2018年6月24日日曜日

Review of the Week.(June 18th - June 22nd 2018)

2018年6月18日(月)~6月22日(金)の週の簡単なReviewです

*6月18日(月)大阪で震度6弱の地震
→95年振り規模

*OPEC,ロシア等主要産油国が増産で暫定合意

*米Trump政権が今度はEU産自動車に20%関税の方針

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は前週後半から下げ基調
 債券市場は小幅に価格続伸(利回り続落)
 米Dowは週末に反発するまで8日連続陰線
・日経平均は、22,516.83円で越週(前週22,851.75円)
・米Dow→$24,580.68、S&P500→$2,754.84、Nasdaq→$7,692.82)
 (前週 $25,090.48              $2,779.42                $7,746.38)
 (前週比  -2.03%          -0.90%          -0.70%)
・米10年債利回りは、2.90%。(前週2.93%)
・米30年債利回りは、3.04%。(前週3.05%)

②商品市場

商品市場は斑模様
 週末に原油主導で反発するも原油以外は上値抑制
・原油価格はOPEC会合における主要産油国の増産合意が小幅に留まる
 見通しとなり週末に反発。1バレル当たり$69.27で越週(前週$64.64)
・金価格は1オンス当たり$1,270.24で越週(前週$1,280.04)

③為替市場

イタリアのEU残留観測などでEUR中心に欧州通貨が反発。
 USD高には一服感
原油、貴金属などの動きを背景にコモディティ通貨が負組

④暗号通貨

本邦金融庁が交換業者16社中の主要6社に行政処分を下したことで
 暗号通貨全般が続落
・1BITCOIN=682,560円(前週713,950円)

GLOBAL STOCKS : Under Corrective Pressure

主要株式市場は、持続的反落圧力にさらされ続ける展開になっています。
親分格である米株の失速も顕著で、ダウなどは金曜日に一息つくまでは8日連続下落という展開でした。欧州株もチャートの形状が随分悪化しています。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

米株、日本株はダウ理論的には上昇トレンドを辛うじて保っている状況で、トレンド継続なら絶好の買い場となりうる水準ではありますが、実際に入るなら反発が確認できてからが無難でしょう。

米ダウの8日間続落というのもすごいですね。

VIX : Now Looking Up

流石にダウの8日連続陰線など従来はなかった動きを背景にVIXは反発しています。
VIX DAILY

直近の下げ波動の値幅の6割程度を一気に戻してきた格好です。

株式市場の動向が落ち着かず、安値更新の起点となった水準(=前回高値)をクリアしていくと一気に加速する可能性もありますね。

CRUDE OIL : At the Mercy of Producers....

原油価格はしっかり反発してきました。ウィーンで開催されているOPEC会合でロシアなど非加盟の主要産油国も含めた増産合意が小規模な増産に留まりそうだという観測などが背景ですね。
CRUDE OIL DAILY
大反発、大陽線ですね・・・

Trump大統領が直接原油価格が高すぎるとTweetしたり、暫くはドタバタ劇のような値動きとなる可能性もありそうですね。

PRECIOUS METALS : Pressure Continues

貴金属価格は、週末の反発力も弱く、テクニカル的にもチャート形状はかなり悪化しています。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDが良くないですね・・・

SILVERの方が反発力がありそうで、チャート形状のダメージも少ない状況です。ここからはSILVERの動向が重要になりそうです。

BITCOIN : One Bad News after Another.

韓国の取引所のハッキング被害の後は日本における金融庁による6交換業者の行政処分の報道という具合に暗号通貨の価格が戻し始めると思うと次の悪材料が出るという流れが続いています。Bitcoin価格も反発してはまた下げるという流れです。
BITCOIN/USD DAILY

週末に下げて終わっているのが良くないですね。

円建てでも1BITCOINが70万円を割り込む展開となりました。

長い目で見て買い場という指摘も目立ちますが、短期的にはまだ下げる余地ありですので引き続き状況注視ですね。

DXY(US DOLLAR INDEX)  : Stepping Back a Bit

DXY(US DOLLAR INDEX) は、上昇波を終了し調整波に入った感じです。よく上がりましたね。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY
調整的な動きが中心の期間は手を出しにくくなりますが、利が乗ったUSDロングのある人はTrailing Stopで引っ張ればよいでしょう。

ここからは暫く保有期間を短くした回転がよろしいかと思います。

CNY :  Be Careful.

米中の貿易戦争という概念がヒートアップしています。貿易戦争、貿易摩擦というテーマはいつか必ず為替水準に飛び火するものなので、関税の次は相手の通貨制度や通貨価値に焦点が移ってくる可能性があります。

貿易収支に関して言えば、基本自国通貨安の方が自国製品を安く輸出できる一方で輸入物価は上昇するので関税をかけているようなものです。

という事で米ドルと人民元ですが・・・こんな動きです。
USDCNH DAILY
暫くUSD高でしたが、随分この通貨ペアでもUSD高に触れていますね。

兎に角今後どこかで要人発言など出れば一気に展開が変わり、Volatilityも急騰する可能性があります。

USDJPYと同じと思えば良いでしょう。

COMDOLS : Bottoms Seen?

商品市場の不調もあってコモディティ通貨が売られてきましたが、原油の反発などもあって週末はそれなりにショートの買戻しが入っていました。
AUDUSD DAILY
NZDUSD DAILY
USDCAD DAILY
商品市場の動向にもよりますが、現時点では調整的な反発にしか見えませんので、安易な逆張りは危険でしょう。

一方、Trump政権がいつUSD安を望む姿勢を打ち出してくるかわからない状況にあるとも思うので、そうなった場合の反発幅は相当なものでしょう。

テクニカルを指針としつつイベントには果敢に乗るというスタンスですかね・・・

Top FX Movers of the Week.(June 18th - June 22nd 2018)

2018年6月18日(月)~6月22日(金)の週次ベースの主要通貨動向です

      通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. NZDCHF↓0.6826  0.6925   -99  -1.43%

  2. CADCHF↓0.7448  0.7555 -107  -1.42%

  3. GBPCHF↓1.3101  1.3248 -147   -1.11%

  4. NZDJPY↓  76.00    76.82   -82   -1.07%

  5. CADJPY↓  82.92    83.81   -89   -1.06%

  6. AUDCHF↓0.7349 0.7425   -76   -1.02%

  7. USDCHF↓0.9878 0.9976   -98    -0.98%

  8. EURNZD↑1.6870 1.6722 +148  +0.89%

  9. EURCAD↑1.5460 1.5329 +131  +0.85%

10. GBPJPY↓ 145.88 146.95  -107   -0.73%

上昇通貨 ⇒ CHF(5回),JPY(3回),EUR(2回)
下落通貨 ⇒ NZD(3回),CAD(3回),GBP(2回),AUD,USD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2018年6月22日(金)北米時間における最終4時間の主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips)変動(%)
  1. CADJPY↑  82.92   82.53  +39 +0.47%

  2. USDCAD↓1.3262 1.3319  -57  -0.43%

  3. NZDCAD↓0.9165 0.9201  -36  -0.39%

  4. GBPCAD↓1.7591 1.7654  -63  -0.36%

  5. EURCAD↓1.5460 1.5514  -54  -0.35%

  6. AUDCAD↓0.9871 0.9902  -31  -0.31%

  7. CADCHF↑0.7448 0.7426  +22 +0.30%

  8. CHFJPY↑111.34  111.17 +17 +0.15%

  9. AUDJPY↑  81.83   81.72  +11 +0.13%

10. EURJPY↑128.22 128.06  +16 +0.12%

上昇通貨 ⇒  CAD(7回),CHF,AUD,EUR
下落通貨 ⇒  JPY(4回),USD,NZD,GBP,EUR,AUD,CHF

2018年6月17日日曜日

Review of the Week.(June 11th - June 15th 2018)

2018年6月11日(月)~6月15日(金)の週の簡単なReviewです

*米FOMCが利上げを決定
→政策金利の誘導目標を25bp引上げて1.75%~2.0%に。
→今年2回目の利上げ。年内あと2回で合計4回の利上げを予定。

*ECB理事会で資産購入の年内終了を決定
→10月~12月は購入額を150億ユーロに減額
 12月で購入は終了
→政策金利は少なくとも2019年夏までは据置き

*米が中国に25%制裁関税を発動へ
→知的財産の侵害を理由に戦略性の高い分野1102項目
→中国も報復措置へ

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は強保合い推移
 債券市場は小幅に価格上昇(利回り低下)
・日経平均は22,851.75円で越週。(前週22,694.50円)
・米Dow→$25,090.48、S&P500→$2,779.42、Nasdaq→$7,746.38)
 (前週 $25,316.53              $2,778.97                $7,645.51)
 (前週比  -0.89%          +0.01%          +1.32%)
・米10年債利回りは、2.93%。(前週2.95%)
・米30年債利回りは、3.05%。(前週3.08%)

②商品市場

商品市場は週末に原油主導の大幅反落
OPEC会合前にサウジアラビア、ロシアから増産発言が出て
 原油価格は金曜日だけで3%超の大幅下落
 1バレル当たり$64.64で越週。(前週$65.64)
・金価格は1オンス当たり$1,280.04で越週(前週$1,298.16)

③為替市場

USDが上昇。USDインデックスの週次パフォーマンスは
 過去7週間で最高
CAD主導でコモディティ通貨が苦戦する展開

④暗号通貨

・韓国の取引所のハッキング被害などを背景に暗号通貨全般
 に売りが優勢の展開
・1BITCOIN=713,950円(前週841,496円)

GLOBAL STOCKS : Cautiously Bullish

主要株式市場は、警戒感もありますが資金流入に著変なしといった状況です。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

VIX : Very Low.

VIX指数も素直に下落ですね。
VIX DAILY
低水準に張り付いたままですね。

CRUDE OIL : Fell Before OPEC

今週ウィーンで開催されるOPECを前に、サウジアラビア、ロシア両国から増産意向が示されたことで週末に原油価格が大幅に反落しました。
CRUDE OIL DAILY
木曜日まで上げていて、金曜日にガチョンと落ちてお終いというひどい展開でした。

とほほ・・・

PRECIOUS METALS : Whipsawed

貴金属は従来レンジの上抜けをして走り始めたと思ったところから原油に歩調を合わせるように金曜日に大幅反落となりました。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
チャートも最後に垂直落下のような形になってしまいましたね。

特にGOLDが良くないですね・・

BITCOIN : Broke Lower

暗号通貨の鍔迫り合いは値崩れ方向に決着がつきました。
BITCOIN/USD DAILY
円建てでも80万円を割れて70万円の攻防となっています。

韓国で日本でもあったような取引所のハッキング被害が起きたことなども影響しているようです。

状況注視ですね・・・

DXY(US DOLLAR INDEX)  : Best Weekly performance in 7weeks.

USD Dollar Indexは堅調推移を維持しています。
過去7週間のベスト週となっていますね。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY
売ってみたくなるチャートですが、続伸で高値を取るなら上値余地が拡大します。

ここから走るんでしょうか?

USDCAD :  More Upside?

増産が見込まれるOPEC前の原油価格下落と為替市場のUSD上昇トレンド継続を受けてUSDCADが上値余地を広げて来ている可能性があります。
USDCAD DAILY
前週はCADに勢いが出ていたのに、原油や貴金属同様に市場参加者が翻弄される展開になっています。

USDCAD WEEKLY
USDCAD MONTHLY
日足の高値更新に加えて週足、月足といった上位足も追随し始めています。

また週替わりだったりして・・

Top FX Movers of the Week.(June 11th - June 15th 2018)

2018年6月11日(月)~6月15日(金)の週次ベースの主要通貨動向です

        通貨ペア  終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. USDCAD↑1.3205 1.2931  +274  +2.12%

  2. AUDUSD↓0.7443 0.7598  -155   -2.04%

  3. EURUSD↓1.1607 1.1769  -162   -1.38%

  4. USDCHF↑0.9976 0.9850 +126  +1.28%

  5. NZDUSD↓0.6941 0.7030    -89   -1.27%

  6. GBPCAD↑1.7539 1.7336 +203  +1.17%

  7. GBPAUD↑1.7846 1.7650 +196  +1.11%

  8. CADJPY↓   83.81   84.72    -91   -1.07%

  9. USDJPY↑110.66  109.54 +112  +1.02%

10. AUDJPY↓  82.34    83.19    -85   -1.02%

上昇通貨 ⇒  USD(6回),GBP(2回),JPY(2回)
下落通貨 ⇒  CAD(3回),AUD(3回),EUR,CHF,NZD,JPY

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2018年6月15日(金)の北米時間の最終4時間での主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値  変動(pips) 変動(%)
  1. NZDCAD↑0.9165 0.9144  +21  +0.23%

  2. EURCAD↑1.5329 1.5298  +31  +0.20%

  3. USDCAD↑1.3205 1.3183  +22  +0.17%

  4. GBPCAD↑1.7539 1.7510  +29  +0.17%

  5. NZDCHF↑0.6925 0.6914  +11  +0.16%

  6. AUDNZD↓1.0721 1.0736   -15  -0.14%

  7. NZDJPY↑   76.82   76.72  +10  +0.13%

  8. EURCHF↑1.1579  1.1566  +13  +0.11%

  9. EURAUD↑1.5597 1.5580  +17  +0.11%

10. USDCHF↑0.9976  0.9966 +10  +0.10%

上昇通貨 ⇒ NZD(4回),EUR(3回),USD(2回),GBP
下落通貨 ⇒ CAD(4回),CHF(3回),AUD(2回),JPY

2018年6月10日日曜日

Review of the Week.(June 4th - June 8th 2018)

2018年6月4日(月)~6月8日(金)の週の簡単なReviewです

*米4月貿易統計が改善傾向
輸出増により貿易赤字が過去7ヶ月で最低水準

*ECBのQE出口戦略に注目集まる
→今週のECB会合で国債買い入れの継続の是非を議論

*加5月雇用データが予想を裏切る内容
→雇用者数が予想外の7.5千人の減少(予想23.5千人増)
→4月、5月と2か月連続で減少
→失業率は5.8%で横ばい

*G7会合で足並みそろわず?
→Trump政権の保護主義への批判強く、6対1で米が孤立
→米朝会談もありTrump大統領は閉幕前に退出
→Trump大統領はG7会合へのロシアの復帰も主張

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は米株主導で堅調推移
 債券市場は価格反落(利回り反発)の動き
・日経平均は、22,694.50円で越週。(前週22,171.35円)
・米Dow→$25,316.53、S&P500→$2,778.97、Nasdaq→$7,645.51)
 (前週 $24,634.63              $2,734.43                $7,554.33)
 (前週比  +2.76%          +1.62%          +1.21%)
・米10年債利回りは、2.95%。(前週2.90%)
・米30年債利回りは、3.08%。(前週3.05%)

②商品市場

商品市場は全体的に保合い推移
・原油価格は、JPモルガンの先行き予想下方修正などもあり上値の重い
 展開。1バレル当たり$65.64で越週(前週$65.53)
・貴金属は小幅に反発。
 金価格は1オンス当たり$1,298.16で越週(前週$1,293.26)

③為替市場

週末にカナダで開催されうG7会合を睨み動きにくい展開
USDは週初から4日下げて週末に反発するも週次ベースでマイナス
EUR,GBP,NZDが堅調に推移
・JPY,USDが週次ベースではUnderperformer

④暗号通貨

暗号通貨も狭い範囲のレンジ推移上値抑制感は継続
・1BITCOIN=841,496円(前週830,398円)

GLOBAL STOCKS : High Price and Low VIX 1

主要株式市場は、米株中心に堅調推移。呼応してVIX指数も低下しています。
米株のチャートが綺麗ですね。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

VIX : High Price and Low VIX 2

前項の通りチャート的にも修復著しい米株を反映してVIX指数は低下の動きです。
VIX DAILY

消化不良のG7会合、未知数の米朝会談を前に、恐怖指数は実にリラックスしていると言えそうです。


CRUDE OIL : Already Turned ?

原油価格は、横ばい推移でした。
CRUDE OIL DAILY
ダウ理論的にはトレンドが転換しており、ここからは戻り売りとなります。

実際に市場には原油価格の下落方向への戦略を取り始める動きが出てきています。

反発力を注視しましょう。

PRECIOUS METALS : STILL UPHILL BATTLE

貴金属は粘りながらも上値を抑制される展開が続いています。上昇モメンタムは感じられますが、上昇トレンド復活まで持ち込めるかどうかが焦点です。
GOLD DAILY
SILVER DAILY

チャート的にはSILVERの方が気を吐いている格好です。

GOLDがキャッチアップしてくると面白いのですが・・・

BITCOIN : Skirmish Continues.

暗号通貨は底堅くも上値の重いレンジ取引が続きます。楽観、悲観の交錯する状況ですが、今は暗号通貨市場が大きな注目を集めている感じでもないですね。
BITCOIN/USD DAILY
チャート的にも無風状態ですね。円建てのBITCOINで見ても引き続き80万円は割り込まず、徐々に反発を試みているような状況が続いています。


DXY(US DOLLAR INDEX)  : Downside Limited..

DXY(US DOLLAR INDEX) は、失速しては下落せずに盛り返してくる展開が続いています。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY
先週は、週初から4本陰線を出しましたが、週末に小反発して引けています。

アナリストのレポート等では依然強気の見方が多いのですが、実際にこのチャートはお見事という感じですね。

CAD : Strong Finish on Weak Data.

雇用データが大きく予想を下回ったカナダですが、CADは週末にStrong Finishを見せています。
USDCAD 1H
USDCAD 4H
別項の北米時間のラスト4時間でのランキングではCADが最強通貨でしたね。週越えではポジションを持ち越せない勢力によるショートスクィーズで終了したものと思われます。

相場は単純ではありませんね。

Top FX Movers of the Week.(June 4th - June 8th 2018)

2018年6月4日(月)~6月8日(金)の週次ベースの主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. EURJPY↑128.91  127.68  +123  +0.96%

  2. EURUSD↑1.1769 1.1659  +110  +0.94%

  3. EURCAD↑1.5218 1.5102  +116  +0.77%

  4. EURCHF↑1.1593 1.1517    +76  +0.66%

  5. NZDUSD↑0.7030 0.6987    +43  +0.62%

  6. NZDJPY↑  76.99   76.52    +47   +0.61%

  7. EURAUD↑1.5491 1.5405    +86   +0.56%

  8. EURGBP↑0.8776 0.8734    +42   +0.48%

  9. GBPUSD↑1.3411 1.3348    +63   +0.47%

10. GBPJPY↑ 146.85 146.20   +65   +0.44%

上昇通貨 ⇒ EUR(6回),NZD(2回),GBP(2回)
下落通貨 ⇒ JPY(3回),USD(3回),CAD,CHF,AUD,GBP

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2018年6月8日(金)北米時間の最後の4時間での主要通貨動向です

       通貨ペア  終値 始値 変動(pips)変動(%)
  1. AUDCAD↓0.9820  0.9850  -30   -0.30%

  2. NZDCAD↓0.9087  0.9114  -27   -0.30%

  3. CADJPY↑   84.72    84.51 +21  +0.25%

  4. EURCAD↓1.5218  1.5253  -35   -0.23%

  5. GBPCAD↓1.7336  1.7373  -37   -0.21%

  6. USDCAD↓1.2931  1.2957  -26   -0.20%

  7. NZDCHF↓0.6925  0.6935  -10   -0.14%

  8. AUDCHF↓0.7483  0.7493  -10   -0.13%

  9. CADCHF↑0.7618  0.7608 +10  +0.13%

10. CHFJPY↑111.20   111.08 +12  +0.11%

上昇通貨 ⇒ CAD(7回),CHF(3回)
下落通貨 ⇒ AUD(2回),NZD(2回),JPY(2回),EUR,GBP,USD,CHF

2018年6月3日日曜日

Review of the Week.(May 28th - June 1st 2018)

2018年5月28日(月)~6月1日(金)の週の簡単なReviewです

*米朝首脳会談は予定通り6月12日開催方向

*米Trump大統領が自動車など追加関税の意向表明
→鉄鋼などに続き自動車などにも25%レベルの関税の意向
→中国、欧州など対抗措置の方向

*米5月雇用統計が好調維持
非農業部門雇用者数(NFP)は223千人増(予想189千人増)
失業率は18年振り低水準となる3.8%に低下
平均時給は0.3%増
Trump大統領が指標発表前に強い雇用データを示唆するTweet
 (前例のない行為)

*米St.Louis連銀Bullard総裁
→欧州、日本の金融政策が緩和的なら米の継続利上げには限界あり
→今後景気後退となれば米には様々な選択肢在り。

*加中銀が現行金融政策を維持
→先行き不透明な貿易摩擦懸念などにより今回は利上げなし。
→今後の利上げ観測はより強まる内容。

*イタリア、スペインの政情不安定化による南欧売りが進行
→イタリアは、ポピュリストの「5つ星」と「同盟」が連立を樹立へ
 政情不安は一応沈静化方向
→スペインは汚職疑惑からラホイ首相の不信任可決。
 社会労働党サンチェス党首が次期首相へ

金融市場

①株式市場 / 債券市場

振れ幅の大きい展開の中、主要株式市場は保合い推移
 債券市場は価格続伸(利回り続落)の動き
・日経平均は、22,171.35円で越週。(前週22,450.79円)
・米Dow→$24,634.63、S&P500→$2,734.43、Nasdaq→$7,554.33)
 (前週 $24,727.25              $2,718.47                $7,431.58)
 (前週比  -0.48%          +0.48%          +1.62%)
・米10年債利回りは、2.90%。(前週2.93%)
・米30年債利回りは、3.05%。(前週3.09%)

②商品市場

商品市場は全般的に上値の重い展開が継続し週次ベースで続落
・原油価格は、1バレル当たり$65.53で越週。(前週$67.83)
・金価格は、1オンス当たり$1,293.26で越週。(前週$1,303.50)

③為替市場

神経質なレンジ取引中心で一方向の値幅は伸びず
 リスク回避バイアスはやや後退し週次ベースで
 JPY,USD,CHFは下落サイド
上昇サイドの主役はNZD。大規模なショートスクィーズを観測。

④暗号通貨

暗号通貨は小反発もモメンタム弱く保合い推移
・1Biycoin=830,398円(前週827,501円)

GLOBAL STOCKS : A bit Wild Range

主要株式市場は、上げ下げそれぞれに日々の振れ幅も大きめでしたが週次ベースでは痛み分けのような展開でした。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
米雇用統計は強い内容でしたし、心配された米朝会談は予定通り6月12日に開催されそうな流れです。

一方で米の貿易関税強化のスタンスは相互補完型のグローバル経済には明らかな打撃であり、イタリア、スペインの政情不安も心配の種です。

微妙な状況での月替わりとなりました。状況を注視していきましょう。

VIX : Edging Lower

VIX指数は、やや楽観度が増しているイメージで動いています。
VIX DAILY

前週観測されたVIX上昇にBETする推奨は、先週前半のVIX上昇時にあっさり手仕舞い方向で動いていたようです。

相場ですので勝てば官軍ですが、大きな株価の反落にBETしていたわけではなかったようですね。

ここへ来て中国株などには随分楽観論も出てきています。機関投資家は主要国の株式に関しては、なかなかExposureの落としにくい状況が続きそうです。

CRUDE OIL : Bigger Correction than Expected.

原油価格には大きめの調整が入っています。
CRUDE OIL DAILY
日次チャートの形状としては、高値更新時の起点となったサポートラインを下抜けし、小反発したものの同ラインで抑えられて反落してきた格好です。

テクニカルにはベア転の可能性を頭に入れないといけませんね。

目先はConsolidationと見ますが、原油価格に関してはブルトレンドの修復か崩壊かというのが6月のテーマとなりそうです。

PRECIOUS METALS : Trying to Hang in

貴金属価格は、苦戦しながら横ばっているという状況です。
こちらもなかなかチャートが修復できず、されど壊れず…という状況ですね。
GOLD DAILY
SILVER DAILY