2016年3月6日日曜日

Review of the Week.(Feb.29th - Mar.4th 2016)

2016年2月29日(月)~3月4日(金)の週の簡単なReviewです。

*欧州圏の2月のCPI(年率)はマイナス(-0.2%:年率)

*上海株式市場の14ヶ月振り安値圏を受けてPBOCが
 預金準備率を引き下げ。(17.5% ⇒17.0%)

*米2月雇用統計 
 NFP(非農業部門雇用者数)+242千人(予想+198千人)
  1月の雇用増も上方修正(+151千人 ⇒ +172千人)
 失業率4.9%はUnchanged。
 平均時給が前月比‐0.1%(予想+0.2%)

金融市場

①株式市場 / 債券市場

 ・株式市場の復調継続。債券市場に売り圧力(利回り上昇)
 ・日経平均は、1万7千台を回復
  17,014.78円で越週。(前週16,188.41円)
 ・米Dow→$17,006.49、S&P500→$1,999.89、Nasdaq→$4,717.02)
 (前週   $16,640.04                $1,948.05               $4,590.47)
 (前週比     +2.2%             +2.7%            +2.8% )
 ・米10年債利回りは、1.88%。(前週1.76%)
 ・米30年債利回りは、2.70%。(前週2.63%)

②商品市場

 ・商品市場は全般的に好調。堅調な米雇用統計も好感
 ・原油価格は、バレル単価で$36.23で越週。(前週$32.84)
 ・金価格は、$1,261.46で越週。(前週$1,223.26)

③為替市場
 
 ・南半球通貨(AUD,NZD)とGBPがOutperformer
 ・南半球はリスク通貨としてコモディティと呼応した上昇
 ・GBPはBrexit売りの調整的な反発
 ・日米欧の通貨はUnderperformer
 ・堅調な雇用統計後のUSD買いは失速し、やがて反落
  雇用増よりも賃金低下が注目される展開
  背景はFEDは利上げを急がないとの見方の浸透