2011年9月25日日曜日

Ex-plosive Im-plosion of risk.

チャートは正直というか、群集心理の鏡と言う事なのでしょう。

足元のリスク回避の様相とボラティリティを少し確認してみましょう。

1 金価格 ⇒ 遂に調整へ

Gold Daily












2 銀価格 ⇒ 遂に調整へ
Silver Daily











3 USDSGD(米ドル/シンガポールドル)⇒アジア通貨の下落
                                                                           (USDの急反発)
USDSGD Weekly











最後のシンガポールドルのチャートだけは週次のチャートです。欧州通貨等が売られる動きにつられて3週間ほど前から新興国通貨が下落し始めて米ドルが反発上昇する展開になっていますが、先週はそれが大きく加速している様子がわかります。

最初の二つのGold、Silverの反落も激しいですね。これらは日次のチャートなのですが、先週の木曜日と金曜日の下落の激しさが確認出来ます。

FRBのOperation Twistの絡みでFRBのカウンターに立つ民間サイドの足元のドル需要が云々という仮説も立てられなくは無いのですが、これはポジションの縮小と考えるべきでしょう。その要因は9月末が第3四半期の締めになるのでヘッジファンドなどもPLを固めに来ているという要因もあれば、この段階で投資家の解約請求などを受けてファンドの清算を余儀なくされたファンド勢がポートフォリオの中身を現金化し始めたという要因もあると思います。