というような報道が当たり前のように繰り返されるようになって久しいのですが、日本自体が危機にさらされる場合は、直後は円が急騰するものの、その後は激しい円売りとなる東日本大震災の時のようなパターンもあります。
現在進行形の北朝鮮の核武装リスクについては、結局緊張が高まったり、緩和したりする際に円高なのか円安なのかはどちらでも説明ができる状況なので中々決め打ちが出来ません。
先週は、北朝鮮による6度目の核実験を受けた国際社会の対応、国連の新たな制裁決議という形で一応国際社会の足並みが揃えられたこと、それを受けた北朝鮮の反発と更なるICBM弾の発射と日本列島の上空通過・・・・このような目まぐるしい展開の中で、日本円が最弱通貨となった事は注目に値する出来事だったと思います。
USDJPYが、108円台Lowから111円台前半
GBPJPYが、142円台Lowから150円台半ば
流石にGBPJPYの8円以上の値幅程ではありませんが、別項の通り週次ベースの変動上位10ペアの中の4ペアが円安方向でランクインしています。
(上位からGBPJPY,NZDJPY,USDJPY,CADJPY)
GBPJPY DAILY |
NZDJPY DAILY |
基本的に市場参加者の読みは円高シナリオに傾いていた状況と思いますが、その中での円売り進行でした。
種々のリスクの中で今の状況や今後の展開をどう読むのか、それぞれのシナリオで円高、円安はどう描くのか?
ここは非常に重要な局面なのかもしれません。
USDJPY DAILY |
CADJPY DAILY |