2018年8月26日日曜日

Review of the Week.(Aug.20th - Aug.24th 2018)

2018年8月20日(月)~8月24日(金)の週の簡単なReviewです

*米Trump大統領:FRBの利上げに牽制球
→FRBは政権の経済運営により協力的であるべき
→FRBの引締め路線は「心地よくない」

*米中貿易摩擦:激化の中での対話継続
→米中ともに追加関税を発動
→摩擦回避の対話意を再開

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は堅調推移債券市場は価格続伸(利回り続落)
・日経平均も好調、22,601.77円で越週(前週22,270.38円)。
・米Dow→$25,790.35、S&P500→$2,874.70、Nasdaq→$7,945.98)
 (前週 $25,669.32              $2,850.13                $7,816.33)
 (前週比  +0.47%          +0.87%          +1.66%)
・米10年債利回りは、2.82%。(前週2.87%)
・米30年債利回りは、2.96%。(前週3.02%)

②商品市場

商品市場全般に反発の週
・原油価格は1バレル当たり$68.60で越週(前週$65.89)
・金価格は1オンス当たり$1,205.32で越週(前週$1,183.79)

③為替市場

週次ベースで欧州通貨が堅調推移
JPY,USDに失速感が強まり、AUDも下落基調
クロス円に上昇圧力

④暗号通貨

暗号通貨は低位膠着相場が継続
・1BITCOIN=747,430円(前週721,001円)

GLOBAL STOCKS : Now More Upbeat

主要株式市場は概ね堅調に推移週末も結構強気の分析が増加しています

DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

明らかに米株のチャートが修復著しく、日本株、欧州株が追いついていけるかどうかというところです。


VIX : Not Convinced Yet

米株堅調でVIX指数は、当然続落貴重ではありますが、過去の頑固なサポートラインに触ったこともあり週足で見ると陽線という流れになっています。強気一辺倒になるには懸念材料もありすぎるといったところでしょうか。
VIX DAILY

CRUDE OIL : Can it Bounce Back?

前週重要サポートまで下げてきた原油価格は小幅ながらも反発してきました。需給要因からの説明もされていますが、米ドルの失速や商品市場全般の反発の流れが大きいと思います。
CRUDE OIL DAILY
徳俵から土俵中央の仕切り線くらいまでは戻してきている印象ですね。

PRECIOUS METALS : Eventually Fighting Back

貴金属価格は、久方ぶりに綺麗な反発週となりました
GOLD DAILY

SILVER DAILY
注目のGOLDで1オンス当たり$1,180の重要水準を割り込んだところから切り返し、$1,200ラインをも回復して越週となりました。

チャートに表示している白いラインが長期、黄色が超長期の移動平均線なのですが、今回の反発が無ければSILVERに続いてGOLDまでが、白いラインが黄色のラインを下回るという事態となり、ベアマーケットがさらに印象付けられるところだったと思います。

先物市場では売りポジションが買いポジションを上回るという約16年振りという状況になっていましたが、先週の動きは、そこから少し意地を見せたという4イメージでしょうか

まだまだ予断は許しませんが、ショートはショートで心地悪い展開にはなってきたようです。

BITCOIN : Bottom Forming Phase?

暗号通貨全般にぱっとしない状態がだらだら続いています。

起爆剤になるかもしれない注目材料として暗号通貨のETF組成の申請が当局に承認されるかどうかという話があり、各方面がこの手の話を材料に値動きの解説をしています。
 状況はどうかと言うと、今のところ「生かさず、殺さず」という扱いを受けており、却下されては、再検討という展開になっています。承認=当局の認知=正式なアセットクラス(投資対象)として運用業界から相当規模の資本流入が期待出来るので、潜在的な起爆剤としては確かに大きな材料と言えますね。
BITCOIN/ USD DAILY
円建てのBITCOINは引き続き70万円水準を中心に上下の波動を残しながら横ばうという展開ですね。

次の風向きはどちらに強まるでしょうか。

DXY(US DOLLAR INDEX)  : Waning Momentum

DXY(US DOLLAR INDEX)は、失速感を感じさせる値動きで越週となりました
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

チャート左半分でレンジ取引を繰り返して、その上限を抜けたところでブル転していましたが、今回の調整ではそのラインを今度はサポートして試したところから反発し、そこから再度下げた格好でこの重要ライン上での越週となりました。

ここが切れると、一気にベア転シナリオもあり、反発できると綺麗なN字型の再上昇というシナリオも描けそうです。次の動きに注目しましょう。

USD CORRECTION : vs TRY, vs CNH

USD上昇の反動(調整)バイアスが強まってきました。USD上昇時に最も顕著な動きをしていた対人民元、対トルコリラの動きからUSDの反落を見てみましょう。
USDTRY DAILY
USDCNH DAILY

USDTRYは急騰後にほぼ半値戻しをやって揉み合いに入っています。流石にあのまま上昇というのも無理があったと思うので、ここからの動向次第ですね。

USDCNHは長期移動平均が超長期移動平均を下から上に突き抜けるタイミングで失速しています。この白線が黄線を越えてくると相当なトレンドになるので、ここも一旦仕切り直しという印象でしょう。

特にTRYなどはBID-OFFERが広がって実際には取引出来ない状態になったりもするので、スプレッドが正常化したところでごく小さなロットを持っておくと方向が当たれば花開く可能性もありでしょう。

手が出しにくいですが、移動平均線の並びと角度で方向を決めて小さく張ってみるには悪くないタイミングかもしれません。

Top FX Movers of the Week.(Aug.20th - Aug.24th 2018)

2018年8月20日(月)~8月24日(金)の週次ベース主要通貨動向です

       通貨ペア  終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. EURJPY↑ 129.31 126.39 +292 +2.31%

  2. CHFJPY↑ 113.14 110.99 +215 +1.94%

  3. EURUSD↑1.1624 1.1438 +186 +1.63%

  4. NZDJPY↑   74.44   73.34 +110 +1.50%

  5. GBPJPY↑ 142.96 140.90 +206 +1.46%

  6. EURAUD↑1.5862 1.5636 +226 +1.45%

  7. EURCAD↑1.5141 1.4941 +200 +1.34%

  8. USDCHF↓0.9834 0.9957  -123  -1.24%

  9. AUDCHF↓0.7206 0.7282    -76  -1.04%

10. CADJPY↑   85.42   84.59   +83 +0.98%

上昇通貨 ⇒ EUR(4回),CHF(3回),NZD,GBP,CAD
下落通貨 ⇒ JPY(5回),USD(2回),AUD(2回),CAD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2018年8月24日(金)の北米時間の最終4時間の主要通貨動向です

      通貨ペア 終値  始値 変動(pips) 変動(%)
  1. USDCAD↑1.3029 1.3019 +10  +0.08%

  2. NZDCHF↑0.6579 0.6574   +5  +0.08%

  3. AUDCHF↑0.7206 0.7201   +5  +0.07%

  4. USDJPY↑111.27 111.20    +7  +0.06%

  5. AUDCAD↑0.9545 0.9539   +6  +0.06%

  6. NZDJPY↑  74.44   74.40    +4  +0.05%

  7. USDCHF↑0.9834 0.9829   +5  +0.05%

  8. GBPCHF↑1.2636 1.2630   +6  +0.05%

  9. GBPAUD↑1.7551 1.7543   +8  +0.05%

10. EURCAD↑1.5141 1.5135   +6  +0.04%

上昇通貨 ⇒ USD(3回),NZD(2回),AUD(2回),GBP(2回),EUR
下落通貨 ⇒ CHF(4回),CAD(3回),JPY(2回),AUD

2018年8月19日日曜日

Review of the Week.(Aug.13th - Aug.17th 2018)

2018年8月13日(月)~8月17日(金)の週の簡単なReviewです

*トルコ情勢引き続き不安定な中で小康状態
→Fitch(大手格付け会社)もトルコ当局の対策、カタールなど
 による支援策も不十分と判断
→トルコ政府は対米徹底抗戦の姿勢

*米中が貿易摩擦回避の首脳会談を模索

金融市場

①株式市場  / 債券市場

主要株式市場は概ね保合い推移
 債券市場も小幅に価格上昇(利回り低下)
・日経平均は22,270.38円で越週(前週22,298.08円)
・米Dow→$25,669.32、S&P500→$2,850.13、Nasdaq→$7,816.33)
 (前週 $25,313.21              $2,833.27                $7,839.11)
 (前週比  +1.41%          +0.60%          -0.29%)
・米10年債利回りは、2.87%。(前週2.88%)
・米30年債利回りは、3.02%。(前週3.03%)

②商品市場

商品市場は全般に続落貴金属は重要サポートに到達
・原油価格は、1バレル当たり$65.89で越週(前週$67.68)
・金価格は、1オンス当たり$1,183.79で越週(前週$1,211.68)

③為替市場

トルコリラの反発等もあり主要通貨は落ち着いた動き
 リスク回避バイアスもやや後退の流れ
CAD,NZDがしっかり上昇
CHF,USDが反落GBPは続落の動き

④暗号通貨

暗号通貨は上値抑制状態が続く中、不安定な値動きが継続
・1BITCOIN=721,001円(前週681,329円)

GLOBAL STOCKS : RESILIENT

主要株式市場は、やや苦戦といった展開ですが悪材料の割にはよく持ち堪えている印象で、米株でもDow,S&P500は週足でも陽線となっています。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
悪材料が出ても思ったほど下落しなかったり、事態が改善するような材料には思った以上に強気の反発をしたり、特に材料がない期間も狭いレンジでふらふらしながらも小幅に上がって終わったりという状況が続きます。

強気論も随分跋扈していますね。

あれこれ考えて仕込んだり逃げたりという事ではなく、値動きそのものに追随して手を打っていくというのが正しい振る舞いというところでしょうか。

「真剣白羽取り」も「うねりどり」も修業が必要ですけどね。

VIX : Now Lower

米株は週末も堅調推移でしたが、恐怖指数とも呼ばれるVIXは下落週となりました。
 

3週間ほど前の高値から右に線を引くと、先週は日替わりの展開の中でそこにぶつかっては落ちるという展開で、最後は日替わりの展開も崩れて金曜日にも下げて終わったという流れでした。

短期、中期ともにVIX指数は、少なくともテクニカル的には下げ基調という事になりますね。

CRUDE OIL : Might Have Turned.

原油価格は先週も続落でした。
CRUDE OIL DAILY
何本も重なる過去のレジサポライン群が下値を支えている状況です。

一部ファンド勢が結構売り始めているとの話もあり、現状水準の固さをよく確認していきましょう。

PRECIOUS METALS : The Blow-Out ,that was indeed.....

貴金属はいよいよ正念場とされてきた水準を試し、下抜けもし、最後は小規模ですが反発をして越週しました。
GOLD DAILY
GOLDは、オンス単価で$1,180水準の攻防。SILVERは同様に$14.50水準の綱引きが続きます。

テクニカルではここが正念場となりそうですね。
SILVER DAILY

BITCOIN : Still Feeling the Weight here.

先週の暗号通貨は、最近のレンジの下限付近で下げ渋りながらも上値の重さに耐え続けるような展開でした。
BITCOIN/USD DAILY
必死に踏みとどまっていますが、相変わらず売りもずっと被ってきているような値動きです。

円建てでは、60万円台後半から70万円台前半をひたすら往来しています。

ガツンと100万円をクリアしてくると新たなスポットライトも浴びると思いますが、まだまだ下固めも終わっていない感じですね。

DXY(US DOLLAR INDEX)  : Correctively Lower

先週のDXY(US DOLLAR INDEX) は、後半に長い陰線を続ける調整的な展開でした。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

前週にレンジを上に抜けていますので、当時のレンジ上限レベルでN字型で切り返すと綺麗な上昇波となるイメージですが、再びレンジ内に髭ではなく実体で突っ込んでいくとややこしくなりそうです。

USDTRY : Wanna Try?

今回のトルコ騒動ですが、トルコリラが高金利通貨だけに色々な投資商品があったり、FX取引でもいわゆる”SWAP派”の人たちはロングを長期保有していたので、結構なダメージがあったかと思います。戻りのSWINGもそれなりで手の付けられない状況ですね。
USDTRY DAILY

DAILYチャートも見事なSWINGで、確かに戻りも激しいですね。

直近の値幅が大きいのでチャートが縮んだ感じになっていますが、USDTRYはずっと右上がりに推移してきたこともわかります。
WEEKY、MONTHLYでもこうなっていますね。
USDTRY WEEKLY
USDTRY MONTHLY

Wanna Try?

まさに、いかがですか?という感じですね・・・

Top FX Movers of the Week.(Aug.13th - Aug.17th 2018)

2018年8月13日(月)~8月17日(金)の週次の主要通貨動向です

        通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPNZD↓1.9212 1.9418 -206    -1.06% 

  2. NZDCHF↑0.6608 0.6546  +62   +0.95%

  3. NZDUSD↑0.6635 0.6577  +58   +0.88%

  4. GBPCAD↓1.6655 1.6781 -126    -0.75%

  5. EURNZD↓1.7238 1.7354 -116    -0.67%

  6. CADCHF↑0.7622 0.7573  +49   +0.65%

  7. USDCAD↓1.3060 1.3145  -85     -0.65%

  8. AUDNZD↓1.1026 1.1095  -69    -0.62%

  9. NZDJPY↑   73.34   72.94  +40   +0.55%

10. GBPJPY↓ 140.90  141.66  -76    -0.54%

上昇通貨 ⇒ NZD(6回),CAD(3回),JPY
下落通貨 ⇒ GBP(3回),CHF(2回),USD(2回),EUR,AUD,JPY

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2018年8月17日(金)の北米時間の最終4時間の主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. NZDCHF↑0.6608 0.6571 +37   +0.56%

  2. AUDJPY↑  80.86   80.41  +45   +0.56%

  3. AUDCHF↑0.7282 0.7242 +40   +0.55%

  4. NZDJPY↑  73.34   72.96  +38   +0.52%

  5. AUDUSD↑0.7317 0.7282 +35   +0.48%

  6. NZDUSD↑0.6635 0.6608 +27   +0.41%

  7. EURCHF↑ 1.1388 1.1346 +42   +0.37%

  8. EURJPY↑ 126.39  125.96 +43   +0.34%

  9. GBPAUD↓1.7427  1.7480  -53    -0.30%

10. CADCHF↑0.7622  0.7599 +23   +0.30%

上昇通貨 ⇒ AUD(4回),NZD(3回),EUR(2回),CAD
下落通貨 ⇒ JPY(4回),CHF(3回),USD(2回),GBP

2018年8月12日日曜日

Review of the Week.(Aug.6th - Aug.10th 2018)

2018年8月6日(月)~8月10日(金)の週の簡単なReviewです

*日本の賃金上昇率が21年振りの高水準

*カナダ7月雇用データが絶好調
→7月の雇用者数が54.1千人増(予想17千人増)
→失業率も5.8%に低下(過去最低値)

*トルコの経済危機が深刻化他地域への影響懸念が拡大
→欧米市場の金融株中心に売り圧力

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は下落債券市場は価格上昇(利回り低下)の流れ
・日経平均は、22,298.08円で越週(前週22,525.18円)
・米Dow→$25,313.21、S&P500→$2,833.27、Nasdaq→$7,839.11)
 (前週 $25,461.97              $2,840.31                $7,812.02)
 (前週比  -0.60%          -0.30%          +0.30%)
・米10年債利回りは、2.88%。(前週2.95%)
・米30年債利回りは、3.03%。(前週3.09%)

②商品市場

商品市場は先週も全般に続落基調
・原油価格は、1バレル当たり$67.68で越週(前週$68.67)
・金価格は、1オンス当たり$1,211.68で越週(前週$1,213.52)

③為替市場

・トルコ経済混乱の波及懸念からリスク回避バイアスが上昇
 JPY,USD,CHFが上昇する展開
NZD,GBP,AUDが下落の流れ
好調な雇用データで週末に反発したCADは週次ベースでは中立

④暗号通貨

・暗号通貨市場は先週も大幅な続落
・1BITCOIN=681,329円(前週825,396円)

GLOBAL STOCKS : Time to Talk Turkey?

トルコの経済混乱の加速度的悪化懸念を背景に欧米の金融株に売り圧力が強まり、週末にかけて主要株式市場は陰線を伸ばす展開で越週しました。
DAX30 DAILY
週足が陰線となり、しかも最終日に下落の大部分が集中しているというのはテクニカル的には非常に美しくない状況ではあります。


FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

VIX : Jumped at the End.

週末の株価下落を受けてVIX指数もしっかり上昇しました。
VIX DAILY

コツコツドカンの逆ですね・・・・タラタラボンとでも言いますか、週初から4日間小幅に下げて、5日目に4日間の下げ幅以上に上昇して引けています。

チャート形状はまだベアですが、ファンダメンタルズ面から地政学リスクの上昇が相当気にされている状況ですね。

CRUDE OIL : Feeling Weaker.

いよいよ原油をショートにする時が来たと言う見方も広がってきていますが、大きな陰線を出すでもなく、小幅な下げを積み重ねてきているイメージです。
CRUDE OIL DAILY

移動平均線は短期が下向きに転換し、中長期はまだ上向きという状況ですが、モメンタム的には前者が後者を押し込んで来ている図式ですので下値注意と見ておきましょう。

PRECIOUS METALS : Near Critical Supports

貴金属価格は狭いレンジ取引ですが、相変わらず反発を試みては上抜けを挫かれる展開が続いており、チャート的にも大分煮詰まってきた感じです。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDの$1,150~1,200が非常にCriticalな防衛ゾーンであり、シナリオはここを試して反発か、ここを崩して続落かという事になりそうです。

いずれにしても、そこは試しに行く流れがメインシナリオとすれば、反発にかけるとしても現水準で買い始めるのは少し早いという事になるかもしれません。


BITCOIN : What a SWING.

暗号通貨は非常にトリッキーな値動きを続けています。躍動感のある上昇で、「またまた始まったか~?」っと盛り上げておいて一気に売り崩すというような粗っぽさを感じますね。

象徴的存在であるBITCOINの値動きもかなりのSWINGです。
BITCOIN/USD DAILY
改めてチャートを見れば、結局はベアトレンドの中での、高値、安値の切り下げが続いていると読めます。

円建てで100万円回復かと思われた水準から、あれよあれよとあさり60万円台に引きずり戻されてしました。

円建てでは、100万円割れ→60万円台→90万円台→60万円台というSWINGです。

前回底値から、勢いのある反発をして短期、中期の移動平均線を一気に踏み越えて更なる大復活シナリオを予感させたところから一気に垂直的に反落してきました。

ここからまた反発出来れば上の芽が残りますが、週明けから続落で前回安値更新となれば長期低迷シナリオに回帰というイメージでしょうか。世の中予想外の事が続いていますので、暗号通貨も予断を許しませんね。

DXY(US DOLLAR INDEX)  : POISED TO BREAK HIGHER

DXY(US DOLLAR INDEX) は、トルコ懸念などを背景に上昇圧力を強めてきました。
DXY(US DOLLAR INDEX) DAILY

ここのところの横ばい推移を先週後半で綺麗に上抜けした格好です。

所謂N字型の上昇を想定して従来レンジの上値ラインあたりまでの押し目を待ちたい展開ですが、トルコ情勢次第では、このまま上伸していくシナリオもあり得るでしょう。

思うところは色々あれど、やはり米ドルは米ドル・・・・大したものですね。

JPY : HERE SHE COMES

リスク回避バイアスの親友と言えば、JPYという図式はまだ生きています。
所謂ドルストレートという通貨ペアで米ドルの強さが際立つ中でUSDJPYが上昇していない事でもJPYがUSD同様に選好されていることがわかります。
USDJPY DAILY
その他、クロス円は軒並み円の威力が感じられる形状です。

AUDJPY DAILY
CADJPY DAILY
EURJPY DAILY
GBPJPY DAILY
クロス円群が暫く絡んで結局下抜けした中長期移動平均線を今ドル円が、再度試しに来ていますね。

現在地としては、USDJPYがまだ上向きを維持、クロス円が一気に下向きに始動と言ったところです。

どんな綱引きが待っているのか、注視しましょう。

Top FX Movers of the Week.(Aug.6th - Aug.10th 2018)

2018年8月6日(月)~8月10日(金)の週次ベース主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. NZDJPY↓   72.94   75.07  -213  -2.84%

  2. NZDUSD↓0.6577 0.6748  -171 -2.53%

  3. NZDCHF↓0.6546 0.6708  -162 -2.42%

  4. GBPJPY↓141.66  144.69  -303 -2.09%

  5. GBPUSD↓1.2770 1.3002  -232 -1.78%

  6. GBPCHF↓1.2711 1.2930  -219 -1.69%

  7. AUDJPY↓  80.94   82.31  -137  -1.66%

  8. EURJPY↓126.61 128.73  -212  -1.65%

  9. CADJPY↓  84.39   85.64  -125  -1.46%

10. AUDUSD↓0.7295 0.7398 -103 -1.39%

上昇通貨 ⇒ JPY(5回),USD(3回),CHF(2回)
下落通貨 ⇒ NZD(3回),GBP(3回),AUD(2回),EUR,CAD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2018年8月10日(金)の北米時間の最終4時間の主要通貨動向です

       通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
  1. GBPJPY↑141.66  141.14  +52 +0.37%

  2. GBPNZD↑1.9418 1.9348  +70 +0.36%

  3. EURNZD↑1.7354 1.7302  +52 +0.30%

  4. EURJPY↑ 126.61 126.24  +37 +0.29%

  5. NZDCHF↓0.6546 0.6560   -14  -0.21%

  6. NZDUSD↓0.6577 0.6591   -14  -0.21%

  7. AUDNZD↑1.1095 1.1072  +23 +0.21%

  8. AUDJPY↑  80.94   80.78  +16 +0.20%

  9. USDJPY↑110.93 110.72  +21 +0.19%

10. GBPCAD↑1.6781 1.6750  +31 +0.19%

上昇通貨 ⇒ GBP(3回),EUR(2回),AUD(2回),USD(2回),CHF
下落通貨 ⇒ NZD(5回),JPY(4回),CAD

2018年8月5日日曜日

Review of the Week.(July 30th - Aug.3rd 2018)

2018年7月30日(月)~8月3日(金)の週の簡単なReviewです

*米8月FOMC:金融政策据置き、9月の利上げを示唆
→FF金利誘導目標を1.75%~2.00%に据置き
→年内に2回の追加利上げが既定路線(9月、12月)

*米7月雇用統計:安定した好調を維持
→非農業部門雇用者数(NFP)は157千人増(予想193千人増)
→6月の数値を213千人増から248千人増に上方修正
→失業率は4.0%から3.9%に低下
→平均時給前月比0.3%増。前年比2.7%増

*BOE(英中銀)は9か月ぶりの利上げ
→政策金利を0.25%引上げて0.75%に
→前回一致の決定
→量的緩和の国債買取枠は据置き

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は弱含みに推移米株は堅調維持
 債券市場は保合い推移の中、円債の利回り上昇バイアスに
 注目集まる
・日経平均は22,525.18円で越週(前週22,712.75円)
・米Dow→$25,461.97、S&P500→$2,840.31、Nasdaq→$7,812.02)
 (前週 $25,451.33              $2,818.84                $7,737.42)
 (前週比  +0.04%          +0.76%          +0.96%)
・米10年債利回りは、2.95%。(前週2.96%)
・米30年債利回りは、3.09%。(前週3.09%)

②商品市場

商品市場は全般に低調な推移を継続
・原油価格は、1バレル当たり$68.67で越週(前週$68.85)
・金価格は、1オンス当たり1,213.52で越週(前週$1,223.25)

③為替市場

週次ベースで北米通貨(USD,CAD)が上昇
 CHFも上昇サイド
週次ベースで負組はGBP,EURが中心
 NZDも下落基調で追随

④暗号通貨

暗号通貨は全般的に反落地合いが継続
・1BITCOIN=825,396円(前週907,645円)

GLOBAL STOCKS : STILL MIXED

主要株式市場は、米株の堅調が印象的ではありますが、欧日は小幅に下げる展開でした。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

米株は悪くない・・・そういう印象ですが、欧州、日本は上値が重い印象が強いですね。

週末の分析レポートの類では、米株に強気のものが増えている気がします。米株主導で欧日も引き上げられるような流れになるかどうかに注目しましょう。

VIX : LESS CAUTIOUS NOW

米株のチャートは悪くない中で、VIX指数も警戒感が後退と言った展開になっています。
VIX DAILY

低位安定推移・・・ですね。

CRUDE OIL : Less Bullish

原油価格は、$70が抵抗ラインになってきており、なんとこの週末には積極的な売り推奨も出てきました。
CRUDE OIL DAILY
確かに、ここを割り込むと上が苦しく感じられるチャート形状です。

猛暑の中、原油価格はクールダウンという皮肉な状況になるのでしょうか・・・