25日水曜日にはECBのNowotny(オーストリア中銀総裁)が「ユーロ圏救済基金(ESM Bailout Fund)への銀行免許付与に賛成する」という声明をだしました。
26日木曜日には"欧州のSuper Mario"ことECBのMario Draghi総裁が「EU圏の崩壊を阻止する為に必要な事は全て実施する」と言う声明を出しました。
27日金曜日にはドイツのMerkel首相とフランスのHollande首相が電話会議を行った後に両者の権限の限りを尽くしてEUROを防衛すると言う声明を出しました。
前述の通り、金融市場は欧州崩壊モードでポジションを積み増していたので、週の後半に立て続けに出された欧州首脳陣達からの決意表明は、短期筋を中心としたポジションのSqueezeを誘発しています。
EURUSD DAILY ⇒ 週後半にしっかり反発 |
EURJPY DAILY ⇒ 対円でも反発 |
先週中盤までの下落の方が余程凄かったわけですが、流石にポジションが偏りすぎていたと言う事になるのでしょう。週後半のSqueezeもかなり見ごたえのある規模になっています。
週明けからは途中で利益確定して深追いを抑制していたスマートマネー勢がこの反発局面で売りを再開させる動きが見られることでしょう。そこで崩れないようだと今回の反発は結構な上値に到達する可能性が出てきます。