2019年8月25日日曜日

Review of the Week.(Aug.1975 - Aug.23rd 2019)

2019年8月19日(月)~8月23日(金)の週の簡単なReviewです

*中国:金融緩和+対米輸入品報復制裁関税を発表
→米は既存制裁関税の15%から30%への関税引上げで対抗

*米FRBパウエル議長:追加利下げ示唆発言
米中摩擦による景気減速懸念も「見本となる前例無し」の
 苦労も吐露
追加緩和の可能性に言及も時期などには言及せず
大幅利下げを求めるTrump大統領は不満表明
 →「パウエル議長が辞任したいなら慰留せず

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は先週も続落
 債券市場も価格続伸(利回り続落)
・日経平均は20,710.91円で越週(前週20,418.81円)
 →海外時間の先物取引で20,210円まで下落
・米Dow→$25,630.05、SP500→$2,847.25、Nasdaq→$7,751.77)
 (前週 $25,887.08                $2,888.73                $7,895.99)
 (前週比  -0.99%         -1.44%           -1.83%  )
・米10年債利回りは、1.52%(前週1.55%)
・米30年債利回りは、2.01%(前週2.01%)

②商品市場

商品市場は斑模様の保合い推移
・原油価格は1バレル当たり$53.87で越週(前週$54.87)
・金価格は1オンス当たり$1,528.11で越週(前週$1,514.16)

③外国為替市場

先週の通貨市場では金利先安観から北米通貨が下落し、
 南半球通貨も続落する展開
相対的にJPY,GBP,EURが勝ち組となる展開

④暗号通貨

先週の暗号通貨市場は弱保合い推移
・1BITCOIN=1,055,161円(前週1,110,329円)

GLOBAL STOCKS : Still Less Favored than Fixed Income

主要株式市場は中々落ち着ききれません。先週も少なからぬ資本がいったん戻っても結局は債券市場に流れてしまう展開が続きました。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
欧州及び日本株は短期から中期移動平均までが水平~右下がりという状況になっています。

ダウ理論的に見ても非常に弱い形状になってきている事がわかりますね。

いよいよ最終週に入る訳ですが、とにかく8月もタフな月になりました。

VIX : Swinging Back Higher

当然ながらVIX指数(恐怖指数)は反発となりました。
VIX DAILY
それでもまだまだ抑制的で、パニック感はほとんど感じられないように思いますけどね・・・

CRUDE OIL : Topside Feels Heavy

原油価格は先週も小動きでした。地味な陰線ではありますが、上値の重さが印象に残るような展開だったと思います。
CRUDE OIL DAILY
うーん 重いですね・・・

PRECIOUS METALS : Edging Up

先週の貴金属は狭い幅での鍔迫り合いの展開でしたが、週末に上げ圧力が勝った形で悪くない形状での越週でした。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
中々良い感じのチャートですね。上値期待はまだまだ大きいです。

CRYPTO CURRENCY : Not in Investors' Choice

暗号通貨は先週も伸び悩みの展開で、株式市場から流出する資本の受け入れ先にはなれていません。
BITCOIN/USD DAILY
ETHEREUM/USD DAILY
XRP/USD DAILY
XRPにやや反発の気配という印象ですが、BITCOINも明確に勢いを失ってきました。

暗号通貨はここを凌げるでしょうか?

DXY(US DOLLAR INDEX) : US Dollar Lower vs Other Majors

DXY(US DOLLAR INDEX)は、なんだかんだでFRBの追加利下げ期待を背景に下落して越週した格好です。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

今後は上昇ダウが維持できるかどうか試されるような展開が考えられます。

売り言葉に買い言葉のような展開でFRB議長が辞任するなどと言う展開になるとUSD売りは歯止めが利きにくいでしょう。

可能性は低いと思いますが、リスクは頭に入れておきましょう。

Top FX Movers of the Week.(Aug.19th - Aug.23rd 2019)

2019年8月19日(月)~8月23日(金)の週次ベース主要通貨動向です

         通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%) 
  1. GBPNZD↑1.9210  1.8899  +311 +1.65%

  2. GBPAUD↑1.8188  1.7910  +278 +1.55%

  3. NZDJPY ↓  67.43    68.33    -90  -1.32%

  4. GBPCAD↑1.6325  1.6113  +212 +1.32%

  5. AUDJPY ↓  71.23    72.15    -92  -1.28%

  6. GBPUSD↑1.2285  1.2153  +132 +1.09%

  7. CADJPY ↓  79.35    80.18    -83  -1.04%

  8. EURNZD↑1.7421  1.7244  +177 +1.03%

  9. EURAUD↑1.6493  1.6350  +143 +0.87%

10. USDJPY ↓105.42  106.32    -90  -0.85%

上昇通貨 ⇒ GBP(4回),JPY(4回),EUR(2回)
下落通貨 ⇒ NZD(3回),AUD(3回),CAD(2回),USD(2回)

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2019年8月23日(金)の北米時間の最終4時間の主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. CADJPY ↑  79.35   79.12  +23  +0.29%

  2. USDCAD↓1.3286 1.3323   -37   -0.28%

  3. NZDCAD↓0.8498 0.8520   -22   -0.26%

  4. EURCAD↓1.4803 1.4840   -37   -0.25%

  5. CADCHF↑0.7339  0.7321 +18  +0.25%

  6. GBPJPY ↑129.53  129.31 +22  +0.17%

  7. AUDCAD↓0.8977  0.8991  -14   -0.16%

  8. GBPUSD↑1.2285  1.2268  +17  +0.14%

  9. GBPNZD↑1.9210  1.9184  +26  +0.14%

10. AUDJPY ↑  71.23    71.14   +9  +0.13%

上昇通貨 ⇒ CAD(6回),GBP(3回),AUD
下落通貨 ⇒ JPY(3回),USD(2回),NZD(2回),EUR,CHF,AUD

2019年8月18日日曜日

Review of the Week.(Aug.12th - Aug.16th 2019)

2019年8月12日(月)~8月16日(金)の週の簡単なReviewです

*米:対中追加関税発動の一部延期を発表
→携帯電話、ラップトップなどは12月へ

*米:2007年以来初めて2年債と10年債の利回りが逆転
→短期金利>長期金利の逆イールド状態は一般に景気後退
 のシグナル

*米:St.Louise連銀Bullard総裁が火消発言
→景気後退シグナルは逆イールド状態の常態化であり、
 単発事象は懸念材料ではない

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は先週も続落
 債券市場も価格続伸(利回り続落)
・日経平均は20,418.81円で越週(前週20,684.82円)
・米Dow→$25,887.08、SP500→$2,888.73、Nasdaq→$7,895.99)
 (前週 $26,287.51                $2,918.79                $7,959.14)
 (前週比  -1.53%         -1.03%           -0.79%  )
・米10年債利回りは、1.55%(前週1.73%)
・米30年債利回りは、2.01%(前週2.25%)

②商品市場

先週の商品市場は堅調な推移
・原油価格は1バレル当たり$54.87で越週(前週$54.37)
・金価格は1オンス当たり$1,514.16で越週(前週$1,497.95)

③外国為替市場

先週の外国為替市場は他市場比抑制的な落ち着いた値動き
堅調な英雇用データなどを材料にGBPが最強通貨、AUDが追随
独の景気指標停滞などを受けてEURが下げる流れ
USD,JPYは比較的中立的な動きで一方向には動かず

④暗号通貨

先週の暗号通貨市場は荒れ模様で売り圧力が優勢な展開
・1BITCOIN=1,110,329円(前週1,206,000円)

GLOBAL STOCKS : Confusion Everywhere

先週の主要株式市場は大荒れで、値幅の大きい振幅はほぼ週を通して報道番組のトップテーマでの扱いとなっていました。週次ベースで終値を比較する上では、大騒ぎするような下落ではないのですが、その過程で起きたジェットコースターのような上下動が一層の資本流出と債券市場への移動を齎したと言えるでしょう。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
大荒れの8月相場となっていますね。

大幅な続落や反発よりもドタバタしながらのConsolidationというか、一旦この近辺でもみ合いに入るのではないでしょうか。

VIX : Busy Week

VIX指数ですが、流石に先週は急騰する局面がありましたが、株価が相応に持ち直して引けている事もあって週末前には結構落ち着いて引けています。週次ベースでは先週末よりも小幅な上昇という程度ですね。
VIX DAILY

陽線、陰線がぐちゃぐちゃに入り混じった感じのチャートですね。

前週17台、先週18台ですが、15水準に収斂していくような流れになるのではないかと見ています。

CRUDE OIL : Out of Focus Now 

先週の原油価格はほぼ無風と言った状況ですが、確かに他市場が荒れ放題でしたから一旦金融市場の関心はここには向かっていない状況かと思います。イラン情勢など材料はあるのですが・・・
CRUDE OIL DAILY
基本下げ圧力が継続する中で、地政学リスク上の何かがあれば急騰も・・・

そんな状況が続きます。

PRECIOUS METALS : EDGING HIGHER AGAIN

先週の貴金属市場は資本流入による価格上昇という動きですが、値幅的にはさほど大きな資本流入でもなかったという印象です。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDもSILVERも綺麗な上昇波動が継続中と言ったところでしょうか。

中長期的な上げ余地はまだまだ大きそうです。

CRYPTO CURRENCY : More Pressure

先週の暗号通貨市場は、試練継続モードで全通貨がより強い下落圧力を受けている印象でした。
BITCOIN/USD DAILY
ETHEREUM/USD DAILY
XRP/USD DAILY
XPR(Ripple)が特に不調な印象ですが、BITCOINあたりは崩れずに踏ん張っているイメージです。

ここらで踏ん張っていると、またいつか風も吹くという事でしょう。

DXY(US DOLLAR INDEX) : Now Higher.

先週のDXY(US DOLLAR INDEX)は、株価の乱高下や米金利の長短逆イールド化などの混乱を消化しつつ、結局米ドルには上昇圧力がかかる展開となりました。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

チャート的には重要ラインにひかかかって越週という感じですね。

先週の通貨市場の比較的落ち着いた展開は、かえって不気味な印象も残りました。

米ドルも日本円もまだまだ予断は許さない状況ですね。

Top FX Movers of the Week.(Aug.12th - Aug.16th 2019)

2019年8月12日(月)~8月16日(金)の週次ベース主要通貨動向です

        通貨ペア  終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. EURGBP↓0.9127  0.9313  -186  -2.00%

  2. GBPJPY ↑129.23  127.05 +218 +1.72%

  3. GBPNZD↑1.8899  1.8589 +310 +1.67%

  4. GBPCHF↑1.1877  1.1696  +181 +1.55%

  5. GBPCAD↑1.6113  1.5907  +206 +1.30%

  6. GBPAUD↑1.7910  1.7714  +196 +1.11%

  7. GBPUSD↑1.2153  1.2026  +127 +1.06%

  8. EURUSD↓1.1090  1.1201   -111  -0.99%

  9. EURAUD↓1.6350  1.6513   -163  -0.99%

10. AUDJPY ↑  72.15    71.66    +49 +0.68%

上昇通貨 ⇒ GBP(7回),AUD(2回),USD
下落通貨 ⇒ EUR(3回),JPY,NZD,CHF,CAD,AUD,USD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2019年8月16日(金)の北米時間の最終4時間での主要通貨動向です

        通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPCHF↓1.1877  1.1901  -24   -0.20%

  2. CADJPY ↑ 80.18    80.03  +15 +0.19%

  3. GBPCAD↓1.6113  1.6143  -30  -0.19%

  4. NZDCAD↓0.8525  0.8539  -14  -0.16%

  5. AUDCAD↓0.9000  0.9012  -12  -0.13%

  6. CHFJPY ↑ 108.70  108.56 +14 +0.13%

  7. NZDCHF↓0.6287   0.6295   -8   -0.13%

  8. AUDCHF↓0.6635   0.6643   -8   -0.12%

  9. USDCAD↓1.3267   1.3280 -13   -0.10%

10. EURCAD↓1.4718   1.4732 -14   -0.10%

上昇通貨 ⇒ CAD(6回),CHF(4回)
下落通貨 ⇒ GBP(2回),JPY(2回),NZD(2回),AUD(2回),USD,EUR

2019年8月11日日曜日

Review of the Week.(Aug.5th - Aug.9th 2019)

2019年8月5日(月)~8月9日(金)の週の簡単なReview です

*豪:RBA(中銀)が政策金利(OCR)を1%に据置き
→6月、7月の連続利下げの効果を見極め

*NZ:RBNZ(中銀)が政策金利を0.5%引下げ
→1.5%から1.0%に引き下げ+今後の追加利下げも示唆
→総裁はマイナス金利の可能性にも言及

*インド中銀、タイ中銀も利下げ

*米が中国を為替操作国に認定
→1994年以来の認定
→過去10年間検討してきたケース

金融市場

①株式市場 / 債券市場

先週の主要株式市場は続落の流れ
 債券市場も価格続伸(利回り続落)
・日経平均は、20,684.82円で越週(前週21,087.16円)
・米Dow→$26,287.51、SP500→$2,918.79、Nasdaq→$7,959.14)
 (前週 $26,485.01                $2,932.04                $8,004.07)
 (前週比  -0.75%         -0.46%           -0.56%  )
・米10年債利回りは、1.73%(前週1.85%)
・米30年債利回りは、2.25%(前週2.38%)

②商品市場

先週の商品市場は、原油価格が小幅に続落
 貴金属価格は大幅続伸の流れ
・原油価格は1バレル当たり$54.37で越週(前週$55.22)
・金価格は1オンス当たり$1,497.95で越週(前週$1,440.74)

③外国為替市場

先週は外国為替市場でもリスク回避バイアスが上昇する流れ
・上昇通貨ではCHF,JPYが続伸し、EURが追随
GBPが最弱通貨で、利下げ幅の大きかったNZDが追随
 AUDも下落組

④暗号通貨

暗号通貨は斑模様の展開
BITCOINは堅調維持だが、Ethereum,XPRはじり貧の流れ
・1BITCOIN=1,206,000円(前週1,147,600円)

GLOBAL STOCKS : Another Tough/Rough Week.

先週の主要株式市場は基本続落しており、
日々の変動幅もザラ場局面の上下幅も拡大傾向です。まさにドッタン・バッタン相場ですね・・・
DAX30 DAILY

FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
タガが外れたような状況で、前日比で相当幅で下落しながら終値ベースでは陰線ではあっても一時よりは随分戻っているというような展開が多いです。

長期金利の下がり方を見ても債券への資本移動も相当規模ですし、呼応するかのように主要な中銀が緩和バイアスを強めてきました。

先が読み難い状況ですが、当面は大きなSWING相場が続くことは間違いなさそうです。

VIX : WILD RIDE!

株式市場のSWINGが報道番組でも頻繁に取り上げられており、先週のVIX指数も大きな値幅での上下SWINGとなりました。週足ベースでは下がっていますね。
VIX DAILY

米中貿易交渉やイラン問題など株式市場の波乱要素は中長期的な政治課題であるため、SWINGしながら水準を上げて行くような展開が続くのではないでしょうか。

CRUDE OIL : Consolidation

原油価格は先週も伸びませんでした
CRUDE OIL DAILY
週全体で「行って来い」だったイメージでしょうか。

概ね前回のボトムと同じ水準まで下がったところで一旦反発を試みている状況ですね。

為替市場で米ドルに下落圧力も出ているので、一息つきやすい環境ではあります。

PRECIOUS METALS : GOLD @ $1,500 and Silver @$17

先週も貴金属価格は続伸しました
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDは1オンス$1,500、同じくSILVERは1オンス$17という水準まで回復が継続してきました。

やっとこさ・・・ついにこういう日が来ましたというイメージですが、長期的に大きく上昇する絵柄の中で、目先は一旦調整予想も出ています。

CRYPTO CURRENCY : Not looking Great

先週の暗号通貨はやや苦戦といったイメージでしたが、BITCOINだけは堅調推移を維持できています。
BITCOIN/USD DAILY
Ethereum/USD DAILY
XRP/USD DAILY
基本的には暗号通貨は上昇トレンドと見ていますが、目先は調整圧力も蔓延りそうですね。

DXY(US DOLLAR INDEX) : Want it Lower?

米中の貿易問題・・・というか世界覇権をかけたせめぎ合いの様相ですが、ここへ来て遂に為替市場が大きく巻き込まれていきそうな状況になっていますね。
USDは下落バイアスのかかり易い状況が続くものと思われます。
DXY(US DOLLAR INDEX)もそういう背景で失速中のイメージです。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

NZD : Aggressive Rate Cut by RBNZ

金融市場では各国中銀の緩和合戦、通貨安誘導合戦というようなコンセプトが再浮上していますが、先週はNZ中銀の0.5%利下げのインパクトが強く素直なNZD売りにつながりました。
NZDUSD DAILY
NZDJPY DAILY
AUDNZD DAILY
リスク回避バイアスの環境下、いつものようにAUDNZDも下落トレンドとなっていましたが、値が吹き上がった格好でベアトレンドを強制終了させたような展開ですね。

外国為替市場のVolatilityが上がってきました。とにかく良く見て対処していきましょう。

CNY : Giving it a Bad Name

米国から1994年以来となる為替操作国認定を食らった格好の中国ですが、米国側も10年来ずっと認定を見送ってきた訳ですので、まさに古くて新しいテーマと言えるでしょう。
実際にCNHで確認しても中国の通貨はかなり下落している状況です。
USDCNH DAILY

過去の教訓から考えれば、とにかく米国が腹を括ると、市場は忖度して動くようになります。

USDCNHは随分とUSD上昇方向に立ち上がってきましたが、米中のメンツの狭間で一旦は下落する流れとなりそうですね。

Top FX Movers of the Week.(Aug.5th - Aug.9th 2019)

2019年8月5日(月)~8月9日(金)の週次ベース主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPJPY ↓127.05 129.66 -261  -2.01%

  2. GBPCHF↓1.1696 1.1934 -238  -1.99%

  3. NZDCHF↓0.6293 0.6421 -128  -1.99%

  4. EURGBP↑0.9313 0.9132 +181+1.98%

  5. EURNZD↑1.7316 1.6987 +329+1.94%

  6. NZDJPY ↓  68.38   69.69  -131 -1.88%

  7. AUDCHF↓0.6601 0.6681    -80 -1.20%

  8. AUDJPY ↓  71.66   72.49    -83 -1.14%

  9. CADCHF ↓0.7357 0.7441    -84 -1.13%

10. GBPUSD ↓1.2026 1.2162  -136 -1.12%

上昇通貨 ⇒ CHF(4回),JPY(3回),EUR(2回),USD
下落通貨 ⇒ GBP(4回),NZD(3回),AUD(2回),CAD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2019年8月9日(金)の北米時間の最終4時間の主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPUSD↓1.2026 1.2072  -46  -0.38%

  2. GBPNZD↓1.8589 1.8659  -70  -0.38%

  3. GBPCHF↓1.1696 1.1738  -42   -0.36%

  4. GBPCAD↓1.5907 1.5964  -57  -0.36%

  5. GBPAUD↓1.7714 1.7771  -57  -0.32%

  6. GBPJPY ↓127.05 127.41  -36  -0.28%

  7. EURGBP↑0.9313 0.9287  +26 +0.28%

  8. NZDJPY ↑ 68.38   68.28  +10 +0.15%

  9. USDJPY ↑105.69 105.54 +15 +0.14%

10. CADJPY ↑  79.92   79.81 +11 +0.14%

上昇通貨 ⇒ USD(2回),NZD(2回),CAD(2回),CHF,AUD,JPY,EUR
下落通貨 ⇒ GBP(7回),JPY(3回)

2019年8月4日日曜日

Review of the Week.(July 29th - Aug.2nd 2019)

2019年7月29日(月)~8月2日(金)の週の簡単なReviewです

*米FOMCが予想通りの利下げ
→FF金利を0.25%引下げて2.0%-2.25%へ
→パウエル議長が景気の下向きリスクへの保険的措置
 であり、利下げサイクルの開始ではない事及び利下げが
 一度きりであるとは限らない点を補足

*米7月雇用統計も事前予想通りの内容
→非農業部門雇用者数(NFP)は164千人増(予想165千人増)
→過去2か月の数字は小幅な下方修正
→失業率は3.7%で横ばい

*米中貿易交渉
→7月末に閣僚級協議実施も不調
→9月から新たな対中制裁関税(第4弾)発動を発表
 中国も対抗措置へ

金融市場

①株式市場 / 債券市場

先週の主要株式市場は反落の動き
 債券市場は価格反発(利回り反落)の展開
・日経平均は21,087.16円で越週(前週21,658.15円)
・米Dow→$26,485.01、SP500→$2,932.04、Nasdaq→$8,004.07)
 (前週 $27,192.18                $3,025.86                $8,330.21)
 (前週比  -2.60%         -3.10%          -3.92%  )
・米10年債利回りは、1.85%(前週2.07%)
・米30年債利回りは、2.38%(前週2.59%)

②商品市場

先週の商品市場は米中貿易摩擦激化の懸念から原油価格が反落する
 一方で貴金属は反発する展開
・原油価格は1バレル当たり$55.22で越週(前週$56.15)
・金価格は1オンス当たり$1,440.74で越週(前週$1,416.46)

③外国為替市場

先週のFX市場では広範な株価の下落などを受けてリスク回避バイアス
 が上昇しJPYとCHFが上昇する展開
特にJPYの上昇が顕著でクロス円も軒並み下落する展開
下落サイドは南半球通貨(AUD,NZD)の続落が目立つ

④暗号通貨

先週の暗号通貨は小幅な上昇の流れ
・1BITCOIN=1,147,600円(前週1,093,107円)

GLOBAL STOCKS : SHAKEN !

先週の主要株式市場は足並みを揃えた反落となりました
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

米FOMCが予想通りの利下げをしましたが、Trump大統領が小幅な利下げに不満を表明したり、米中貿易摩擦交渉に進展なしと言った状況から一斉に調整が進んだ格好となりました。

米株の上昇ダウのチャートも崩されており、8月は波乱含みの幕開けとなっています。

VIX : Off the low...

先週の株式市場の下落を受けてVIX指数(恐怖指数)は当然上昇となりましたが、パニック的な上昇は起きていません。
VIX DAILY
時々起きる調整時のSpikeと言った程度でしょうかね。

CRUDE OIL :  Volatile Week.

先週の原油価格はちょっとした乱高下相場でした
CRUDE OIL DAILY
月,火の陽線でスタートした後、水曜日に失速し、木曜日には1日の下落幅としては過去数年で最大という大幅な下落を記録しています。

金曜日には小幅に買い戻されて越週していますが、日次チャートとしてはベアトレンド入りした格好ですね。
米国が提唱するペルシャ湾界隈の有志連合も中々足並みが揃いませんし、何か地政学的なリスクが勃発すれば急回復もあり得ますが、目先は上値限定と見ておく感じかと思います。