2011年7月31日日曜日

Fear-Driven Market is already here.


VIX指数の推移⇒先週後半で急騰!!














やはり金融市場全般のVolatilityが上がってきましたね。
遂に長期間低位安定を続けてきた米株のVolatility=VIX指数も先週後半に急上昇しています。


米国の10年債券への資金の雪崩れ込み方は異常とも言える状況でしたが、お陰でドルの長期金利が大幅に下落しました。米国の債務上限問題は最悪シナリオとしては米国のトリプル安を招くとの見方が根強いのですが、先週は取り合えず株式やREITなどから世界中で最も流動性のある米債市場に資金の大移動が起きたと言う事になるでしょう。

2011年の後半は2008年以来の恐慌的な相場が来る可能性が無視出来ません。

原子力問題なども然りですが、今試されているのは政治家や当局者たちの資質であり、下手に政局優先のような動きをしていると世界経済が本当に破綻に向かう事になりかねません。米国の債務上限引き上げ問題への民主党、共和党の意味の無い綱引きを見ていても日本の政局の末期的な症状を見ていても危機意識は強まるばかりです。

投資家として、一市民として、歴史の証人となるかもしれないここからの数ヶ月にしっかり対応していきましょう。

Top FX Movers Last Week.

先週もリスク回避モードが上昇。前週の南半球(AUD,NZD)から先週はCHFとJPYに勢いがシフトしています。

      通貨ペア    先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①CADCHF↓0.8214    0.8629     -415      -5.05%


②USDCHF↓0.7856    0.8186      -330     -4.20%

③EURCHF↓1.1311    1.1748      -437     -3.86%

④GBPCHF↓1.2903    1.3342      -439     -3.40%

⑤CADJPY↓80.35      82.81        -246      -3.06%

⑥AUDCHF↓0.8631  0.8883       -252     -2.92%

⑦NZDCHF↓0.6904  0.7078       -174     -2.52%

⑧NZDCAD↑0.8393 0.8188       +205    +2.44%

⑨USDJPY↓76.75     78.52         -177     -2.31%

⑩AUDCAD↑1.0498 1.0280      +218    +2.08%

上昇通貨としての登場回数は CHFが6回,JPYが2回,NZDとAUDが一度ずつでした。
下落通貨としての登場回数は CADが4回,USDが2回,EUR,GBP,AUD,NZDが一度ずつとなっています。

主役が南半球からCHFとJPYに移った格好ですが、実は先週両者のクロス取引となるCHFJPYは前週の95円台から97円台まで上昇(CHF高円安)となっており、如何にCHFが圧倒的な強さを発揮したかがよくわかります。

先週は米債の買われ方や株やREITの売られ方も顕著であり、非常に要注意な動きであったと考えるべきでしょう。

2011年7月24日日曜日

Gold and Silver moving way up high.....

Paperマネーへの不信感から元祖マネーである貴金属の上昇が続きます。

Goldは1オンス当たり$1,600超えが騒がれましたが、丁度英国ポンド(GBP)でもGBP$1,000超えとなるキリの良い水準でもあったことで英米で特に騒がれていた感じですね。

GOLD DAILY











節目となる$1,600あたりでは少し足踏みしていますが調整が入れば遅れ組の買いが入る事になりそうです。大きな下落は難しいように思われます。

Goldの上昇にも反応薄だった時期を経てどうやらSilver価格も立ち上がってきた感じです。
Silver Daily











株式市場の反発を見ていると明らかに下落を主導した金融株の反発はLagしており、逆にGold Stock,Silver Stock等がしっかりと投資資金の受け入れ口になっている事がわかります。

貴金属調整のタイミングは8月2日となっている米国の債務上限引き上げ交渉期限でしょう。最終的には収まるt頃に収まるのだと確信しているのですが、ここまでのオバマ政権と議会、民主党、共和党の交渉経緯はあまりにも志の低いものだと言う失望感がぬぐえません。

日本の政界よりは無茶苦茶マシですけれど・・・

Colours of the Week.

欧州
流石に先週も欧州の周縁国債務問題がメディアのヘッドラインの中心であり、この内容次第で市場が大きく乱高下する展開でした。結局EU首脳会談後にギリシャ救済の新たな枠組みが持ち出された事から一旦欧州売りが一服した格好です。首脳会談では欧州金融安定化基金(EFSF)のより効果的且つ柔軟な運営でも合意されています。
 ギリシャ支援は実に109bioEURという規模になりました。民間投資家の関与は引き続き自主的な参加とされていますが50bioEUR規模で見込まれています。少なくともEFSFのローンが7.5年から15年や30年に長期化されるようですので時間的猶予も大幅に拡大したと言えるでしょう。これを受けてEURは結構反発しています。

EURUSD DAILY












南半球は半端じゃなく凄かったですね。欧州混乱の一服によるRisk資産への資金還流もさることながら欧米の混乱を嫌気した地政学的な要因もありそうです。南半球においておくほうが余程安心できると言うのは確かでしょうね。

AUDは前週にWestpac銀行が出したRBAが利下げに傾くと言う予想が徐々にインパクトを失い、やがて金価格が1オンス当たり1600ドルを超えていくなどの動きを受けて大幅反発に転じました。


AUDUSD DAILY











ニュージーランドも第二四半期のCPIが予想外の高騰となる5.3%にまで急進していた事から中銀のRBNZが年内にも利上げを再開する可能性が急上昇しており、こちらも大きく反発しました。このCPIの強さは1990年以降で最高の水準です。

NZDUSD DAILY











引き続き南半球の強さは注目が必要でしょう。

Top FX Movers Last Week.

先週もなんだかんだで世の中も金融市場も結構動きました。

終わってみれば①Risk-onバイアスが反発して部分的ではありますが安全資産からリスク資産に資金が移動した絵、②RiskのOn-Offでは語れない現物資産買い、③地政学的な追い風もあっての南半球買い・・・という絵柄が混在した展開となっています。

いつものように週を通した主要通貨ペアの変動ランキングを確認してみましょう。

          通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)

①NZDCHF↑ 0.7078    0.6873     +205     +2.90%

②NZDUSD↑ 0.8642    0.8435     +207     +2.40%

③AUDCHF↑ 0.8883    0.8671     +212     +2.39%

④AUDUSD↑ 1.0842    1.0639     +203     +1.87%

⑤EURCHF↑  1.1748    1.1529     +219     +1.86%

⑥NZDJPY↑  67.87      66.74       +113     +1.66%

⑦NZDCAD↑ 0.8188   0.8055     +133      +1.62%

⑧GBPCHF↑ 1.3342    1.3133     +209      +1.57%

⑨EURUSD↑ 1.4356    1.4150     +206      +1.43%

⑩AUDCAD↑1.0280    1.0137     +143      +1.39%

上昇サイドでの登場は NZDが4回,AUDが3回,EURが2回でGBPが1回でした。
下落サイドはCHFが4回,USDが3回,CADが2回でJPYが1回となっています。

EURは予想以上の反発をしていますが、AUDやNZDの南半球通貨が大躍進していますね。

次項では少し内容を見ていきましょう。

2011年7月18日月曜日

Gold is pushing $1,600 per ounce.

週初月曜日も金は上昇しています。このまま終われば11連騰と言う事になりますが、この1オンス当たり$1,600という水準で止まらなければこのまま調整も無く$1,800狙いというシナリオが見えてきます。

GOLD DAILY⇒$1,600超えか・・・

銀や白金などの工業需要のある貴金属をアウトパフォームする金の買われ方には投資家の必死の防衛策が見えてくるようです。

各方面のインサイダー的な情報も入る会合のようなものに幾つか顔を出すのですが、世界中で政治や経済が行き詰っているように思えてきます。

米国は債務の上限の引き上げ交渉が山場を迎えていますが最悪の場合は期間限定のデッドロック状態になるかもしれません。オバマ陣営は共和党が国の財政難を政局にしていると避難していますが、実効的な赤字削減策とセットである必要がある以上債務上限の引き上げ=増税ですのでどうしても中身の議論になるのは致し方ないところです。

欧州の問題は凝りもしない二枚舌です。最早ストレステストの結果など額面通りに受け取る人の方が稀でしょう。幹部を欧州出身者で固めたIMFにしてもギリシャやアイルランドなど同胞周縁国に対するスタンスはアジアなど新興国の経済が行き詰った時に見せた厳しい対応とはかけ離れた同情的なものです。最近ではECBのトリシェ総裁までが周縁国を格下げする格付機関を批判する姿勢を示しており、身勝手甚だしいと言う気がしています。

将来は世界共通の大問題となる少子高齢化や資源不足に対処しながら自国通貨高にも潰れない課題先進国としての日本への投資が増えて余計に円高になっていますが、ここはとにかく政治が酷いですね。
 それに最近は空席の目立つ大相撲名古屋場所を見ていると、どこか欧州などとも共通点があるような気になってきました。非常に残念ですが問題の隠蔽体質ですね。
 八百長というのは残念ながら大相撲の歴史の中で常に存在していたもののはずです。一部には興行という性格上それを必要悪とする意見すらあります。地方巡業の取り組みは大半がそうだし、上位力士のトーナメントにしても怪我をしないように無理をせずに取っていると言う意味で既に真剣勝負とは言えません。米国の新聞記者のように様々な不可解なデータ(既に勝ち越している力士と7勝7敗の力士が千秋楽に対戦した再の後者の異様に高い勝率など)で示さなくても暗黙の了解的な部分は皆に有ったのではないでしょうか。
 一部力士の薬物使用問題などの捜査の中でそれが表に出てきたところで急に一部の力士達だけに責任を被せてトカゲの尻尾切りの様なことをした事はかえって協会の信用を落としてしまった様にに思います。また多くの関取が調査に非協力的であった事も大相撲の病巣の深さを露呈していました。また本場所中は出勤(?)した力士が支度部屋に入るところで携帯電話を預かると言う茶番もファンを馬鹿にした話です。誰が当日に支度部屋同士で八百長の交渉をするものでしょうか。これまでの八百長でもちゃんと前日には段取りは出来ていたはずです。

今後日本の大相撲がスキャンダルがキッカケで消滅した韓国相撲のようになっていくのかどうか非常に心配していますが、このような何も信用できないような世相の中で金価格が上昇していくのはこれまた仕方の無い事なのかもしれませんね。

金は元々価値の根源ではありますが、今の買われ方はちょっと寂しい上昇であると言うお話でした。