2012年7月29日日曜日

How Much Weight is off JPY's Shoulder now?

悲観ムードが後退する中で、ドル、円ともに下落基調と言う図式になっている訳ですが、前項どおり米ドルに下値余地が感じられる状況下、クロス円上昇バイアスによる円高一服感の醸成と言うシナリオになるのでしょうか。
AUDJPY DAILY ⇒ かなりの勢いで上昇










EURJPY DAILY ⇒ この反発も続くか?











GBPJPY DAILY ⇒ GBPは木、金で反発












NZDJPY DAILY ⇒ 最もSolidな上昇!











個人的にはこのクロス円の反発が主導する形で円上昇圧力に一服感が強まると言う展開を予想していますが、欧州でも米国でも何か新たに悪い材料が出れば円が急騰するリスクもあるので気をつけたいところです。

Dollar Index Retreats at a Clear Divergence.

これを見るとユーロ反発の上値はまだまだ先のような気になってくるのですが、たいそうな勢いで上昇してきたドルインデックスが暫く下値を試しそうなチャートになっています。

Dollar Index中期チャート ⇒ 価格上昇+MACD下落のダイバージェンス






















72.69から反発して今回84.10まで付けた訳ですが、チャートの通りここのところ価格上昇の陰でMACDは下落するなどのダイバージェンスが指摘されており、息切れ感が払拭出来ない状況でした。そこに先週終盤での調整が入ったと言う事なのですが、ちょっとダメージが残りそうな気配です。

Super Mario Triggered a Series of Euro’s Rescue.

先週の引き金となった欧州当局者の発言は主に3つあります。

25日水曜日にはECBのNowotny(オーストリア中銀総裁)が「ユーロ圏救済基金(ESM Bailout Fund)への銀行免許付与に賛成する」という声明をだしました。

26日木曜日には"欧州のSuper Mario"ことECBのMario Draghi総裁が「EU圏の崩壊を阻止する為に必要な事は全て実施する」と言う声明を出しました。

27日金曜日にはドイツのMerkel首相とフランスのHollande首相が電話会議を行った後に両者の権限の限りを尽くしてEUROを防衛すると言う声明を出しました。

前述の通り、金融市場は欧州崩壊モードでポジションを積み増していたので、週の後半に立て続けに出された欧州首脳陣達からの決意表明は、短期筋を中心としたポジションのSqueezeを誘発しています。
EURUSD DAILY ⇒ 週後半にしっかり反発











EURJPY DAILY ⇒ 対円でも反発












先週中盤までの下落の方が余程凄かったわけですが、流石にポジションが偏りすぎていたと言う事になるのでしょう。週後半のSqueezeもかなり見ごたえのある規模になっています。

週明けからは途中で利益確定して深追いを抑制していたスマートマネー勢がこの反発局面で売りを再開させる動きが見られることでしょう。そこで崩れないようだと今回の反発は結構な上値に到達する可能性が出てきます。

Final Round Rush:How They Finished the Week.

金曜日北米市場の最後の4時間の動きです。

ちょっとしたリバーサル週となった先週の需給の均衡点に向けた最後のうねりの部分です。

    通貨ペア ↑↓  終値        始値         値幅(pips)  値幅(%)
①EURAUD↓   1.1741  1.1850   -109    -0.93%

②EURNZD↓   1.5189  1.5318   -129    -0.85%

③AUDCHF↑   1.0213  1.0133   +80    +0.78%

④NZDCHF↑   0.7896  0.7837   +59    +0.75%

⑤EURCAD↓  1.2355  1.2434    -79     -0.64%

⑥CADCHF↑  0.9712  0.9656    +56    +0.58%

⑦EURGBP↓  0.7816  0.7858    -42     -0.54%

⑧AUDUSD↑  1.0478  1.0427   +51    +0.49%

⑨CHFJPY↓    80.44    80.83     -39     -0.48%

⑩GBPCHF↑  1.5353  1.5281   +72    +0.47%

通貨ペアの分解結果は以下のようになります。

上昇通貨 ⇒ AUD(3回),NZD(2回),CAD(2回),GBP(2回),JPY
下落通貨 ⇒ CHF(5回),EUR(4回),USD

ここは欧州通貨の反発局面を引き付けるだけ引き付けておいて、EURAUDのショートのようなクロス取引を行う動きが出ていたと言う事が読み取れそうです。変動幅も結構出ていますね。

Top FX Movers Last Week.

先週は欧州当局者による欧州システム維持に向けた度重なる決意表明が引き金となり、各金融市場が大きなうねりを見せました。

そもそもが新たな売り手がいないくらいにユーロショートが積み上がっていたり、米債などでも市場は短期的には極度の買われ過ぎという状況になっていたと思われますが、それにしても先週は結構なリバーサル週ということになりました。

週を通した主要通貨ペアの変動率上位は以下のようになりました。

   通貨ペア ↑↓  先週終値 前週終値   値幅(pips)  値幅(%)
①NZDUSD↑   0.8102    0.7991    +111      +1.37%

②NZDJPY↑    63.57      62.72      +85        +1.34%

③USDCHF↓   0.9746    0.9874    -128       -1.31%

④EURUSD↑   1.2315    1.2159   +156      +1.27%

⑤EURJPY↑    96.64      95.45     +119      +1.23%

⑥CHFJPY↑    80.44      79.46     +98        +1.22%

⑦AUDUSD↑  1.0478    1.0378   +100      +0.95%

⑧AUDJPY↑   82.23      81.45      +78       +0.95%

⑨USDCAD↓ 1.0030     1.0123    -93        -0.93%

⑩CADJPY↑  78.18       77.49     +69       +0.88%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。

上昇通貨 ⇒ NZD(2回),CHF(2回),EUR(2回),AUD(2回),CAD(2回)
下落通貨 ⇒ USD(5回),JPY(5回)

ある意味単純な結果なのですが、売られすぎの欧州通貨と買い控えられていた資源国通貨が上昇しており、安全避難先であった米ドルと日本円が売られたと言う図式です。

2012年7月22日日曜日

JPY Inches Up But Leaves Volatility Melting down.

先週も円の上昇圧力は継続していました。
USDJPY DAILY⇒78円台も下押しの展開











EURJPY DAILY⇒遂に95円台。下げ足加速気味











GBPJPY DAILY⇒GBPも陥落・・・











AUDJPY DAILY⇒週末の動きは注意











ところで、通貨オプション市場のVolatilityの建値を見ると、1ヶ月物のVolatilityがやや異常な事になっています。

AUDUSD、EURUSDは9%台、EURJPYが11%台、USDJPYは6%台と言う状況なのですが、このUSDJPYのVolatilityの低さはLehmanショック後の最安値を更新中だそうです。

円高でVolatilityが上がらないと言う状況も定着してきましたが、実際の値幅が買い控えを誘っていると言うことなのでしょう。少々円高が進んでも6%台のVolatilityでは介入なども有り得ない気がしますね・・・