2018年3月11日日曜日

Review of the Week.(Mar.5th - Mar.9th 2018)

2018年3月5日(月)~3月9日(金)の週の簡単なReviewです

*米Trump政権の追加関税スタンスがやや軟化⇒Trump大統領が署名
NAFTA再交渉中はカナダ、メキシコを除外
日本など同盟国の扱いは今後の協議で決定
コーン国家経済会議議長は辞任。(意見対立か)

*米1月貿易赤字が拡大
→2008年10月以来の水準に拡大。
→Trump政権の追加関税の議論の時に最悪のタイミング。

*日銀金融政策決定会合が金融政策を維持
→金融政策は8対1で現状維持
(1委員はより踏み込んだ緩和を主張)

*カナダ中銀が金融政策を維持
→通商問題の先行き不透明感に言及

*米2月雇用統計:良好な内容賃金上昇には落ち着きも
→非農業部門就業者数は、313千人の増加。(予想205千人増)
→失業率は、4.1%で横ばい。
→平均時給伸び率は2.6%増。1月分は下方修正。

*加2月雇用データ : 無難な内容
→雇用者数15.4千人。(予想21.0千人)
→失業率は5.8%。(予想5.9%)

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は反発債券市場は価格反落(利回り反発)
・日経平均は、時間的に米雇用統計待ちだったこともあり
 伸びきれず21,469.20円で越週。(前週21,681.14円)
・米Dow→$25,336.67、S&P500→$2,786.50、Nasdaq→$7,560.81)
 (前週 $24,538.06              $2,691.25                $7,257.87)
 (前週比  +3.25%          +3.54%          +4.17%)
     ⇒Nasdaqは史上最高値を更新
・米10年債利回りは、2.90%。(前週2.86%)
・米30年債利回りは、3.16%。(前週3.14%)

②商品市場

商品市場は、狭いレンジ取引中心の中週次ベースでは小幅上昇
・原油価格は、1バレル当たり$62.04で越週。(前週$61.40)
・金価格は、1オンス当たり$1,323.16で越週。(前週$1,3221.31)

③為替市場

為替市場は、朝鮮半島情勢への緊張緩和期待を背景にリスク回避
 バイアスが後退
安全通貨とみなされるCHF,JPYが広範囲に売られる展開
・USDJPY,クロス円ともに上昇バイアスを維持して越週。

④暗号通貨

米国の取引所がSECへの登録を義務付けられるなど当局による規制強化
 に関する噂が出回る中、多くの暗号通貨に下落圧力がかかる展開
・Bitcoinも週前半に上昇するも後半に売りが集中する展開。
 1Bitcoin=1,002,198円。(前週1,153,825円)