先週は欧州当局者による欧州システム維持に向けた度重なる決意表明が引き金となり、各金融市場が大きなうねりを見せました。
そもそもが新たな売り手がいないくらいにユーロショートが積み上がっていたり、米債などでも市場は短期的には極度の買われ過ぎという状況になっていたと思われますが、それにしても先週は結構なリバーサル週ということになりました。
週を通した主要通貨ペアの変動率上位は以下のようになりました。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①NZDUSD↑ 0.8102 0.7991 +111 +1.37%
②NZDJPY↑ 63.57 62.72 +85 +1.34%
③USDCHF↓ 0.9746 0.9874 -128 -1.31%
④EURUSD↑ 1.2315 1.2159 +156 +1.27%
⑤EURJPY↑ 96.64 95.45 +119 +1.23%
⑥CHFJPY↑ 80.44 79.46 +98 +1.22%
⑦AUDUSD↑ 1.0478 1.0378 +100 +0.95%
⑧AUDJPY↑ 82.23 81.45 +78 +0.95%
⑨USDCAD↓ 1.0030 1.0123 -93 -0.93%
⑩CADJPY↑ 78.18 77.49 +69 +0.88%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ NZD(2回),CHF(2回),EUR(2回),AUD(2回),CAD(2回)
下落通貨 ⇒ USD(5回),JPY(5回)
ある意味単純な結果なのですが、売られすぎの欧州通貨と買い控えられていた資源国通貨が上昇しており、安全避難先であった米ドルと日本円が売られたと言う図式です。