2017年8月27日日曜日

Review of the Week.(Aug.21st - Aug.25th 2017)

2017年8月21日(月)~8月25日(金)の週の簡単なReviewです。

*北朝鮮が短距離ミサイル3発発発射。(26日(土)朝)
→当初打上げ失敗との観測も出たが、成功裏に日本海に向けて
 発射されたと報道修正。

*米Wyoming州のジャクソンホール講演(年次経済シンポジウム)
米FRB Yellen議長
 注目の金融政策に関する具体的言及無し。
 金融システムの安定を評価するなど基調トーンは穏健な内容。
欧州ECB Draghi総裁
 事前予想に反してEUR高に対する懸念や牽制の発言無し

*格付機関Fitch債務上限引上げ無しなら米のAAA格付を見直しも

*米7月住宅販売が11ヶ月振り低水準

*日本7月消費者物価が7か月連続の上昇

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は多くが小幅に反発
 債券市場は小幅に価格上昇(利回り低下)
・日経平均は、19,452.61円で越週。(前週19,470.41円)
・米Dow→$21,815.11、S&P500→$2,443.23、Nasdaq→$6,265.64)
 (前週 $21,674.51              $2,425.55               $6,216.53)
 (前週比  +0.65%          +0.72%          +0.79%)
・米10年債利回りは、2.17%。(前週2.20%)
・米30年債利回りは、2.75%。(前週2.78%)

②商品市場

商品価格は下落先行後週末に反発し保合い推移の展開
・原油価格は、1バレル当たり$47.80で越週。(前週$48.62)
・金価格は、1オンス当たり$1,290.85で越週。(前週$1,286.41)

③為替市場

週末にUSDが下落EURは対USDで史上最高値更新
・週次の相対星取表では、EURとCHFが上昇NZDとJPYが下落
・USDJPYは109円台中心の比較的落ち着いた往来相場。

GLOBAL STOCKS : Treading Water.

主要株式市場は全体的には弱い基調が維持されていますが、米株中心に小反発の動きもありました。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
チャート形状としては、日経平均が一番弱いのが気になりますね。

このまま19千円を割ると2万円回復が難しくなりますが・・・・

試練の8月はあと1週間弱の勝負です。

CRUDE OIL : Still Stuck in a Range.

原油価格は小幅に下落。$50を抵抗ラインとした現行レンジの中でSWING中です。
CRUDE OIL DAILY

日本も次から次に台風が来て困ったものですが、米国にも大きなハリケーンが来そうだという報道があり、これを材料に原油価格の反発予想も出ているようです。

原油価格以上に異常気象が心配ですがね・・・・

PRECIOUS METALS : Fighting the Resistance.

貴金属価格は、上昇基調を維持しながらも小休止という感じです。
GOLD DAILY
SILVER DAILY

随分と上昇予想も増えてきている貴金属価格ですが、逆に先週は、貴金属投資で名を挙げた著名投資家がBitcoinに資金シフトをしているとのレポートも出ていました。

愛されたり、飽きられたりは世の常ですが、注目していくべき状況であることは確かですね。

ここはSILVERが先に立ち上がる流れのような気もしますので、よーく見ていきましょう。

EURUSD : Up Into Uncharted Zone.

先週も週末に大きな動きがありましたね。

毎年注目される米Wyoming州のJackson HoleでのEconomic Policy Symposium における米FRBのYellen議長と欧州中銀(ECB)のDraghi総裁の発言を受けた動きだったと解説されています。

Yellen議長は、金融政策への言及無しでUSDも米長期金利も下落しました。
Draghi総裁は、EUR高への懸念に言及せず、EURが上昇しました。
両者とも事前の予想に反する内容であったことになります。
EURUSD DAILY

1.194台まで来ましたか・・・欧州危機だとか言われながら、またBREXITの時もいよいよ欧州連合の瓦解の始まりとか言われながら・・・・2017年の年初あたりですらEURの上昇という予想はどれだけあったのでしょうか。

1.20台突破のシナリオも俄然台頭しそうなEURUSDに注目ですね。

EUR : Also Looking Good On Crosses.

EURの強さは対USDだけではありません。
USDは今後も双方にSWINGするでしょうから、ポジション取るのはクロスの方が安定するような気もしますね。
EURCHF DAILY
EURGBP DAILY
来てますねー。特にEURGBPですが。

今は当然CHFも強いのですが、EURCHFは黄色い抵抗線水準までの上昇シナリオはありかと思います。

クロスでも強いEURの上昇圧力に注目です。

NZD : The Weakest of the Week.

綺麗なHead&Shoulderパターンの完成などを材料にNZD売りが加速しています。
NZDUSD DAILY

確かに・・・というチャートです。

ここが崩れると、結構下値余地が広がる形状ですね。

そうなると、AUDNZDの上値余地が広がる感じでしょうか。
AUDNZD DAILY

というか、こっちはもう十分始まっていますね。

どちらも要注目ですね。

Oh CAD~ : Nice Run to the Close.

週次ベースでは強くも弱くもない感じだったCADですが、金曜日のラストスパートは目を引くものでした。
USDCAD DAILY
USDCADは、前回安値の更新があれば下落加速のシナリオがありますね。

CADJPY DAILY
CADJPYはこの上に日足、月足のレジスタンスが控えており、むしろ戻り売り目線でしょうか。

VolatileなCADが帰ってきたかもしれません!

Top FX Movers of the Week.(Aug.21st - Aug.25th 2017)

2017年8月21日(月)~8月25日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

     通貨ペア  週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
  1. EURNZD↑1.6462  1.6079  +383   +2.38%

  2. NZDCHF↓0.6923  0.7052   -129    -1.83%

  3. NZDCAD↓0.9034  0.9198  -164     -1.78%

  4. EURJPY↑130.33   128.40  +193   +1.50%

  5. EURUSD↑1.1919  1.1758  +161   +1.37%

  6. EURGBP↑0.9254  0.9131  +123   +1.35%

  7. EURAUD↑1.5022  1.4828  +194   +1.31%

  8. AUDNZD↑1.0951  1.0837  +114   +1.05%

  9. GBPNZD↑1.7779  1.7602  +177    +1.01%

10. CHFJPY↑114.22   113.12   +110   +0.97%

上昇通貨 ⇒ EUR(5回),CHF(2回),CAD,AUD,GBP
下落通貨 ⇒ NZD(5回),JPY(2回),USD,GBP,AUD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2017年8月25日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。

    通貨ペア 終値   始値  変動(pips) 変動(%)
  1. EURJPY↑130.33   129.81  +52  +0.40%

  2. EURAUD↑1.5022  1.4972  +50  +0.33%

  3. EURCAD↑1.4874  1.4827  +47  +0.32%

  4. EURNZD↑1.6462  1.6411  +51  +0.31%

  5. EURGBP↑0.9254  0.9227  +27  +0.29%

  6. EURUSD↑1.1919  1.1886  +33  +0.28%

  7. EURCHF↑1.1401   1.1371  +30  +0.26%

  8. AUDCHF↓0.7585  0.7594     -9    -0.12%

  9. USDJPY↑109.32   109.20  +12   +0.11%

10. CADCHF↓0.7661  0.7669     -8    -0.10%

上昇通貨 ⇒ EUR(7回),CHF(2回),USD
下落通貨 ⇒ JPY(2回),AUD(2回),CAD(2回),NZD,GBP,USD,CHF

2017年8月20日日曜日

Review of the Week.(Aug.14th - Aug.18th 2017)

2017年8月14日(月)~8月18日(金)の週の簡単なReviewです。

*北朝鮮問題、喫緊の緊張緩和観測
 →米「条件満たせば対話の用意がある。」
  北朝鮮 「もう少し米の動向を注視する」

*米Trump大統領が最側近のBannon主席主席戦略官を解任

*スペイン等でテロ事件

*日本:4月-6月期GDPが年率4%換算の拡大(予想2.5%)
 →過去2年のBEST四半期に

*日本:7月消費者物価が7か月連続の上昇

*独経済相がECBの超低金利政策の早期終結を希望する発言

*米7月FOMC議事録
→多くのメンバーが足元のインフレ低下を懸念追加利上げに慎重論

*独第2四半期の雇用者数が1990年の東西統合以来最大に

*米投資ファンド解約、換金が加速主に債券ファンドから流出

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は続落債券市場はほぼ横ばい
・日経平均は、19,470.41円で越週。(前週19,724.74円)
・米Dow→$21,674.51、S&P500→$2,425.55、Nasdaq→$6,216.53)
 (前週 $21,858.32              $2,441.32               $6,256.56)
 (前週比  -0.84%          -0.65%          -0.64%)
・米10年債利回りは、2.20%。(前週2.19%)
・米30年債利回りは、2.78%。(前週2.78%)

②商品市場

商品市場は行って来いの展開終値ベースではほぼ保合いの週
・原油価格は、1バレル当たり$48.62で越週。(前週$48.80)
・金価格は、1オンス当たり$1,286.41で越週。(前週$1,290.90)

③為替市場

・週を通して一方向の動き続かずVolatilityの低い展開
AUD,CADが反発NZDは追随できずに出遅れ
欧州通貨(GBP,EUR,CHF)が下落サイドの中心
USDJPYは111円台回復寸前まで反発(110.95)するも、
 108円台まで反落し(108.61)、109円台前半で越週
 クロス円全般に下落バイアスの残る越週

GLOBAL STOCKS : Losing More Steam.

主要株式市場は先週も続落です。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
各市場とも数というよりも長さという要素で陰線が目立っています。

欧州市場が先行する形で米株も所謂”ガラが来た”と言われるような値動きになり始めており、暫くレンジで横ばいだった日本株も下に抜け出てきたように見えます。

8月後半は、多くの想定通りちょっとした試練が来ているのかもしれません。

CRUDE OIL : Still Looking For Direction.

1バレル当たり$50の壁を目前にして失速→横這いという流れの原油価格は、先週も終値ベースでもほとんど動いていません。
CRUDE OIL DAILY
先週は、するする下落して週末に反発した格好ですね。

レジスタンスを越えなければ、ベアなチャートであることは変わりません。

$40~$50でもう暫くき迷う感じでしょうか。

PRECIOUS METALS : Still Treading Water.

上昇期待が高まる貴金属価格ですが、先週は大きな値動きは出ていません。
GOLD DAILY
SILVER DAILY

上昇すると結構な売りにぶつかる展開ですが、チャートの形状はかなり良くなってきています。

GOLDに比べてダメダメな状況が長く続いたSILVERもかなり修復されてきましたね。

2017年後半は、いい感じで流れるかもしれません。

COMDOLS : Correcting Back Higher.

先週売り込まれたコモディティ通貨は、それなりの反発をしています。
AUDUSD DAILY
USDCAD DAILY
先週はNZDは蚊帳の外だったのですが、AUD,CADの反発はチャート形状的には十分に一層の再上昇を期待させるイメージです。

節目節目でちゃんと反発する感じが良いですね。

USDJPY : Between 108’s and 110's Again.

USDJPYは、頭の重いSWINGを継続中です。

111円台→108円台→111円手前→108円台→109円台前半というSWING履歴ですね。
USDJPY DAILY

DAILYは殆ど三角関数のような形状になっています。

上位足をチェックしましょう。

USDJPY WEEKLY
WEEKLYは、明確なトレンド無しでしょう。

USDJPY MONTHLY
MONTHLYも同様に見えますね。

USDJPYは、108-111的な大きめのSWINGを念頭に見ていく感じでしょう。大きく取れそうなのはクロス円の方が当面チャンスありでしょうね。

Top FX Movers of the Week.(Aug.14th - Aug.18th 2017)

2017年8月14日(月)~8月18日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

 通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPCAD↓1.6196  1.6490  -294   -1.78%

  2. GBPAUD↓1.6234  1.6476  -242   -1.47%

  3. EURCAD↓1.4793  1.4983  -190   -1.27%

  4. CADCHF↑0.7664  0.7581   +83   +1.09%

  5. GBPUSD↓1.2872  1.3007  -135   -1.04%

  6. GBPJPY↓140.56   142.02  -146   -1.03%

  7. EURAUD↓1.4828  1.4969  -141   -0.94%

  8. GBPNZD↓1.7602  1.7763  -161   -0.91%

  9. NZDCAD↓0.9198  0.9274    -76   -0.82%

10. AUDCHF↑0.7647  0.7586   +61  +0.80%

上昇通貨 ⇒ CAD(4回),AUD(3回),USD,JPY,NZD
下落通貨 ⇒ GBP(5回),EUR(2回),CHF(2回),NZD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2017年8月18日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。

      通貨ペア 終値  始値  変動(pips) 変動(%)
  1. NZDJPY↓ 79.82    80.19    -37   -0.46%

  2. AUDJPY↓ 86.54    86.84    -30   -0.35%

  3. CADJPY↓ 86.75    87.05    -30   -0.34%

  4. NZDCHF↓0.7052  0.7076  -24   -0.34%

  5. EURNZD↑1.6079 1.6032  +47  +0.29%

  6. GBPNZD↑1.7602 1.7552  +50  +0.28%

  7. NZDUSD↓0.7310 0.7327   -17   -0.23%

  8. USDJPY↓109.19  109.44   -25   -0.23%

  9. CADCHF↓0.7664  0.7681  -17   -0.22%

10. AUDCHF↓0.7647  0.7663  -16   -0.21%

上昇通貨 ⇒ JPY(4回),CHF(3回),EUR,GBP,USD
下落通貨 ⇒ NZD(5回),AUD(2回),CAD(2回),USD

2017年8月13日日曜日

Review of the Week.(Aug.7th - Aug.11th 2017)

2017年8月7日(月)~8月11日(金)の週の簡単なReviewです。

*北朝鮮問題が激化米朝が非難の応酬
米「これ以上威嚇すると”炎と憤激”で対応」
朝「中距離ミサイルでグアム攻撃を慎重に検討」

*米St Louis連銀 Bullard総裁
「近い将来の利上げは必要ない」

*米Chicago連銀 Evans総裁
 「FRBバランスシート縮小は来月開始が合理的」

金融市場

①株式市場 / 債券市場

地政学リスク上昇を受けて主要株式市場は反落
 債券市場は、価格続伸(利回り続落)の動き
・日経平均は、19,724.74円で越週。(前週19,952.33円)
・米Dow→$21,858.32、S&P500→$2,441.32、Nasdaq→$6,256.56)
 (前週 $22,092.81              $2,476.83               $6,351.56)
 (前週比  -1.1%          -1.4%          -1.5% )
・米10年債利回りは、2.19%。(前週2.27%)
・米30年債利回りは、2.78%。(前週2.84%)

②商品市場

商品市場も神経質な展開
 原油価格は小幅下落貴金属は上昇
・原油価格は、1バレル当たり$48.80で越週。(前週$49.48)
・金価格は、1オンス当たり$1,290.20で越週。(前週$1,258.69)

③為替市場

為替市場もリスク回避バイアスが上昇
リスクオフの展開にJPYとCHFが上昇
USDは乱高下モードなるも週末にかけて下落する展開
コモディティ通貨(AUD,NZD,CAD)の下落が目立つ展開
USDJPYは108円台まで下落。109円の攻防で越週

GLOBAL STOCKS : Eventually Turning ?

主要株式市場は総じて下落。何があっても上がりますと言っているようにすら見えた米株にもリスク回避バイアスが訪れています。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
欧州はベア転、日本は円高と相俟って長めの陰線、米株にもガス抜き以上の予感・・・

非常に微妙ですが、もともと警戒されていた8月に入っても米株の最高値更新ラッシュなどで進軍ラッパ状態だったものが、ここへ来て地政学リスクの上昇により急速にリスクの縮小が起きているといったところでしょうか

本当の進軍ラッパには弱い?

という感じの株式市場ですね。

CRUDE OIL : $50 Ceiling Proved Tough Again.

世の中が少々騒がしくなる中、原油価格は静かーに身を潜めています。
CRUDE OIL DAILY

大きなチャート形状としてはベア継続。

目先の展開については、1バレル$50の壁が依然大きく立ちはだかる状況に著変なしです。

相当タフですね。もし抜けるなら一気に抜けるパターンかもしれませんね。

PRECIOUS METALS : Drawing More Attention Now.

貴金属価格は足元堅調です。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
チャート的には、普通に上下のうねりがあるという風に見えますが、2017年が結局貴金属価格が再上昇する年になるとしたら、8月はその起点となる可能性が出てきたと思われます

GOLDがSILVERを引き上げるか、SILVERがGOLDを引きずり下ろすかというシナリオがあると思ってきましたが、上昇トレンドを壊されかけたGOLDが修復し、SILVERはベアトレンドをキャンセルするところまで上昇してきました

大きくは下がらないだろうという意味では、既に買い・・・とも見える状況でしょう。

注目度がググッと増す、貴金属市場ですよー。

USD : Lost 9% This Year.

USDは、うねりながらも今年に入って約9%その価値を下げています。流石に投資業界もざわつきが大きくなってきました。
EURUSD DAILY
USDCHF DAILY
USDJPY DAILY
USDCNY DAILY
北朝鮮問題では米中関係も随分とギクシャクしてきましたが、為替市場では人民元が随分対USDで上昇していることがわかります。中国も手を打ちたい部分があるでしょうが、米国との更なる摩擦も避けたいところでしょうね・・・

USDJPYは、前週には111円台も見たのに先週は108円台まで下落。一応109円台に戻しての越週ですね。

大きな絵でいえば、USDの下落が価格面でも時間面でも拡大するならどこかで商品市場が大きく立ち上がってくるなどの動きも予想されるでしょう。

当然より戻しもあるでしょうが、USDのスライドは金融市場の大きな注目を集めています。

ComDolls : Held in Check by Risk Aversion.

USDの下落が注目を集める中で、そもそものリスク回避圧力によりリスク選好通貨(最近はあまり使わない表現ですが)は足を引っ張られています。
AUDJPY DAILY
AUDUSD DAILY
NZDUSD DAILY
USDCAD DAILY
CADJPY DAILY
USDがまだまだ大きく下げると読むならば、これらの通貨には出遅れ感があります。

一方で、通貨の森の中における相関関係が継続する・・・つまりこれら通貨が他通貨比でパフォーマンスが劣後すると読むならば、EURAUDのようなクロスにも大いにチャンスがあると思われます。
EURAUD DAILY

Top FX Movers of the Week.(Aug.7th - Aug.11th 2017)

2017年8月7日(月)~8月11日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

    通貨ペア 週終値  週始値 変動(pips) 変動(%)
  1. NZDJPY↓   79.88     82.02   -214    -2.61% 

  2. NZDCHF↓0.7029   0.7209  -180     -2.50%

  3. AUDJPY↓   86.14     87.69   -155    -1.77%

  4. EURNZD↑1.6141   1.5872  +269   +1.69%

  5. AUDCHF↓0.7586   0.7712   -126    -1.63%

  6. CADJPY↓   86.07     87.43   -136    -1.56%

  7. GBPJPY↓142.02    144.26   -224    -1.55%

  8. USDJPY↓109.15    110.66   -151    -1.36%

  9. NZDUSD↓0.7311   0.7412   -101    -1.36%

10. CADCHF↓0.7581    0.7684   -103   -1.34%

上昇通貨 ⇒ JPY(5回),CHF(3回),EUR,USD
下落通貨 ⇒ NZD(4回),AUD(2回),CAD(2回),GBP,USD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2017年8月11日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。

    通貨ペア  終値  始値 変動(pips)  変動(%)
  1. NZDJPY↑   79.88    79.73    +15  +0.19%

  2. GBPNZD↓1.7763  1.7792     -29   -0.16%

  3. CADJPY↑   86.07    85.93    +14  +0.16%

  4. EURJPY↑129.03   128.86    +17  +0.13%

  5. USDJPY↑109.15   109.01    +14  +0.13%

  6. AUDJPY↑  86.14     86.03    +11  +0.13% 

  7. AUDNZD↓1.0776  1.0789     -13   -0.12%

  8. EURNZD↓1.6141  1.6159     -18    -0.11%

  9. GBPCAD↓1.6490  1.6508     -18    -0.11%

10. GBPJPY↑142.02   141.88    +14   +0.10%

上昇通貨 ⇒ NZD(4回),CAD(2回),EUR,USD,AUD,GBP
下落通貨 ⇒ JPY(6回),GBP(2回),AUD,EUR

2017年8月6日日曜日

Review of the Week.(July 31st - Aug.4th 2017)

2017年7月31日(月)~8月4日(金)の週の簡単なReviewです。

*米7月雇用統計が予想を上回る内容
→非農業部門就業者数(NFP)は、209千人増。(予想180千人増)
→6月のデータも上方修正。(222千人増→231千人増)
→平均時給は0.3%増。(6月は0.2%増)
→失業率は、4.3%へ低下。(6月は4.4%)

*英BOEが現行金融政策を維持経済見通しは下方修正
→政策金利を0.25%に据え置き。
→今年の経済成長見通しは、1.9%から1.7%に下方修正。
→Brexitの負の影響に警鐘。

*加7月雇用統計
→雇用者数は、10.9千人増。(予想12.5千人増)
→失業率は、6.3%に低下。(予想6.5%)

金融市場

①株式市場 / 債券市場

米株市場は最高値更新ラッシュ他の主要市場の株価も反発
 債券市場は、価格反発(利回り低下)の動き
・日経平均は、内閣改造なども睨んだ神経質な展開の末、
 19,952.33円で越週。(前週19,954.84円)
・米Dow→$22,092.81、S&P500→$2,476.83、Nasdaq→$6,351.56)
 (前週 $21,830.31              $2,472.10               $6,374.68)
 (前週比  +1.20%          +0.20%          -0.40% )
・米10年債利回りは、2.27%。(前週2.29%)
・米30年債利回りは、2.84%。(前週2.89%)

②商品市場

商品市場は、全般的にほぼ保合位の週
・原油価格は、1バレル当たり$49.48で越週。(前週$49.70)
・金価格は、1オンス当たり$1,258.69で越週。(前週$1,268.81)

③為替市場

USDは続落先行となったが雇用統計後に反発して越週
EUR,JPYも上昇サイド
CAD,NZDは失速→反落の展開
USDJPYは110円台半場→109円台後半→111円台回復→
 110円台後半で越週

GLOBAL STOCKS : US Market Leading the Way.

先週はまさに米株の史上最高値更新ラッシュが圧巻でした。調整したがっていた欧州株も引き上げられた格好ですが、内閣改造などの不安定要素もあった日本株は蚊帳の外でした。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
米株は本当に、何があっても、何がなくても、上がりたがっているとしか言いようがない週でしたね。

世界同時株高という言葉が使われて久しい中、真夏から秋口にも試練が訪れるリスクが指摘されていますが、市場は一向に崩れず、且つ特段の過熱感も感じさせない展開となっています。

毎日暑くて、蒸して参っちゃいますが、主要株式市場は非常に涼しげな今日この頃です。