2012年5月5日土曜日

Attacks on Growth-Likned Currencies.

それにしても今週は主要通貨のBracketではAUD,NZD,CADの不調が際立ちました。

対ドルでは・・・・
AUDUSD DAILY⇒5本陰線で安値引け











NZDUSD DAILY⇒これも陰線5本で安値引け











豪州は市場予想を上回る幅での利下げもありましたが、それ以上に世界景気への懸念が背景だと思われますが、特に豪州経済は中国経済との相関も高く、通貨市場で言えば規制通貨である中国人民元の代替として豪ドル(AUD)を取引する傾向も根強いので、その辺りも気になるところです。

対円でも同様です。

AUDJPY DAILY⇒特に週末の下落が大きい!











NZDJPY DAILY⇒このチャートは壊れている!











これらの通貨は中央銀行の金融緩和や政府の財政出動などで景気が復調すると著しく反発もするためにバフェットの株式投資の如く、こういう局面で買った人達が纏まった収益を得るというパターンになる事も多いのですが、兎に角当面は値ごろ感だけで買い拾うのは厳禁ですね。通貨に投資をされるならボリンジャーやフィボナッチのサポート水準で止まっている状態でRSIなどのモメンタム系指標が反転を示唆するところを待った方が良いでしょう。

Risk Aversion Lifting USD and JPY.

結局足元はリスク回避バイアスがまたまた米ドルと日本円を持ち上げる展開となり始めています。
 
GBPUSD⇒先週は英国ポンドが5連続陰線











EURUSD⇒週後半にユーロ大幅下落










 
USDCHF DAILY⇒対スイスフランでも米ドル大幅高

USDJPY DAILY⇒円高圧力に80円割れ











 週初は連休明けの本邦勢の動向を見極める動きに様子見相場となる可能性が高いと見ていますが、5月相場は基本的にドルも円も強いと言うのがベースラインとなる可能性が高そうですね。

Was It Just "A Catch-Up" Thing? : Slowing Momentum of US Job Situation.

注目された米国の4月の雇用統計ですが、市場の事前予想を下回る内容でした。

①新規雇用者数の伸びが115千人 (事前予想の平均は170千人)
②労働参加率の低下 ⇒ 継続的求職活動をしている失業者の減少
③失業率は8.1%に低下⇒3年振りの低水準
④所得、労働時間数ともに頭打ち傾向

①に関しては3月の数字が上方修正されましたが、2ヶ月連続で市場の期待を下回ってしまった事には変わりはありません。

②に関しては非常に心配なデータとしか言いようがありません。一旦諦めてしまったのか、生活保護のようなプロセスに入った人達が少なく無いと言う解釈になります。

③は一見、せめてもの改善点のようにも見えますが、失業率を計算する時の分母が減少した事によるテクニカルな改善でしかない事が明らかです。これが②の意味でも有ります。

④も説明不要でしょう。

この項の標題にも書きましたが、ここに来て頻繁に"Catch-Up"需要と言う言葉が聞かれる様になりました。

過去数年間続く経済危機を受けて企業が過剰に雇用を抑制して来ていた物が、一気にリバウンドするかのように緩和される現象が起きており、足元の雇用データの改善はまさにこの動きであったと言うのです。

またこれは、嬉しい誤算でもる自動車販売の好調さにもいえることであり、経済危機の中で自動車の購入や買い替えを自粛してきた消費者達からのリバウンド需要が背景であるという見方も可能です。

要はCatch-Up需要であれば、やがて失速、減速すると言う事なので今後の経済指標には細心の注意を払っていく必要があります。

少なくともこれで長期金利の上昇圧力も一旦後退するでしょうし、可能性が薄れたとも考えられていたQE3実施シナリオが選択肢として復活してくる事になりそうです。

Watchout for the FULLEST SUPER MOON !!

何らかの形で相場に関わりのある人ならば月を気にする人も多いでしょう。

そもそもメリマンサイクルで有名なレイモンド・メリマン氏は占星術で相場変動を予測している訳ですが、月だけを取ってみても満月、新月、月食(皆既or部分)等の現象時に金融市場のみならず社会現象全般が明らかにVolatileになりやすい事はよく知られています。

私がまだ駆け出しの頃から周囲の先輩たちは真剣にこういう事を気にしていましたし、実際にリスク量を調整する人達もいました。

その中の一人が話してくれた事が今でも印象的なのですが、例えば満月の時には実際に引力の変化の関係から海であれば潮の満ち引きが大きな影響を受けますし、NYのマンハッタン島等も通常時よりも40cm程度隆起したりもするそうです。こういう時には人もハイテンションになり易く、暴動等にも注意が必要であり、また満月時に懐妊するケースも多いとの事でした。

「だから普段ならやらないような仕掛けをしたり、大き目のポジションを取ったりもするんだよ」

と言う話だったのですが・・・・・・

さーて、さて。

満月にも色々あるようなのですが、中でも飛び切り大きくて明るいやつをSuper Moonというようなのですが、2012年で最高のSuper Moonがこの週末に当たるようです。2012年の他の満月よりも14%程度大きく、30%も明るい満月との事なのですが、ちょっと気にしておきましょう。

もし興味があれば、詳細はこちらをどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=1MPmdJ6mGQ4&feature=endscreen

金融市場にも大きな影響が???

The Final Round Rush:How They Finished the Week

金曜日の雇用統計を受けて相場は乱高下をしましたが、結局は投資家の戦線縮小モード(Risk-Off)が強まり、今回は引けにかけてのより戻しも限定的でした。

週の最終ラウンド=最後の4時間の攻防を確認します。

     通貨ペア ↑↓ 今週終値    前週終値    変動(pips)      変動(%)
①AUDNZD↓   1.2787    1.2809     -22        -0.17%

 ②AUDJPY↓     81.26      81.39      -13        -0.16%

③GBPAUD↑    1.5872    1.5849    +23       +0.14%

④AUDUSD↓    1.0175    1.0189     -14       -0.14%

⑤AUDCHF↓    0.9341    0.9352     -11       -0.12%

⑥EURGBP↓    0.8095    0.8104      -9        -0.11%

⑦AUDCAD↓   1.0126    1.0137     -11       -0.11%

⑧EURNZD↓    1.6437   1.6453     -16       -0.10%

⑨EURJPY↓     104.47    104.55      -8        -0.08%

⑩CADJPY↓     80.23      80.29       -6        -0.07%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。

上昇サイド=JPY(3回),NZD(2回),GBP(2回),USD,CHF,CAD
下落サイド=AUD(6回),EUR(3回),CAD

私も取引終了近くまで見ていましたが、EURとAUDの弱さは際立っていましたね・・・・・

Top FX Movers of the Week.

今週の金融市場は結局リスク回避色を強めて越週する結果となりました。過去2年間同様に日本の黄金週間にVolatilityが上昇する結果となったと言えるでしょう。

・欧州では景気失速感、内部協調の不協和音、週末のフランス、オランダの選挙結果への懸念

・中国では斑模様ながら勢いに欠ける経済指標や新たな人権問題

・米国では結局は期待を裏切る4月の雇用データ

等が材料になっています。

週足ベースでの主要通貨ペアの動向は以下の通りでした。

    通貨ペア ↑↓    今週終値   前週終値       変動(pips)     変動(%)
①NZDJPY↓   63.53     65.96       -243        -3.82%

②AUDJPY↓   81.26     84.03       -277       -3.41%

③NZDUSD↓  0.7955   0.8219     -264       -3.32%

④AUDUSD↓  1.0175   1.0470     -295       -2.90%

⑤GBPNZD↑  2.0293   1.9755     +538     +2.65%

⑥GBPAUD↑  1.5872   1.5525     +347     +2.19%

⑦EURNZD↑  1.6437   1.6090     +347     +2.11%

⑧NZDCHF↓  0.7302    0.7456     -154      -2.11%

⑨CADJPY↓   80.23      81.85       -162      -2.02%

⑩NZDCAD↓  0.7916   0.8062      -146      -1.84%

やはり結構な変動幅ですね。これは終値ベースですので所謂値動きの上髭や下髭は考慮していません。実際の高値や安値で見ていくと値幅は更に拡大します。

通貨ペアを分解すると、上昇サイドではJPYが3回,USDとGBPが各2回でEUR,CHF,CADが1回登場しています。

下落サイドですが、NZDが6回、AUDが3回、CADが1回となっており、景気敏感通貨の崩落が目立った格好です。

また、後続が11位がEURJPYの下落(-1.77%)、12位がCHFJPYの下落(-1.76%)となっており、資源国通貨の下落と円高と言うリスク回避時に"お約束"の組合せだったと言う事がわかります。