2017年9月24日日曜日

Review of the Week.(Sept.18th - Sept.22nd 2017)

2017年9月18日(月)~9月22日(金)の週の簡単なReviewです。

*米9月FOMC会合
政策金利据置き年内にもう1回の利上げの意向
FRBのポートフォリオは10月から縮小へ

*米格付け機関S&Pが中国の長期信用格付けを引き下げ
→ AA- → A+ へ1段階の引き下げ。

*暗号通貨市場は依然調整バイアスで上値の重い展開

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は続伸米株は最高値更新の動き
 債券市場は価格低下(利回り上昇)の流れが継続
日経平均は2万円台を回復+年初来高値も更新
 週足は20,296.45円。(前週19,909.50円)
・米Dow→$22,349.59、S&P500→$2,502.21、Nasdaq→$6,426.92)
 (前週 $22,268.34              $2,500.21               $6,448.47)
 (前週比  +0.36%          +0.08%          -0.33%)
・米10年債利回りは、2.27%。(前週2.20%)
・米30年債利回りは、2.80%。(前週2.77%)

②商品市場

原油価格は反発継続貴金属価格は調整の動き
ウィーンで開催された主要産油国会議で2018年3月期限の
 減産合意の延長を検討。結論は1月まで持ち越しとの報道に
 原油価格は1バレル当たり$50.64で越週。(前週$49.90)
・貴金属価格は調整継続。
 金価格は1オンス当たり$1,296.27で越週。(前週$1,320.76)

③為替市場

・為替市場は週足比較ではほぼ前週同様の流れ。
 週次ベース最強通貨はGBP,最弱通貨はJPY
週内の動きはUSD下落が先行するもFOMC後にUSDが
 大きく反発する展開
・週末に向けてJPY、CHFが値を下げる動きが目立つ
 展開で越週。

GLOBAL STOCKS : More than a Recovery.

主要株式市場は、前週に続き続伸中です。米株等は揃って最高値更新、日経平均も2万円台を回復するとともに年初来最高値を更新する力強さです。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
サイクル的に8月当たりで株価がピークアウトするシナリオがあり、また実際に地政学的リスクも含めて株価が反落に向かってもおかしくない材料も出てきているのですが、実際の株価は反落ではなく調整でしたと主張するような動きを見せています。

日経平均も2万円回復よりも1万9千円割れの方が現実味がある水準まで調整しましたが、そこから短期間で復活しての年初来高値の更新です。上空を某国のミサイルが通過しようがお構いなしという勢いですね。

私自身は、株価指数のPUTオプションの購入を狙っていましたが、買いそびれたままです。まだ買わないで良かったという結果オーライですが、Callオプションを売らなかっただけ良かったと思っています。

ちと、様子見ですね、これは。

CRUDE OIL : $50 Resistance Taken Out.

OPECに非OPECを加えてウィーンで行われていた主要産油国による国際会議で、来年3月までの減産合意の延長が検討されたことなどを材料に原油価格は小幅ながら続伸し、1バレル$50の壁を越えてきました。
CRUDE OIL DAILY
日次チャートでは、短いながら陽線、陰線で$50水準のレジサポ転換を確認する動き→所謂N字型のチャートパターンを作りに来ているように見えます。

振幅の下値を切り上げながらの$50ライン越えという事で、今後の展開が興味深い状況ですね。

何故か、ちょっと応援したくなる原油価格です。

PRECIOUS METALS : Correcting Down to Respective Support Levels.

貴金属価格は調整継続の流れ。
 上昇波が始まったとの見方が強まり、一気に上昇加速のシナリオもありましたが、上昇の起点となった水準を固めに来るような展開となっています。
GOLD DAILY
SILVER DAILY

一旦上昇再開派の梯子を外すかのような値動きですが、水準的には踏みとどまっており、ここから再上昇すれば非常に綺麗なチャートになります。

Bitcoinなど暗号通貨も調整地合いが続いていますが、貴金属価格もここからは目が離せない!?

そんな状況の貴金属価格です。

GBP : Still Showing Strength.

GBPは週次ベースで2週連続の最強通貨でした。
GBPUSD DAILY
GBPJPY DAILY
GBPCHF DAILY
EURGBP DAILY
お見事というしかないチャートのオンパレードですね。

USDや」JPYがどうこうではない、GBP自身に強気材料があることは明確ですね。

日本の個人FXトレーダーが最も好む通貨ペアの筆頭格であるGBPJPYもすごい勢いです。ポジションが傾きやすいので振幅も大きくなりそうですが、明確なトレンドが出ていることは良い事ですね。

USD : Got a Second Wind from FRB.

USDは小反発を消化しながら大きな潮流はズルズル値を下げる方向でトレンド化するイメージでしたが、FOMCで中銀資産ポートの縮小開始が決定されたことなどを受けてやや乱暴な反発をしています。先行していたUSDの下落は多くの主要通貨に対して月足や週足のサポート水準に到達していたタイミングでの追い風というイメージですね。

USD反転上昇というよりは、長期足のサポートからのUSD反発という流れですが、新たな材料がなければ、全体的には一旦揉み合いというイメージかと思います。
AUDUSD DAILY
EURUSD DAILY
USDCHF DAILY
USDJPY DAILY

AUDNZD : Also Volatile

AUDNZDも最近やりやすい相場になっていると思います。
AUDNZD DAILY
3波構成の上昇をやってから下落してきたイメージですが、過去のレジサポ転換のラインに当たっているので、この下落が取れた人達の買い戻しも入りそうですが、続落ならばチャート上の白いライン(週足のサポート)あたりまで行けるかもしれません。

AUDとNZDの綱引きは本当に奥深いものがあり、この通貨ペア専門のトレーダーもいれば、このペアに特化したシグナル配信サービスもあります。

トレンドが続き易い傾向もあり、引き続き定点観測を続けていきましょう。

USDJPY : Up Close to 113

USDJPYですが、今月は107円台まで下落してから113円に迫る水準まで上昇しています。
USDJPY DAILY
112円台後半で調整が入り、112円を挟んだ水準で越週しました。

チャートもそれなりに鋭角的な反発となっている事で円安論者の声も随分取り上げられていますが、中々決め打ちは出来ない状況ですね。

110.70水準をしっかり超えた時点で107円台までの下落の余韻は払しょくされた格好ですので、ここを再び明確に割り込むまでは、押し目を拾う動きも続くのではないでしょうか。

Top FX Movers of the Week.(Sept.18th - Sept.22nd 2017)

2017年9月18日(月)~9月22日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

     通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPCHF↑1.3034  1.2452  +582  +4.67%
  
  2. GBPAUD↑1.6971  1.6377  +594  +3.63%
  
  3. EURGBP↓0.8789  0.9118   -329   -3.61%
  
  4. GBPCAD↑1.6564  1.6028  +536  +3.34%
  
  5. NZDJPY↑  80.71    78.27   +244  +3.12%
  
  6. GBPUSD↑1.3584  1.3190  +394  +2.99%
  
  7. USDJPY↑110.82   107.84  +298  +2.76%
  
  8. GBPNZD↑1.8624  1.8161  +463  +2.55%
  
  9. CADJPY↑  90.83    88.69   +214  +2.41%

10. AUDJPY↑  88.65    86.83   +182  +2.10%

上昇通貨 ⇒ GBP(6回),NZD,USD,CAD,AUD
下落通貨 ⇒ JPY(4回),CHF,AUD,EUR,CAD,USD,NZD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2017年9月22日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。

     通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. NZDJPY↑ 81.94   81.44   +50  +0.61%

  2. AUDJPY↑ 89.07   88.58   +49  +0.55%

  3. NZDCHF↑0.7084 0.7047 +37  +0.53%

  4. CADJPY↑ 91.21   90.78   +43  +0.47%

  5. AUDCHF↑0.7701 0.7665 +36  +0.47%

  6. EURJPY↑134.32  133.71 +61  +0.46%

  7. NZDUSD↑0.7315 0.7284 +31  +0.43%

  8. GBPNZD↓1.8564 1.8640  -76   -0.41%

  9. CADCHF↑0.7886  0.7856 +30  +0.38%

10. EURCHF↑1.1614  1.1570 +44  +0.38%

上昇通貨 ⇒ NZD(4回),AUD(2回),CAD(2回),EUR(2回)
下落通貨 ⇒ JPY(4回),CHF(4回),USD,GBP 

2017年9月17日日曜日

Review of the Week.(Sept.11th - Sept.15th 2017)

2017年9月11日(月)~9月15日(金)の週の簡単なReviewです

*英中銀が年内の利上げを示唆
金融政策は7-2で現行政策を維持
議事録で委員の過半数が数か月以内の利上げの必要性を
 支持していることが判明

*カナダ第2四半期の家計収入に対する負債比率が史上最高水準に

*中国の1月~8月の国内投資が1999年以降の最低水準に

*北朝鮮が弾道ミサイルを発射
 →北海道上空を通過して太平洋に落下。

*中国が暗号通貨の規制強化 → 暗号通貨相場に大きめの調整
→9月4日にICO(新暗号通貨発行による資金調達)の禁止。
→更にBTC China等3大取引所がBitcoinの取引停止を発表。

金融市場

①株式市場 / 債券市場

前週の動きのより戻し債券市場から株式市場への資金還流
 が目立つ展開
日経平均は、一気に2万円を回復する勢いで19,909.50円で
 越週。(前週19,274.82円)
・米Dow→$22,268.34、S&P500→$2,500.21、Nasdaq→$6,448.47)
 (前週 $21,799.31              $2,461.61               $6,360.19)
 (前週比  +2.16%          +1.58%          +1.39%)
・米10年債利回りは、2.20%。(前週2.06%)
・米30年債利回りは、2.77%。(前週2.68%)

②商品市場

・商品市場も前週の動きの巻き戻し方向
 原油価格が反発し貴金属価格は小反落の展開
・原油価格は、1バレル当たり$49.90で越週。(前週$47.58)
・金価格は、1オンス当たり$1,320.76で越週。(前週$1,346.46)

③為替市場

GBPが大きく反発する展開。週次ベースで最強通貨。
JPYが最弱通貨CHFも弱く全般的にリスク回避バイアスの
 後退を示唆する方向
USDJPYは、前週の107円台から111円台を回復し110円台の
 後半で越週

GLOBAL STOCKS : Strong Recovery

主要株式市場は、ほぼ週を通してリスク回避バイアスが後退する展開でした。
イメージ的には、北朝鮮の挑発行為よりも国際社会が国連の場で一致して制裁決議を取り纏められたことを好感しているようにも感じられる動きでした。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

英国市場だけが、正反対の動きをしていますが、こちらはテロの疑いがある地下鉄の爆破事件や英国中銀が年内にも10年振りの利上げ実施を示唆したことによる動きだと思われます。

やっぱり物騒なネタも目に付くのですが、このまま世の中が落ち着いていくのかどうかですね・・・・

CRUDE OIL : Back to Border Skirmish @$50

原油価格は、じりじりと1バレル$50水準の鍔迫り合いに回帰してきました。
CRUDE OIL DAILY

この$50ラインは非常に大きなレベルであり、この水準の攻防戦がどちらに転ぶのかは大いに注目する価値があると思われます。

ここを抜ければ、ブル転というチャートではありませんが、下げにくくなる事は間違いないでしょう。

PRECIOUS METALS  : Correcting a bit Lower.

貴金属価格は、これまでの反発を幾分調整する展開でした。
GOLD DAILY
SILVER DAILY

ノーマルな調整であり、大きな流れがブル転しているというシナリオが揺らぐレベルの調整にはなっていません。

上放れ時に乗れなかった投資家が押し目を拾う展開が予想されますね。

GBP : Jumped on BOE Rate Hike Signal.

BOEの金融政策では現行政策の維持が発表されましたが、同MPCの議事録で委員の過半数が数か月以内の利上げを必要とする意見を共有していることが判明したことでGBPは綺麗に吹き上がっています。
GBPUSD DAILY
GBPJPY DAILY
対USD,対JPYともにDAILYチャートは垂直的な急上昇をしています。

GBPはその他主要通貨とのクロス取引でも上値をしっかり伸ばしています。

調整ありきなので飛び乗りはやばそうですが、チャート的には随分と流れが明確になってきていますね。

GBPCAD DAILY
GBPCHF DAILY

EURGBP DAILY

CADJPY  : Now @ Pivotal Level.

CADJPYが重要節目に接近中です。
CADJPY DAILY
DAILYチャートは、前回高値を上抜けしています。

CADJPY WEEKLY
WEEKLYチャートでもしっかりと高値を更新しました。
CADJPY MONTHLY

このまま上昇するとMONTHLYでもしっかりとブルの目が出てくる状況だと思います。

ロングメイクならば、ここからの押し目は良い拾い場である可能性があるのではないでしょうか。

USDJPY : 107’s to 111's

USDJPYは、前週のひたすら上値の重い107円台までの円高ドル安から反転し、週末には一時111円台まで回復した後、110円台に戻しての越週となりました。
USDJPY DAILY

日次チャートでは、ブル転とはいかないまでも、一旦ベアトレンドはお預けと言った形状となっています。

1週間で5つのBig Figureを行き来するというのは、ちょっとしたVolatilityですよね。

週替わり的な展開になっていますが、安全資産という認識が北朝鮮リスクに関しては説明がつきにくい部分もあるので、今後の流れにも注意が必要でしょう。

SWINGが大きいVolatileな展開なので、ポジションテイクはどちらにしても引き付けて行うべき状況ですね。

JPY : Weaker than Thought.

「有事の円買い」、「比較的安全な円を買う動きが強まり・・・」

というような報道が当たり前のように繰り返されるようになって久しいのですが、日本自体が危機にさらされる場合は、直後は円が急騰するものの、その後は激しい円売りとなる東日本大震災の時のようなパターンもあります。

現在進行形の北朝鮮の核武装リスクについては、結局緊張が高まったり、緩和したりする際に円高なのか円安なのかはどちらでも説明ができる状況なので中々決め打ちが出来ません。

先週は、北朝鮮による6度目の核実験を受けた国際社会の対応、国連の新たな制裁決議という形で一応国際社会の足並みが揃えられたこと、それを受けた北朝鮮の反発と更なるICBM弾の発射と日本列島の上空通過・・・・このような目まぐるしい展開の中で、日本円が最弱通貨となった事は注目に値する出来事だったと思います。

USDJPYが、108円台Lowから111円台前半
GBPJPYが、142円台Lowから150円台半ば

流石にGBPJPYの8円以上の値幅程ではありませんが、別項の通り週次ベースの変動上位10ペアの中の4ペアが円安方向でランクインしています。
(上位からGBPJPY,NZDJPY,USDJPY,CADJPY)
GBPJPY DAILY
NZDJPY DAILY

基本的に市場参加者の読みは円高シナリオに傾いていた状況と思いますが、その中での円売り進行でした。

種々のリスクの中で今の状況や今後の展開をどう読むのか、それぞれのシナリオで円高、円安はどう描くのか?

ここは非常に重要な局面なのかもしれません。

USDJPY DAILY
CADJPY DAILY

Top FX Movers of the Week.(Sept.11th - Sept.15th 2017)

2017年9月11日(月)~9月15日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

    通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPJPY↑150.53  142.22  +831   +5.84%

  2. GBPCHF↑1.3034  1.2452  +582  +4.67%

  3. GBPAUD↑1.6971  1.6377  +594  +3.63%

  4. EURGBP↓0.8789  0.9118   -329   -3.61%

  5. GBPCAD↑1.6564  1.6028  +536  +3.34%

  6. NZDJPY↑  80.71    78.27   +244  +3.12%

  7. GBPUSD↑1.3584  1.3190  +394  +2.99%

  8. USDJPY↑110.82   107.84  +298  +2.76%

  9. GBPNZD↑1.8624  1.8161  +463  +2.55%

10. CADJPY↑ 90.83    88.69  +214   +2.41%

上昇通貨 ⇒ GBP(7回),NZD,USD,CAD
下落通貨 ⇒ JPY(4回),CHF,AUD,EUR,CAD,USD,NZD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2017年9月15日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。

      通貨ペア  終値  始値 変動(pips) 変動(%)
  1. NZDCAD↓0.8887  0.8908   -21  -0.24%

  2. NZDJPY↓   80.71    80.90   -19  -0.23%

  3. NZDCHF↓0.6991  0.7007   -16  -0.23%

  4. GBPNZD↑1.8624  1.8583  +41 +0.22%

  5. NZDUSD↓0.7288  0.7301   -13  -0.18%

  6. AUDCAD↓0.9752  0.9766   -14  -0.14%

  7. EURGBP↓0.8789  0.8801   -12   -0.14%

  8. GBPAUD↑1.6971  1.6952  +19  +0.11%

  9. GBPJPY↑150.53   150.37  +16  +0.11%

10. AUDCHF↓0.7674  0.7682    -8   -0.10%

上昇通貨 ⇒ GBP(4回),CAD(2回),CHF(2回),USD,JPY
下落通貨 ⇒ NZD(5回),AUD(3回),EUR,JPY

2017年9月10日日曜日

Review of the Week.(Sept.4th - Sept.8th 2017)

2017年9月4日(月)~9月8日(金)の週の簡単なReviewです。

*9月3日(日)に北朝鮮が6度目の核実験
→8月29日のICBM日本上空通過に続く過去最大規模の
 核実験。

*米連邦政府の債務上限問題で短期引上げ合意
→Trump政権と民主党が12月までの短期引き上げで合意。

*カナダ中銀がサプライズ利上げ
→7月に続く25bpの利上げを実施(0.75%→1.0%)。
 年内追加利上げにも含み

*欧州中銀、現行金融政策維持
緩和縮小は10月に決定の動き
直近のEUR高への明確な懸念表明は無し

金融市場

①株式市場 / 債券市場

強まる先行き不透明感により株式市場から債券市場への
 資金移動が続く流れ
・日経平均は、19,274.82円で越週。(前週19,691.47円)
・米Dow→$21,799.31、S&P500→$2,461.61、Nasdaq→$6,360.19)
 (前週 $21,988.11              $2,476.53               $6,435.33)
 (前週比  -0.86%          -0.61%          -1.17%)
・米10年債利回りは、2.06%。(前週2.17%)
・米30年債利回りは、2.68%。(前週2.75%)

②商品市場

商品市場は、週次ベースで底堅い展開
 原油価格は小幅に上昇、貴金属は続伸。
・原油価格は、1バレル当たり$47.58で越週。(前週$47.33)
・金価格は、1オンス当たり$1,346.46で越週。(前週$1,325.10)

③為替市場

USDが最弱通貨USD Indexも2015年1月以来の安値へ
 EURは対USDで2015年1月以来の高値
USDJPYも約1年振りの107円台に下落
週次ベースの上昇通貨は、CHF,CAD,JPYが中心

GLOBAL STOCKS : TOP SIDE HEAVIER

主要株式市場は、上げ下げしながら全般的に上値の重さが印象付けられる週でした。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

大きな下落を予測する筋も増えてきました。足元の材料を含めた総合的な先行き不透明感を考えれば、ここで株が上がる方がおかしいのは事実ではあります。

何とも微妙な越週となっており、当面日替わりの展開が続くと思いますが、大きな流れがすぐにも上向くという展開は予想しにくいおではないでしょうか。

注意していきましょう。

CRUDE OIL : TIGHT RANGE

原油価格は、米の大規模ハリケーン被害の復興需要期待もあれば、一方で多くのプロジェクト案件が棚上げされる事態への懸念もあり、比較的狭いレンジで上げ下げをしています。
CRUDE OIL DAILY
チャートの左半分にあるようなダウ理論のお手本のような下げトレンドから横ばい推移になっているのも事実ですが、これが底固めの段階なのかどうかは予断を許さないといったところでしょうか。

あまり動かないので目を離しがちですが、週次での定点観測は継続していきましょう。

PRECIOUS METALS : Now They do shine.

貴金属が引き続きいい感じです。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDに牽引される形で修復されてきたSILVERのチャートも大分GOLDに追いついてきましたね。

上げ余地の大きい持続的な上昇過程が始まっているという見方を堅持といったところでしょうか。

Oh CAD !!!  :  Hawkish BOC Pulled a Trigger.

カナダ中銀のサプライズ利上げでCADに再上昇のスイッチがはいりました。
USDCAD DAILY
CADJPY DAILY
EURCAD DAILY
USD安の週でしたが、EURやJPYに対してもこれだけ強いチャートになっているのは凄い事です。

流石により戻しもあるでしょうが、伸びしろはまだまだありそうな展開ですね。

CADが熱い秋が続きます。