2009年8月30日日曜日

The biggest political showdown in post war history.


今日は予定通りに投票に行ってきました。今現在テレビ各局の選挙速報を観ていますが予想以上の民主党圧勝と言う事で遂に民主党政権が誕生する事になります。

勿論これは大変な変化なのですが、事実上選挙による自民党の下野というのが初めてと言う事なので戦後55年体制と言われるものが本当に終わるという歴史の転換点になる可能性があります。

かつて日本新党なる政党が自民党から政権を奪い取った事などもあったのですがあれは当時の政界の絵の中の組合せが変わった結果自民党が下野を余儀なくされたという話であって、自民党が選挙という国民の選択によって敗北⇒下野したと言う話ではなかったと言う意味では今回の方がはるかに大変なイベントだったということになります。

それにしても変化と言ってしまえばそれまでですが自民党、公明党の幹部クラスの苦戦や落選ぶりを見ていると明らかに世代交代を含む変化の時を迎えているのだと言う実感があります。

さて・・・

金融市場への影響に注目したいところですが、当初は海外からの注目度は非常に低かったのですが終盤に来て徐々に注目度が高まっていました。Wall Street JournalやFinancial Times等の欧米主要紙にもかなり大きく取り上げられるようになっていましたので今回の結果を海外の投資家がどう評価するかと言うところにも非常に興味があります。

投資の王道的な見方をすると、日経平均や日本円への上昇圧力が期待出来ます。先進国でカントリーリスクが無いという前提があれば、これから法律が変わるとか規制が緩和される国の株式は絶対に買いです。そこに新たな起業やビジネスチャンス、これまでは規制によって守られていた分野にも競争が起こるからです。過剰流動性相場ですので投資先に困っている資金がどっと日本市場に流れ込んでくる可能性はあると思っています。

一方で良しも悪しくも日本市場は前日の米国市場や同日の上海市場の影響を大きく受ける立場なのですが、これら海外市場がやや上昇モメンタムを失いつつある可能性がある中で久し振りとも言える日本独自の材料が日本市場をどこに連れて行くのか・・・週明けの相場に大きく注目したいところですね。