2020年7月26日日曜日

DXY(US DOLLAR INDEX) : Much Weaker.

先週は為替市場も相応にVolatilityの上昇が見られていますが、最大の要因はやはり世界の基軸通貨たる米ドルに持続的な方向感が出ていた事です。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY
別項でも分析していますが、主要通貨の中での先週の最弱通貨は米ドルでした。

EURの上昇、AUDも強い、週末には円高の流れも・・・・という展開の中で、各通貨の対米ドルでの上昇が見出しになっていますが、通貨市場全体の中での米ドルの総合的な指標であるDXY(US DOLLAR INDEX)が前回安値を下回る水準まで下落しており、広範な米ドル売りが起きている事が判ります。

米ドルと言う通貨の群れのボスが一方向に動く時に、為替市場のVolatilityは上昇します。為替市場では長らく、XXが上がった、YYが下がった、と言いながら米ドルは中立的なポジショニングで目立つことはありませんでしたが、今後の動向には注意が必要ですね。