2011年1月16日日曜日

Top Fx Movers Last Week.

先週も欧州周辺国のソブリンリスクに焦点が当たった週でしたが、結果的には注目された入札で水曜日にはポルトガル、金曜日にはスペインが市場の事前予想よりも良好な内容で入札をこなした事、更には木曜日のECB会合で金融政策を据え置いた後の記者会見においてECBのトリシェ総裁が足元のインフレ懸念が上昇していると発言した事からユーロの短期金利が急騰し、為替市場でもユーロが強烈な反発を見せる結果となりました。

先週の主要通貨ペアの変動率ランキングはこのようになります。

 通貨ペア 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)



①EURUSD 1.3387 1.2906 +481 +3.59%


②EURCAD 1.3257 1.2818 +439 +3.31%


③EURJPY 110.92 107.30 +362 +3.26%


④EURCHF 1.2896 1.2482 +414 +3.21%


⑤EURNZD 1.7465 1.6978 +487 +2.79%


⑥GBPAUD 1.6044 1.5606 +438 +2.73%


⑦GBPUSD 1.5867 1.5544 +323 +2.04%


⑧GBPCAD 1.5716 1.5439 +277 +1.76%


⑨GBPJPY 131.47 129.23 +224 +1.70%


⑩GBPCHF 1.5285 1.5033 +252 +1.65%

かなり強烈なのですが、1位~5位がEURの上昇で6位~10位がGBPの上昇となっています。この2通貨の引き立て役となったのは、USD,CAD,JPY,CHFが対EURと対GBP両方で2回登場しており、後はNZDが対EURのみ、AUDが対GBPのみで一度ずつ登場しています。

実は11位がこの両通貨の直接対決となるEURGBPの上昇(134pips、1.59%)でしたので如何にEUR
の爆発力が際立っていたのかがよくわかるのではないでしょうか。

正直なところ個人的にも先週のEURの予想以上の反発には大いに驚いています。