるほどのインフレ圧力は無いのではないか・・・という展開になっており、一時は大きくインフレ派が盛り返していた世界経済に関するインフレvs デフレという図式にも影響を与えそうな動きになっています。

2011年6月7日火曜日

Top FX Movers Last Week.

ちょいと遅れてしまいましたので結果だけ。

  通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)


①GBPCHF↓1.3691   1.4013      -322       -2.35%

②EURCAD↑1.4301   1.3971    +330       +2.31%

③NZDCHF↓0.6796   0.6945     -149       -2.19%

④EURUSD↑1.4630   1.4315     +315     +2.15%

⑤EURAUD↑1.3651  1.3364     +287     +2.10%

⑥CADCHF↓0.8522  0.8689      -167     -1.96%

⑦USDCHF↓0.8334   0.8487     -153     -1.84%

⑧AUDCHF↓0.8928  0.9084     -156     -1.75%

⑨EURJPY↑ 117.47  115.63    +184     +1.57%

⑩GBPJPY↓ 131.81  133.35     -154      -1.17%

各通貨ペアの上昇サイドの通貨と登場回数はCHF5回,EUR4回,JPY1回でした。
下落サイドの通貨と登場回数はGBP2回,CAD2回,USD2回,AUD2回,NZDとJPYが一度ずつでした。

EURの反発は持続力を見極める必要ありですが、CHFの強さはまさに圧巻ですね。

2011年6月6日月曜日

All data out of US last week came out weaker.

先週は週央の月替わりと米国の雇用関係データと欧州のギリシャ救済関連動向が主な材料となりました。

結論から言えば欧州も米国も状況は楽観視出来ない方向に進んでいるようですが、先週は欧州関連は楽観は出来ないものの暫く時間が稼げそうな内容が目立ちました。更に今週予定されている豪州、欧州、英国の政策金利決定会合におけるECBの利上げ観測が上昇した事からEUROは予想外の反発を継続しています。

一方で米国は発表された指標がこぞって予想以上に悪いと言う内容となり、特に金曜日の5月雇用統計は米ドルの足を大いに引っ張る内容でした。

軽くおさらいするとこんな感じでしょうか。

・6/1(水)

 ①5月ADP全国雇用者数 前回 → 17.9万人:今回 → 3.8万人

 ②5月ISM製造業景況指数 前回 → 60.4:今回 → 53.5

・6/2(木)

 新規失業保険申請件数 前回 → 42.4万件:今回 → 42.2万件

・6/3(金)

 ①5月非農業部門雇用者数 前回 → +24.4万人:今回 → +5.4万人
                              +前回分下方修正 +23.2万人に

 ②5月失業率 前回 → 9.0%:今回 → 9.1%

 ③5月ISM非製造業景況指数 前回 → 52.8:今回 → 54.6

 ISMの非製造業景況指数以外は軒並み悪化と言う状況に反発しかけていた米ドルは大きく足元を滑らせて仕舞った感じの週後半でした。

今週も米ドル売りとなるならば80円割れ寸前のドル円も円高に走る可能性があります。流石に英国BOEは動けないと思いますが豪州RBA,欧州ECBの政策金利動向が米ドルの浮沈の鍵を握る展開となりそうです。

米株は世界中の株式市場の足を引っ張りそうなのですが、リスク回避バイアスと米ドル上昇の相関が薄れてきている可能性も注目したいですね。