2014年3月23日日曜日

Currencies are in Wild Swings.

多くの通貨で乱暴な上下動が目立っています。終わってみれば・・・と言う感じですが、各上昇、下落の過程では多くの市場参加者が振り回されている事でしょう。
USDJPY DAILY

ドル円の日足ですが・・・直近の高値更新後に切り替えして今度は安値を切り下げるような動きの後で大きく反発・・・・と思ったら先週の後半は失速でした。

EURUSD DAILY
ユーロドルの日足も地味に上値を切り上げて、そのまま1.40を超えていくと思いきや大きく切り返して反落でした。


EURJPY DAILY
クロス円も売らせてから上昇、買わせてから反落と言う形状ですね。

AUDUSD DAILY
4月以降はどこかでドーンと一方向のトレンドが出ると思いますが、今の動きはその胎動かもしれません。

南半球も大きなSWING相場です。以下は豪ドルvs米ドルです。

順張り派が苦戦する形状ですが、地政学リスクの上昇などを考えれば安易な逆張りも危険すぎますので多くの参加者が苦戦していると思います。

このような値動きでは足元の為替市場では長期足の順張りよりも、短期足のScalpingが主流になっているのではないかと思います。

2014年3月22日土曜日

Metals Took It On the Chin.


貴金属が不安定な動きです

Elliott Wave Internationalが上海株と銅のチャートを重ねて高い相関を解説しています。

銅はDr.Copperとも呼ばれていますが、その価格動向が経済の健康度を推し量る尺度になるからだとされています。

そういう意味ではやはり過剰設備もあって産業需要は芳しくないと言うところでしょうか。

これに足を引っ張られた訳でもないでしょうが、リスク回避的な資本流入が続いた金や銀も大きく切り返してきました
GOLD DAILY

SILVER DAILY
金はまだ壊れてはいませんが、銀のチャートはかなりのダメージですね・・・・

五輪のメダルに例えれば、三番手(銅)が極度の不振の中で一番手(金)と二番手(銀)は頑張っていたものの、先週は二番手も失速し、一番手も減速感は免れないと言う状況でしょうか。

個人的には今年はブルな見通しを持っているのですが、ちょっと試練ですね。

Another Inflection of ...Oh...CANADA...

Review of the Week の項でも触れていますが、CADの動きがBig Killerとなりました。
USDCAD DAILY

中銀総裁から非常に弱気な見通しが示されてカナダドルが米ドルに対して大きく下落(USDCADの上昇)、チャートでも明らかですがこれで従来のレジスタンスラインをきれいに上抜けしたためにトレンドフォローの買いも出て相場が走りました。

しかし週後半には経済指標が市場予想よりも強めの内容で出続けたために今度はCADが反発し(USDCADの下落)、上昇分の半値戻し程度まで大きくSWINGしました。

最後は金利上昇を背景に米ドルも反発してUSDCADの週末の下落は大部分が下ヒゲ状態になっているのでテクニカルには再上昇の期待ありと言う形状になっています。

資源価格もパッとしないのでUSDCADの上昇は伸び余地がまだまだある可能性もありますが、トリッキーな動きが多いので注目していきましょう。

Top FX Movers of the Week.(Mar.17th - Mar.21st.2014)

2014年3月17日(月)~3月21日(金)の週を通した週次ベースの主要通貨動向です。

 通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
AUDCHF ↑ 0.8010   0.7877  +133  +1.66% 

AUDCAD   1.0190   1.0021  +169  +1.66% 

GBPAUD   1.8164   1.8421   -257   -1.41% 

AUDJPY  ↑  92.82     91.55   +127   +1.37% 

EURAUD   1.5191   1.5397   -206    -1.36% 

NZDCAD   0.9577   0.9465  +112   +1.17% 

NZDCHF ↑ 0.7528   0.7441    +87   +1.16% 

USDCHF ↑ 0.8820   0.8722    +98   +1.11% 

USDCAD   1.1220   1.1097  +123   +1.10% 

GBPUSD ↓ 1.6496   1.6643   -147    -0.89% 

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ AUD(5回),USD(3回),NZD(2回)
下落通貨 ⇒ CHF(3回),CAD(3回),GBP(2回),JPY,EUR

クリミア情勢を筆頭に色々な材料がある中で、金融市場の動きは注意深い楽観と言うイメージだったと思います。一気にリスク回避相場になる事もなく、通常通りに当局者の発言や中央銀行の政策会合などのイベント結果に素直に・・・且つほどほどに・・・・反応していました。

The Final Round Rush : How They Finished the Week.

2014年3月21日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。

    通貨ペア ↑↓ 終値    始値   変動(pips) 変動(%)
NZDJPY   87.22    87.47   -25   -0.29% 

NZDCHF 0.7528  0.7547  -19   -0.25% 

NZDUSD 0.8532  0.8551  -19   -0.22% 

AUDJPY  92.82     93.02   -20   -0.22% 

GBPNZD 1.9327  1.9286  +41  +0.21% 

AUDCHF 0.8010  0.8026  -16   -0.20% 

CADJPY  91.08     91.26   -18   -0.20% 

CADCHF 0.7860  0.7875  -15   -0.19% 

EURNZD1.6163   1.6134 +29  +0.18% 

GBPAUD1.8164   1.8135 +29  +0.16% 

通貨ペアの分解結果は次のようになりました。
上昇通貨 ⇒ JPY(3回),CHF(3回),GBP(2回),USD,EUR
下落通貨 ⇒ NZD(5回),AUD(3回),CAD(2回)

やはりクリミヤ情勢やマレーシア航空機の話などが週末に急展開する可能性もある中で日本円やスイスフランが買い戻されてハイベータ通貨が売られているのが目立ちます。週末のリスク回避的なバイアスですね。

2014年3月16日日曜日

Review of the Week.(Mar.10th - Mar.14th.2014)

2014年3月10日(月)~14日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①ウクライナ情勢
  ・G7が声明文⇒ロシアはウクラナ新政権との2国間協議及び国連
        の仲介などで問題解決に取り組むべき。
         6月のG8会合(ロシアのソチ)の準備を凍結。  
  ・欧州連合(EU)⇒冷戦後では初となる対露制裁の枠組みで合意
          渡航禁止や資産凍結を含む内容。
     
 ②中国
  ・2月貿易収支⇒▲230億ドル(予想+145億ドル)
         =予想外の赤字。
         輸出▲18.1%(予想+6.8%,yoy),
         輸入+10.1%(予想+8.0%)。
  ・2月小売売上高⇒+11.8%(予想+13.5%,yoy)
  ・2月固定資産投資額⇒+17.9%(予想+19.4%,yoy)。
  ・2月鉱工業生産⇒+8.6%(予想+9.5%,yoy)。

 ③日本
  ・2013年第4四半期GDP⇒+0.7%に下方修正(yoy)。
  ・同GDPデフレータ⇒▲0.3%に上方修正(yoy)。
  ・1月経常赤字⇒▲5千9百億ドル。
  ・1月機械受注⇒+13.4%(予想+7.4%,mom)。
  ・1月鉱工業生産⇒+3.8%(mom)。
  ・3月日銀政策決定会合⇒金融政策据え置き
       全会一致で年間60~70兆円のマネタリーベース拡大。
  ・日銀 黒田総裁⇒消費税引き上げ前後で景気の凸凹を見込む。
          2014年~2015年は0.5%~1%の成長へ。
          CPIは2014年末~2015年初に2%へ(会計年度)
  ・2月日銀政策決定会合議事録
         ⇒4月の消費税増税の景気悪影響は限定的。
         経済動向、物価動向は想定通り推移。
                                    今後は輸出や設備投資の伸びで消費増税による
         個人消費の減速をカバーできるかどうかが重要。
  ・2月工作機械受注額⇒+26%(yoy)。5ヶ月連続の伸び。
  ・1月第三次産業活動指数⇒+0.9%(mom)。
  ・2月国内企業物価指数⇒+1.8%(yoy)。
  
 ④豪州 / ニュージーランド
  ・NZ2013年第4四半期製造業活動⇒+6.3%(qoq)。
  ・RBNZ(NZ中銀)
   ⇒OCR(政策金利)を2.50%から2.75%に引き上げ。
    今後の追加利上げも示唆。
  ・豪州2月NABビジネス信頼感⇒7に低下。
  ・豪州3月Wespac消費者信頼感⇒▲0.7%。
  ・豪州1月住宅ローン貸出件数⇒±0(予想+0.8%)。
  ・豪州2月雇用統計⇒新規雇用+47.3千人(予想+15.3千人)。
        1月分も▲3.7千人から+18千人に上方修正。
        フルタイム雇用が増加。パートタイム雇用は減少。
        失業率は6%(unch)。

 ⑤欧州圏 / スイス
  ・スイス1月小売売上高⇒+0.3%。
  ・スイス2月PPI⇒▲0.4%(mom)。
  ・欧州圏3月Sentix投資家信頼感⇒13.9に下落。
  ・欧州圏1月鉱工業生産⇒▲0.2%(mom)。
  ・独1月貿易黒字⇒eur17.2bio(縮小)。
  ・独2月CPI確定値⇒+1.2%(yoy)。
  ・ECB Coeure専務理事⇒欧州圏にデフレリスクは無い。
             兆候あれば即行動の用意。
 
 ⑥英国
  ・BOE Carney総裁⇒英国の余剰設備は1.5%水準以上。
           将来の引締めプロセスは段階的。
           QEの解消は数次の利上げ後。 
  ・BOE Bean副総裁⇒現行以上のGBP高は輸出に悪影響。
           市場はBOEの利上げ時期に過度の関心。
  ・1月鉱工業生産⇒+0.1%(mom)。製造業生産+0.4%(mom)。

 ⑦米国 / カナダ
  ・米2月小売売上高⇒+0.3%(予想+0.2%)。
  ・米2月輸入物価指数⇒+0.9%(mom)。
  ・米失業保険申請件数⇒3月7日の週は315千件(予想334千件)。
  ・米2月PPI⇒+0.9%,コアPPI⇒+1.1%(共に予想を下回る)。
  ・加1月新築住宅価格指数⇒+0.3%

 ⑧BIS
  ・各中銀のForward Guidanceは市場の安定に寄与。
  ・Forward Guidanceの景気刺激効果に関しては未知数。
  ・各中銀は市場の反応を過度に懸念しており出口政策の
   遅延リスクになっている。
 
2 金融市場
 
 ①株式市場 / 債券市場
  ・株式市場下落+債券市場上昇(利回低下)の図式。
  ・日経平均は1万5千円割れ⇒14,327.66円で越週。
  ・週次でDow▲2.35%,S&P500▲1.97%,Nasdaq▲2.1%。
  ・米10年債利回りは2.65%(先週2.79%)。
  ・米30年債利回りは3.59%(先週3.73%)。

 ②商品市場
  ・中国減速懸念で原油価格は$100割れ。
            バレル単価$98.99(先週$102.57)。
  ・金は堅調なるも銀は失速気味銅は下落
  ・金価格はオンス単価で$1,380.19(先週$1,338.64)。
   6週連続陽線で6ヶ月ぶり高値。

 ③為替市場
  ・ドルインデックス続落で79.4水準。80は遠し。
  ・リスク回避バイアスで日本円が大幅上昇。
  ・利上げによりニュージーランドドルも堅調。
  ・英国ポンドは下落。ウクライナ緊迫はポンド売りの傾向。