2016年3月7日(月)~3月11日(金)の週の簡単なReviewです。
*NZ中銀が予想外の利下げ。
OCR金利を2.5%から2.25%に引き下げ。
年内の追加利下げも示唆。
*ECB(欧州中銀)が重層的な追加緩和。
・政策金利
予想0.05%に対し0.00% (前回 0.05%)
・上限政策金利限界貸出金利
予想0.30%に対し0.25% (前回 0.30%)
・下限政策金利中銀預金金利
予想-0.40%に対し-0.40% (前回 -0.30%)
・資産買入れプログラム
800億ユーロへ拡大 実施は4月 (前回 600億ユーロ)
投資適格社債(金融債を除く)を資産買入れプログラムの対象
に含める (日本のETFやREITの購入と似た方法)
・TLTRO 2を6月から開始
融資を増やした銀行は、4年間の償還期限付きで新たな
資金調達が可能
*ECB Draghi総裁の発言(抜粋)
・われわれの措置が、成長やインフレにもたらす支援を勘案すると、
一段の金利引き下げが必要になるとは思わない
・マイナス金利は、望むだけマイナス幅を拡大できるのか、
答えはノーだ
*中国が4か月ぶり預金準備率引き下げ(追加緩和)
(ただし今後の大規模な金融緩和の可能性は否定)
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・全般的に株式市場堅調、債券市場下落(利回り上昇)の流れが継続。
・日経平均は週次で小幅下落の16,938.87円で越週。(前週17,014.78円)
・米Dow→$17,207.63、S&P500→$2,018.02、Nasdaq→$4,728.19)
(前週 $17,006.49 $1,999.89 $4,717.02)
(前週比 +1.2% +1.1% +0.7% )
・米10年債利回りは、1.98%。(前週1.88%)
・米30年債利回りは、2.75%。(前週2.70%)
②商品市場
・商品市場は全般的に好調を維持。欧州の追加緩和も好感。
・原油価格はバレル単価で$38.53で越週。(前週$36.23)
・金価格は小幅に調整継続。オンス単価で$1,249.66で越週。
(前週$1,261.46)
③為替市場
・NZのサプライズ緩和にNZDが大幅下落。
・欧州は緩和でEUR下落後に総裁発言で急反発の乱高下。
(6週ぶり安値から3週ぶり高値へ!!)
・AUD,GBPは上昇し、USD,JPYは引き立て役に回る展開。