2015年2月22日日曜日

Review of the Week.(Feb.16th - Feb.20th.2015)

2015年2月16日(月)~2月20日(金)の週の簡単なReviewです。

金融市場

①株式市場 / 債券市場
 ・株式市場上昇+債券市場下落(利回り上昇)のトレンドが継続
 ・日経平均は15年ぶり高値まで上伸
  週末は、18,332.30円で越週。(先週17,913.36円)
 ・欧米も好調米Dow,S&P500 は最高値を更新中
 ・米Dow→$18,140.44、S&P500→$2,110.30、Nasdaq→$4,955.97)
 (先週   $18,019.10                $2,096.92               $4,893.84)
 (先週比     +0.7%           +0.6%            +1.3%)
 ・米10年債利回りは、2.12%(先週2.04%)。
 ・米30年債利回りは、2.72%(先週2.65%)。 

②商品市場
 ・全般的に低調エネルギー、貴金属が下落
 ・原油価格は、バレル単価で$50.34で越週。(先週$52.51)
 ・金価格は、オンス単価で$1,200.81で越週。(先週$1,228.35)

③為替市場
 ・株価連動でRisk-Onバイアスの展開
 ・週次ベースでAUD,NZDが上昇通貨
 ・USDはConsolidation。JPYも追随。
 ・低調な経済指標によりCADが最弱通貨
  コモディティ通貨としてAUD,NZDと明暗分ける。
  北米通貨としてもUSDとの明暗が分かれる。

Stocks : At Multi-Year Highs.

条件付き且つ4ヶ月の支援延期ということではあるものの欧州各国とギリシャ間での支援延長の合意などにより株式市場は総じて堅調です。FOMC議事録、BOE議事録,日銀政策決定会合と主要国中銀の緩和姿勢に著変なしと言う結果も追い風となりました。

先ずは欧州株進軍ラッパ状態です
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY

米株もDow、S&P500が最高値更新中

日経平均株価は、15年ぶり高値となりました

週次の上昇率では、①イタリア、②スイス、③日本、④フランス、⑤中国

となっており、世界的な株式市場の活況が伺えますね。
US DOW DAILY
S&P500 DAILY
NIKKEI DAILY

AUD, NZD : Leading the Pack.

先週の為替市場は南半球の圧勝でした。

原油価格下落の一服感に加えて世界的な株式市場の堅調により、主要通貨リーグ内の高金利通貨としての強みが国際資本を引きつけたと言う背景かと思われます。
NZDUSD DAILY
AUDUSD DAILY

EURAUD DAILY
AUDJPY DAILY

EUR : Taking Greece's Rescue Thing in Stride.

EURがギリシャ騒動をうまく乗り切っていますね。
もっと大規模なEURの下落シナリオも流布されていたので、やや拍子抜けした参加者も多かったのではないでしょうか。
EURUSD DAILY
EURJPY DAILY
EURCHF DAILY
EURGBP DAILY
一部では投資家向けに2月中にもEURが崩壊的な暴落をするシナリオもあるという緊急セミナーのような催しも行われていましたので、一旦スクィーズが入ってもおかしくなさそうですね

かつてのGBPのようなEUR暴落のシナリオがあるとすれば、もっと市場参加者が油断しているタイミングで起こるのではないかと思います

目先は一旦危機が後退でしょうかね・・・

NIKKEI and JPY : Early Sign of Divergence?

2015年のテーマの一つに株式と通貨の相関関係の維持 or 変化 と言うものがあります

日本市場に関して言えば、日本株の上昇=円安、 日本株の下落=円高 と言う逆相関が弱まったり、転換する可能性もあり・・・と言う事です

先週は、日経平均が2000年5月2日以来・・・実に約15年振りの高値を更新していますが、為替市場では特段円安バイアスは強まっていません
NIKKEI DAILY

USDJPY DAILY
明らかにこの2週間くらいでチャート形状が変化してきているようですね。

日経平均株価のチャートとドル円のチャートは左半分位は殆ど相似系になっていますが、日経平均が15年ぶり高値に上伸する一方で、ドル円は119円台が維持できずに伸び悩んでいます

今週は流石に株式市場が幾分調整すると言う予想が多いようですが、円がどう反応するのかは大いなる注目に値しますね。

Crude Oil : Hanging on to $50

原油価格が辛うじて1バレル50ドルを維持しています。
Crude Oil Daily
先週は陰線でしたが、Interim Bottomは打っているという感覚は変わりません

原油価格の低迷は、企業業績にも追い風となっており、株価の好調の下支えにもなっていますが、一部のエコノミストが予想するようにこのまま20ドル台まで下落するような展開は予想しにくいのではないでしょうかね・・・

USD INDEX : About to Turn ?

US Dollar Index

USD INDEXが、5波構成の上昇派を終了しているようにも見えます。

EURが今一つ下げきれないのも米ドルが一旦の上昇波動を完結しているからなのかもしれません。

メイントレンドが上昇として、5波の上昇後には3波の反落過程が来る可能性があるので、米ドル上昇は一旦お預けと言うシナリオも意識はしておきたいところです。

ドル円も3月末に向けた動きはどうなんでしょうね・・・

Precious Metals : Back to Support.

貴金属が失速一旦サポートラインまで後退して下固めと言うイメージの動きとなっています
GOLD DAILY

SILVER DAILY
週足がGoldで$1,201台、Silverが$16台になっています。

前者は$1,195~$1,200、後者が$15~$15.5が非常に重要な防衛帯となりそうです。

株価の好調も気にはなりますが、ここは売り込む水準ではないだろうと感じています。

Top FX Movers of the Week.(Feb.16th - Feb.20th.2015)

2015年2月16日(月)~2月20日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

    通貨ペア  週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDCAD↑0.9831   0.9653  +178  +1.81% 

2.AUDCHF↑0.7351   0.7228  +123  +1.67% 

3.NZDCAD↑0.9429   0.9280  +149  +1.58% 

4.NZDCHF↑0.7056    0.6953  +103  +1.46% 

5.AUDJPY↑ 93.32     92.09   +123  +1.32%   

6.GBPAUD↓1.9622   1.9847  -225  -1.15% 

7.EURAUD↓1.4505   1.4671  -166   -1.14% 

8.NZDJPY ↑89.56     88.55   +101   +1.13% 

9.AUDUSD↑0.7841   0.7759   +82   +1.05% 

10.EURNZD↓1.5116   1.5268  -152   -1.01% 

通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ AUD(6回),NZD(4回)
下落通貨 ⇒ CAD(2回),CHF(2回),JPY(2回),EUR(2回),GBP,USD

The Final Round Rush : How They finished the Week.

2015年2月20日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。

    通貨ペア   終値   始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADCHF↓0.7480  0.7512  -32  -0.43% 

2.NZDCHF↓0.7056  0.7083  -27  -0.38% 

3.CHFJPY↑126.80  126.32  +48   +0.38% 

4.EURCHF↓1.0672  1.0708  -36   -0.34% 

5.AUDCAD↑0.9831  0.9798  +33  +0.34% 

6.AUDJPY↑ 93.32    93.02   +30  +0.32% 

7.GBPCHF↓1.4436  1.4475  -39  -0.27% 

8.AUDNZD↑1.0417  1.0389  +28  +0.27% 

9.EURAUD↓1.4505  1.4543  -38  -0.26% 

10.USDCHF↓0.9376  0.9398  -22  -0.23% 

通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CHF(6回),AUD(4回)
下落通貨 ⇒ CAD(2回),NZD(2回),JPY(2回),EUR(2回),GBP,USD

2015年2月15日日曜日

Review of the Week.(Feb.9th - Feb.13th.2015)

2015年2月9日(月)~2月13日(金)の週の簡単なReviewです。

金融市場

①株式市場 / 債券市場
 ・全体的に株式上昇+債券下落(利回り上昇)の展開
 ・日経平均は12日(水)に1万8千円台を示現
  13日(金)の終値は17,913.36円(先週17,648.50円)。
  2007年7月以来の高水準へ。
 ・米株も好調S&P500が新高値更新Nasdaqも15-Year High
 ・米Dow→$18,019.10、S&P500→$2,096.92、Nasdaq→$4,893.84)
 (先週   $17,822.91                $2,055.46                $4,744.40)
 (先週比     +1.1%           +2.0%            +3.2%
 ・米10年債利回りは、2.04%(先週1.95%)。
 ・米30年債利回りは、2.65%(先週2.52%)。 

②商品市場
 ・原油価格は2週連続の上昇
 ・バレル単価で$52.51で越週(先週$52.06)。
 ・貴金属は守勢に回る展開
 ・金価格はオンス単価で$1,228.35(先週$1,235.29)。

③為替市場
 ・米ドル安定
 ・EUR,GBPが堅調推移。欧州ではCHFが下落
 ・雇用データ不調によりAUDが下落
  南半球ではNZDとの明暗が分かれる展開
 ・USDJPYは週初に120円台に上伸も反落し、
  118円台後半で越週へ。

Stocks : Feeling a Second Wind.

株が相変わらず元気です

先週は特にロシア株(+10.6%)、中国株(+4.16%)などが大きく上昇しました。
(ウクライナの停戦合意等のFragileな材料が背景ですが・・)

欧州株の堅調は為替市場でのEURのサポート要因でもあり、日欧米で株式市場に最もポテンシャルがあるのは欧州(まードイツですが)とまで言われています
DAX30 DAILY


英国も負けじと・・・・

FTSE100 DAILY
米株も・・・・S&P500は史上最高値を更新中であり、Nasdaqも実に15-Year Highです。

日経平均も1万8千円台を垣間見るなど7年7ヶ月ぶり水準に返り咲いています
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI DAILY

EUR : Against the Odds.

ギリシャ問題を踏み越えて(?)EURが下落を拒否しています。GDP等の経済指標が良かったことでこちらもショート勢がスクィーズされてきました。
EURUSD DAILY
EURUSDではParity狙いのベアキャンプを尻目に1.14水準に戻して粘りまくっています。

EURCHF DAILY
EURCHFもずっと戻してきていますね。

EURAUD DAILY

EURAUDは上昇基調を維持。

EURJPYも粘りまくっています。相当ショートが撤退していると思います。
EURJPY DAILY

USDJPY : A Round Trip to 120's ?

先週のドル円の120円台回復には正直驚きました。水準も勿論ですが、速かったですね。

USDJPY DAILY
問題はその後の戻し・・・でしょうか。ヘタレ感が出ていますね。

120円越えはサプライズだったものの前回高値水準手前で折り返し、長めの陰線を出して週末も陰線引けでした。

冷静にチャートを見れば日次チャートは殆ど横ばいのレンジ内推移でしたね。

株式市場の堅調は下支えになるのでしょうが、受給的にも120円台は重そうですので後は3月末を見据えた年度末受給の動向次第でしょうか。

統計的には輸入が減って輸出が増えているのも気になるところです。

Crude Oil : Treading Oil Above $50 Mark.

原油価格は、業界の大所からも1バレル$20台まで下げてもおかしくないとの予想が出ていますが、一旦ボトムを打ったようなシナリオも無視できない様に感じます
Crude Oil Daily

これのショートポジションの蓄積はユーロどころのレベルではないし、そもそもコモディティ市場と為替市場では流動性なども全く比較になりませんので、本格的なショートスクィーズが入る場合は原油価格が吹き上がるシナリオも否定できません

$70台に戻してから$40割れというような荒っぽい展開もあったりして・・・

AUD : On the Defensive After Job Data.

AUDが雇用データに足を引っ張られる形で失速しています
AUDUSD DAILY

先週はライバル通貨のNZDとの明暗が分かれる展開となりAUDNZDは下落しています

AUDNZD DAILY
アベノミクスで円の価値が下がるので外貨を保有しましょうという煽るような宣伝文句でAUD建ての投資が非常に盛んだった訳ですが、年明けくらいから明確に売上も落ちているようです

AUDの失速は持続的な現象となるか、これが買いにくくなったとすすなら本邦投資家のお金はどこに向かうのか?

自国株? USD? ・・・Or・・・?

大いに気になるところです。

GBP : Among the Strongest of the Week.

先週はGBPの堅調が目立ちました

英国の利上げ期待が交代して下値リスクに晒される局面がありましたが、BOE四半期報告で強めの見通しが示されたことでショート勢が後退した格好でしょう。
EURGBP DAILY ⇒ At 7-year Low.
EURGBPは7年振り安値圏まで来ました。
GBPCHF DAILY

GBPCHFもSNBショック後の下落を半分以上戻している状況

GBPUSD DAILY
対USD、対JPYでも堅調推移ですね。

GBPJPY DAILY

Top FX Movers of the Week.(Feb.9th - Feb.13th.2015)

2015年2月9日(月)~2月13日(金)の週を通した(週次ベース)の主要通貨パフォーマンスです。

     通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCHF↑ 0.6953   0.6804  +149  +2.14% 

2.AUDNZD↓1.0402   1.0583   -181  -1.74% 

3.GBPCHF↑1.4352   1.4109   +243  +1.69% 

4.GBPAUD↑1.9847   1.9562   +285  +1.44% 

5.EURCHF ↑1.0619   1.0471  +148   +1.39% 

6.NZDUSD↑ 0.7453   0.7357   +96   +1.29% 

7.CADCHF↑ 0.7486   0.7392   +94   +1.26% 

8.NZDJPY ↑  88.56    87.60    +96   +1.08% 

9.EURAUD↑ 1.4671   1.4513  +158   +1.08% 

10.AUDCAD↓ 0.9653  0.9750    -97   -1.00% 

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ NZD(4回),GBP(2回),EUR(2回),CAD(2回)
下落通貨 ⇒ CHF(4回),AUD(4回),USD,JPY

The Final Round Rush : How They Finished the Week.

2015年2月13日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。

   通貨ペア   終値   始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDCAD↓0.9653  0.9681 -28  -0.29% 

2.GBPAUD↑1.9847  1.9803 +44  +0.22% 

3.AUDJPY ↓ 92.09   92.29  -20  -0.22% 

4.AUDUSD↓0.7759  0.7775 -16  -0.21% 

5.EURCAD↓1.4179  1.4204  -25  -0.18% 

6.NZDUSD↓0.7453  0.7465  -12  -0.16% 

7.CADCHF↑ 0.7487 0.7475  +12  +0.16% 

8.EURGBP↓ 0.7395 0.7406  -11  -0.15% 

9.NZDCAD↓ 0.9282 0.9295  -13  -0.14% 

10.EURUSD↓ 1.1392 1.1407  -15  -0.13%

通貨ペアの分解結果は以下のとおりです。
上昇通貨 ⇒ CAD(4回),USD(3回),GBP(2回),JPY
下落通貨 ⇒ AUD(4回),EUR(3回),NZD2(回),CHF

2015年2月8日日曜日

Review of the Week.(Feb.2nd - Feb.6th 2015)

2015年2月2日(月)~2月6日(金)の週の簡単なReviewです。

金融市場

①株式市場 / 債券市場
 ・先週は株式上昇+債券下落(利回り上昇)の構図
 ・日経平均は17,648.50円(先週17,674.39円)
  ・米Dow→$17,822.91、S&P500→$2,055.46、Nasdaq→$4,744.40)
 (先週   $17,169.33                $1,955.18                $4,635.24)
 (先週比  +3.8%           +3.0%           +2.4% )
 ・米10年債利回りは、1.95%(先週1.66%)。
 ・米30年債利回りは、2.52%(先週2.36%)。

②商品市場
 ・原油価格反発貴金属価格反落の図式。
 ・掘削量の続落に原油価格はバレル単価で$50台を回復
  1バレル$52.06で越週。(先週$47.66)。
 ・金価格はオンス単価で$1,235.29。(先週$1,284.45)。

③為替市場
 ・週次ベースでの勝ち組はコモディティ通貨
 ・強い雇用統計後にUSD上昇
 ・同雇用統計後はJPYが大幅下落で最弱通貨に
 ・USDJPYは1月弱振りに119円台を示現

USDJPY : Quick Post NFP Run Up to 119.

雇用統計後の米ドルの上昇はドル円で最も顕著でした
USDJPY 1HOUR Chart.
雇用統計発表に向けて下押し圧力が優勢でしたので、数字が悪ければ115円方向・・・・・そんなシナリオも市場参加者の頭に浮かんでいたところに強い数字が出たために一気にSqueezeに走った・・・そんな展開だったと思います。

それにしても2円弱の上昇とはまさに圧巻でした。

個人的にも一旦下抜けありと見ていたのですが、市場もショートに傾いていたものと思われます

かなり退屈なレンジ相場でしたので金曜日の激しい上昇は120円越えの序曲になるのかどうか・・・

材料の割には平和だったドル円相場に活が入ったと思いたいところです。

Crude Oil : Recovering $50.

1月末に過去2年半で最大となる7%以上の反発をした原油価格は先週も堅調推移で$50を超えてきました週足は$52台です
Crude Oil Daily
シェール業界の減速が明確になり、更に掘削料の現象も確認されてきたことで一時は$40割れも危ぶまれた原油価格は、やっと当面の底打ち感が強まってきたようです

米ドルにも再上昇のモメンタムが出ていますが、今週は両者の綱引きにも注目でしょう

Stock Markets : Fueled by Oil !?

原油価格の反発は株式市場にも好感されています
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
SP500 DAILY
株式市場全般は要警戒との見方をする投資家やエコノミストも多いのですが、先週も欧州市場は粘り腰、米市場は力強く反発という展開でした。

FragileなRebound・・・という感じでしょうか。

Relative Strength of Commodity Currencies.

先週は週次ベースでコモディティ通貨が比較優位を維持しています。
AUDUSD DAILY
AUDJPY DAILY
NZDUSD DAILY
USDCAD DAILY
CADJPY DAILY

原油価格のトレンドが変わるなら、持続的な優位性が確立してくる可能性もありそうですね。

AUDがやや劣後していますが、NZDやCADに勢いが感じられます。

雇用統計で勢いづくUSDと原油価格など商品市場の安定を材料に反撃の気配を見せるコモディティ通貨の綱引きが予想されますが、JPYはどちらに対しても弱い状況ですね。

Currency Performance on Job Friday(Feb.6th.2015)

非常に強い内容となった米1月雇用統計の発表のあった2015年2月6日(金)の主要通貨日次パフォーマンスです。

USD上伸ですが、主要通貨のRelative Gameで見れば、EURとJPYが突出したUnder Performerであったことがわかります

    通貨ペア   終値   始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURUSD↓1.1312  1.1477  -165  -1.46% 

2.EURAUD↓1.4513  1.4717  -204  -1.41% 

3.USDJPY↑119.02  117.50  +152  +1.28% 

4.AUDJPY↑  92.74   91.62   +112  +1.21% 

5.EURNZD↓1.5366  1.5523  -157  -1.02% 

6.EURCHF↓1.0471  1.0571  -100   -0.96% 

7.EURGBP↓0.7417  0.7486   -69   -0.93% 

8.NZDJPY↑  87.60   86.85    +75   +0.86% 

9.EURCAD↓1.4155  1.4272  -117  -0.83% 

10.CHFJPY↑128.52  127.53    +99  +0.77% 

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(2回),AUD(2回),NZD(2回),CHF(2回),GBP,CAD
下落通貨 ⇒ EUR(6回),JPY(4回)

Top FX Movers of the Week.(Feb.2nd - Feb.6th.2015)

2015年2月2日(月)~2月6日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

    通貨ペア  週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.CADJPY↑ 95.11    92.46   +265  +2.79% 

2.NZDJPY↑ 87.60    85.35   +225  +2.57% 

3.GBPJPY↑181.50  177.03   +447  +2.46% 

4.CADCHF↑0.7392  0.7222  +170   +2.30% 

5.NZDCHF↑0.6804  0.6661   +143  +2.10% 

6.GBPCHF↑1.4109  1.3836   +273  +1.93% 

7.USDCAD↓1.2512  1.2710  -198   -1.58% 

8.AUDJPY↑  92.74   91.28   +146   +1.57% 

9.EURJPY↑134.66  132.59   +207   +1.54% 

10.NZDUSD↑0.7357  0.7259   +98    +1.33% 

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CAD(3回),NZD(3回),GBP(2回),AUD,EUR
下落通貨 ⇒ JPY(5回),CHF(3回),USD(2回)

大部分が金曜日の雇用統計後の動きになりますね。

The Final Round Rush : How They Finished the Week.

2015年2月6日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。

    通貨ペア   終値  始値 変動(pips) 変動(%)
1.CHFJPY↓128.52  128.81  -29  -0.23% 

2.EURJPY↓134.66  134.92  -26  -0.19% 

3.EURNZD↓1.5366  1.5394  -28  -0.18% 

4.EURGBP↓0.7417  0.7429  -12  -0.16% 

5.AUDNZD↓1.0583  1.0598  -15  -0.14% 

6.AUDJPY↓  92.74   92.87   -13  -0.14% 

7.GBPCHF↑1.4109  1.4091  +18  +0.13% 

8.USDJPY↓ 119.02  119.16  -14  -0.12% 

9.USDCHF↑0.9258   0.9248  +10  +0.11% 

10.EURCAD↓1.4155  1.4170  -15   -0.11%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(4回),NZD(2回),GBP(2回),USD,CAD
下落通貨 ⇒ EUR(4回),CHF(3回),AUD(2回),USD

2015年2月1日日曜日

Review of the Week.( Jan.26th - Jan.30th.2015)

2015年1月26日(月)~1月30日(金)の週の簡単なReviewです。

金融市場

①株式市場 / 債券市場
 ・株式市場は失速モード債券市場は堅調(利回り低下)
 ・日経平均は17,674.39円で越週(先週17,511.75円)。
  しかし日経平均先物は海外市場で大幅反落
  ・米Dow→$17,169.63、S&P500→$1,955.18、Nasdaq→$4,635.24)
 (先週   $17,672.60                $2,051.82                $4,757.88)
 (先週比   ▲2.8%          ▲2.8%          ▲2.6% )
 (先月比   ▲3.6%         ▲3.1%          ▲2.1%)
 ・DowとS&P500のパフォーマンスは2014年1月以来の最悪月に
 ・米10年債利回りは、1.66%(先週1.80%)。
 ・米30年債利回りは、2.36%(先週2.38%)。

②商品市場
 ・商品市場全般は堅調推移
 ・シェール業界の減速を示すデータの公表で原油価格が反発
 ・1月30日(金)の7.03%の上昇は単日の上昇としては過去2年半で最大
 ・原油価格はバレル単価で$47.66(先週$48.74)。
 ・金価格はオンス単価で$1,284.45(先週$1,293.41)。

③為替市場
 ・主要通貨はConsolidationモード。
 ・やや弱めの米Q4GDP等を背景にUSDは失速気味
 ・CADやNZDの下落は継続USDCADは6years’Highを更新
 ・EURは踏み止まり域内クロス取引では堅調推移
 ・クロス円の下落バイアスを受けてJPYにも上昇バイアス

Stocks : Early Sign of Exhaustion?

米国以外の経済がやや心配な状況にあること、その中で世界中の中銀の緩和政策による流動性供給により非好景気環境での株式市場上昇シナリオが世界中の投資家のメインシナリオです。

先週の主要市場の値幅の大きい乱高下は、高値圏で起きていることも含めて目先の反落リスクを感じさせる動きになっています。
DAX30 DAILY

FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
S&P500 DAILY
NIKKEI DAILY
米株もDowとS&P500は1月の月次パフォーマンスが2014年1月以来の最悪月となりました。
(Dowが3.6%、S&P500が3.1%の下落)

昨年も年初が悪かったということではあるのですが、地政学リスクという切り口でも投資環境は明らかに悪化していると感じられますし、それも含めた投資家心理のリスク意欲の後退が始まっている可能性に注意が必要ですね。