米株の次は少し通貨の世界を覗いて見ましょう。
ドルインデックス(DXY)
これはどうやら一息入れた感じでしょうか。一時は暴落の雰囲気もありましたが先週末のドル金利上昇もあって一旦切れたサポートラインを回復してきました。チャート上は一度切れたサポートラインは、反発上昇時のレジスタンスラインとなるのですが、それをクリアした格好です。どこまで上値を追えるのかは不透明ですが少なくとも一旦ドルの下値追い戦略はリスクが高いと思われます。
米ドルが一息つくキッカケを作った一因はGBPの下落でした。特にBOE(英国中銀)のキング総裁が銀行貸出を増加させるべく銀行が中銀に置いているリザーブ預金の金利を下げると言う方針を打ち出した事で状況が一変しました。
GBP
上記の通りの流れの中でWeeklyチャートはヘッドアンドショルダーを形成しているように見えます。この通貨は方向が出ると将棋の飛車のような値動きをするので要注意ですね。
AUD
金価格の上昇の最大の受益者の1つですが、これもサポートラインを割り込み始めました。反転の兆しとはいえませんが、少なくとも一旦失速ですね。
全体感からすればとにかく米ドルが底を打ったかどうかの見極めが必要ですね。この連休中にもう少し動きが出てきそうな気もしています。 注視しましょう。