2012年7月8日日曜日

Relative Value Trade is Back in Vogue.

足元の流れがドル高、円高、ユーロ安と言う絵に戻ってきていますが、特に世の中が悪くなる時の米ドルが見せる”腐っても鯛”的な強さは圧巻です。
EURUSD DAILY⇒EUR大幅下落


GBPUSD DAILY⇒GBPも対ドルで大きく下落











USDCHF DAILY⇒対CHFでもUSD上昇中


















以上が欧州通貨ですが、対アジア通貨でも米ドルが強い状況は同じです。
USDSGD DAILY⇒対シガポールドルでもUSD反発











でも・・・明らかに勢いは違いますね。同様に南半球通貨も対ドルで下げてはいますが、下げ具合は抑制気味です。
AUDUSD DAILY⇒AUDは週末に小反落の程度











NZDUSD DAILY⇒NZDも同様











このRisk-on,Risk-offに関わらず、そこでUSDやJPYなどに生じるお約束の強弱を取引材料する以外に、そういうものに対する感応度の強弱を取引するのがRelative Value Tradeと言われるものです。

為替の世界では、RiskのOn,Offに関わらず、欧州売り/オセアニア買いのRelative Value取引が活発に行われてきました。
EURAUD DAILY⇒持続的な下落トレンド











EUサミットなどもありRisk-OnからRisk-Offに振り子が振れた過去2週間の相場でも、EURAUDのクロス取引は持続的な下落トレンドを維持してきた事がわかります。

かなりポジションも溜まってきている感は否めませんが、時折入る調整局面でショートメイクしておけば通貨ポートフォリオア内で長期的に働いてくれる構成員になってくれるでしょう。