2014年3月15日土曜日

Top FX Movers of the Week(Mar.10th - Mar.14th.2014)

2014年3月10日(月)~14日(金)の週を通した主要通貨の週次パフォーマンス動向です。

   通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
GBPJPY  168.73   172.63  -390  -2.31% 

AUDJPY  91.55     93.63   -208   -2.27% 

CADJPY  91.33     93.12   -179   -1.96% 

USDJPY 101.38   103.27   -189  -1.86% 

EURJPY 141.01   143.26   -225  -1.60% 

CHFJPY 116.18   117.61   -143   -1.23% 

GBPNZD1.9495   1.9733   -238   -1.22% 

AUDNZD1.0580  1.0701   -121   -1.14% 

NZDJPY ↓ 86.47    87.45     -98    -1.13% 

GBPCHF 1.4518  1.4675   -157   -1.08% 

上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(7回),NZD(2回),CHF
下落通貨 ⇒ GBP(3回),AUD(2回),CAD,USD,EYR,CHF,NZD

地政学リスクや中国の失速懸念からのリスク回避バイアスは株式市場の下落などでも明らかですが為替市場では円高圧力と豪ドル、英国ポンドの下落バイアスという形で感じられます。

The Final Round Rush : How They Finished the Week.

2014年3月14日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。

    通貨ペア ↑↓   終値   始値   変動(pips) 変動(%)
GBPCAD 1.8470  1.8438  +32  +0.17% 

GBPCHF 1.4518  1.4493  +25  +0.17% 

EURGBP 0.8354  0.8368  -14    -0.17% 

NZDJPY   86.47    86.61   -14    -0.16% 

CHFJPY  116.18  116.36   -18   -0.15% 

CADJPY  91.33    91.47    -14   -0.15% 

GBPUSD1.6643   1.6623 +20   +0.12% 

GBPNZD1.9495  1.9472  +23   +0.12% 

GBPAUD1.8421  1.8400  +21   +0.11% 

EURJPY  141.01  141.16  -15    -0.11% 

上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ GBP(6回),JPY(4回)
下落通貨 ⇒ CAD(2回),CHF(2回),EUR(2回),NZD(2回),USD,AUD

GBPは週末前のショートカバーでしょうが、引けにかけても円高圧力が掛かっていた事は要注意ですね。やはりクリミアの住民投票などの週末イベントを意識したリスク回避のバイアスを感じます。

2014年3月8日土曜日

Review of the Week.(Mar.3rd - Mar.7th.2014)

2014年3月3日(月)~7日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

  ①ウクライナ/ロシア関連
   ・露中銀⇒ルーブル急落(史上最安値更新)を受けて
    緊急利上げ。5.50%から7.00%へ。
   ・米英など西側数ヶ国⇒6月のソチG8サミットへの参加準備を中止
   ・露プーチン大統領⇒「軍事介入は最終手段」
            「クリミア併合の意思なし」
   ・露南部でICBM弾テスト発射の報道
   ・米ケリー長官ウクライナに1兆ドルの支援を表明
          露には制裁措置の用意を表明

  ②米国   /   カナダ
   ・米1月個人所得⇒+0.3%,個人支出⇒+0.4%。
   ・米1月PCEコア⇒+1.2%(yoy)。
   ・米2月ADP雇用レポート⇒雇用増+139千人(予想+150千人)。
   ・米Richmond連銀Lacker総裁
     ⇒市場はウクライナ情勢に冷静な対応。
     ⇒FRBの利上げ開始は1994年の時よりも
      周到な事前の情報発信を伴う。
   ・米失業保険申請件数⇒2月28日の週は323千件(予想326千件)。
   ・2013年第4四半期非農業部門生産性
              ⇒1.8%,労働単価▲0.1%(qoq)。
   ・米1月貿易収支⇒▲$39.1bioの赤字(予想通り)。
   ・米2月雇用統計⇒非農業部門雇用者数⇒+175千人
                  (予想+150千人)
           失業率は6.7%に上昇
   ・加1月建設許可件数⇒+8.5%の大幅増(mom)
   ・加2月雇用統計⇒雇用者数▲7千人(予想+16.9千人)
           失業率は7.0%(unch)。
   ・加2013年第4四半期貿易収支⇒▲cad0.2bio。
           労働生産性+1.0%(qoq)。
  
  ③英国
   ・2月PMI製造業⇒56.9(予想56.9)。
   ・1月モーゲージ承認件数⇒74千件に上昇
   ・2月PMI建設業⇒62.6に低下
   ・2月PMIサービス業⇒58.2(予想58.0)。
   ・3月BOE政策決定会合⇒政策据置き。
    政策金利0.5%,資産購入gbp375bio。

  ④欧州圏 / スイス
   ・欧州圏2月PMI製造業⇒53.2(上方修正)。
   ・欧州圏1月PPI⇒▲0.3%(mom),▲1.4%(yoy)
          (予想は0%と▲1.2%)
   ・欧州圏2013年第4四半期GDP⇒+0.3%(unch,qoq)。
   ・欧州圏1月小売売上高⇒+1.6%(予想+0.9%,mom)。
   ・欧州圏2月PMIサービス業⇒52.6に上方修正。
   ・伊PMI製造業⇒52.3に低下。
   ・伊PMIサービス業⇒52.9(予想50.6)。
   ・スイス2月SVME PMI製造業⇒57.6に大幅上昇。
   ・スイス2月CPI⇒▲0.1%(yoy)。同失業率3.2%(unch)。
        
   ・3月ECB政策決定会合⇒政策金利据置き(0.25%)
     成長予想引き上げ→2014年1.2%→2015年1.5%
             →2016年1.8%の成長予想
   ・Draghi総裁⇒インフレ上昇を予想
     2月0.8%→2014年末1.0%→2015年中に1.3%
     →2016年第4四半期に1.7%と言う予想
   ・独1月工場受注+1.2%(mom)。
  
  ⑤中国
   ・2月HSBC/Markit製造業PMI⇒48.5(7ヶ月振り低水準)
                 3ヶ月連続の低下
   ・2月PMI製造業⇒50.2に低下(前月50.5)
   ・全人代⇒李克強首相が2014年は7.5%成長,インフレ3.5%
       に目標設定。鍵となる消費と投資の促進策を表明。
       (全人代全般としてはNo Surpriseという評価)

  ⑥豪州 / ニュージーランド
   ・NZ2013年第4四半期交易条件指数⇒+2.3%(改善)
   ・豪RBA3月金融政策決定会合⇒政策金利2.5%に据え置き。
                 政策スタンスも中立に維持。
                 指標の弱さは異常気象要因。
   ・豪1月建設許可件数⇒+6.8%(mom)
   ・豪2013年第4四半期GDP⇒+0.8%(予想+0.6%,qoq)
   ・豪1月小売売上高⇒+1.2%(予想+0.5%,mom)
   ・豪1月貿易収支⇒+aud1.43bioの黒字(予想+aud0.11bio)
  
  ⑦日本
   ・2013年第4四半期資本支出⇒+4.0%。
   ・1月景気先行指数⇒112.2→5ヶ月連続上昇
        
 2 金融市場

  ①株式市場 / 債券市場
      ・株式市場上昇+債券市場下落(利回り上昇)の傾向
      ・日経平均は週足で1万5千円回復(15,274.07円)
      今年初めての4日連騰で1ヶ月ぶり高値圏
      ・週次でDow+0.8%,S&P500+1%,Nasdaq+0.7%
      ・米10年債利回りは2.79%(先週2.66%)。
      ・米30年債利回りは3.73%(先週3.59%)。
   
  ②商品市場
      ・原油価格は下落傾向から週末に反発
    貴金属はウクライナ情勢一服感から軟調
      ・原油価格はバレル単価$102.57(先週$102.46)。
      ・金価格はオンス単価$1,338.64(先週$1,323.91)。

  ③為替市場
   ・ウクライナ情勢小康状態で株高,円安へ
   ・米ドルは雇用統計後に対円で上昇も
      円以外の主要通貨には軟調。
      ドルインデックスは依然80割れ(79.717)。
   ・ECBのタカ派スタンスにユーロ堅調
   ・カナダは雇用統計が悪く北米で明暗。金曜日の
    最弱通貨はカナダドル
   ・南半球は好調な経済指標に堅調。豪ドルが牽引役

JPY-Cross : Back on Track For the Moment.

RiskのOn-OffのSWINGがすごいですね。それにしても先週の円安は圧巻と言う動きでした。ドル円も104円に迫りましたが、各通貨が対米ドルで上昇しているのでクロス円は総じて上げ潮状態でした。
USDJPY DAILY
EURJPY DAILY
AUDJPY DAILY
CHFJPY DAILY
GBPJPY DAILY


















































テクニカルにはクロス円は上抜けで、株式市場の回復と足並みをそろえた円安トレンドと言う説明が可能でしょう。

確信犯的に長期保有するには世の中が不安定すぎるようには思いますが。

Dollar Index : Still Under 80.

Dollar Index ⇒ 79 in sight?

ドルインデックス(DXY)は80を回復できず、チャートの形状も修復できていません。

79ミドルから79水準を狙う下落相場となっている可能性も出てきました。

GBPがもともと強く、そこに地政学要因などもあってCHFやAUD,NZDと言う南半球通貨も上昇。さらにECBが強気だったことに驚いた市場参加者が先週はEURも買い上げていますので米ドルに対して下げているのは主要通貨では日本円くらいじゃないかと言う話です。さすがは同盟国という感じでしょうかね・・・・最近ギクシャクしていますけどね・・・

Ukraine Driven FX Market.

ウクライナ情勢に振り回される為替市場ですが、いくつかの主要通貨の反応を整理しましょう。

1 Russian Rouble
USDRUB DAILY ⇒ Central Bank Protecting Ruble.
チャート上でもわかりますが、米ドルがGap-Upしたところでロシア中銀が緊急利上げでルーブルを防衛しているんですね。

プーチン大統領も自体の沈静化を企図した言動で一旦場を納めた格好で今度は大きく米ドルが下落して来ましたが最後はしっかり陽線を出して越週していますのでこの地政学リスクが依然として燻っており終末の間に緊張が増す事態を市場参加者がヘッジしている様子がわかると思います。

2 Safe Assets.
安全資産と呼ばれるものは一応に当初は上昇し、先週は事態の小康状態を見て反落と言う値動きになっています。
GOLD DAILY
SILVER DAILY













特に銀が乗れていませんね。
USDCHF DAILY ⇒ CHF in Demand.











CHFはもともと需要も強いようで週央に掛けての下落(チャートではドルの上昇)はしっかり変われています。週後半はUSDCHFの下落(=CHF買い)が席巻ですね。

ところでまさに地政学的安全資産と言うことで地理的に最も遠い南半球通貨もしっかり受益者となりました。
AUDUSD DAILY


NZDUSD DAILY












ドルインデックスが下落し、クロス円が上昇するわけですね。