2011年4月18日月曜日

Exhaustion of JPY Crosses.

流石にクロス円の息切れが感じられるようになってきました。今回の強烈な伸びは当然ながら3月17日の協調介入が引き金になったのですが、本邦投資家、特に個人投資家のブラケットで潮流の変化が見られたことも大きな原因だったと思います。

逆張り⇒順張りへ

複数のソースによれば従来は、下がれば買い+上がれば売り という市場の動きに逆張る傾向が強かった本邦のリテールのFXポジションが明確に順張りに転じていたとの事です。円が史上最高値を更新した事やその翌日に協調介入があったことを重視してレベル感と材料の重さから果敢に戦略を転換してきたのだとすれば日本のリテールレベルの投資家層は世界に誇るレベルであると強く思います。

さて、そんな感じのクロス円も流石にモメンタムが大きく後退し始めた感があり、一旦利益を確定した方がよさそうな状況になってきました。代表格のAUDJPYとNZDJPYで見てみましょう。

AUDJPY DAILY


AUDJPYは先週は5日のうち4日が陰線となっていますが、その前の16日間で14本の陽線を出しているのは今更ながら凄いですね。


NZDJPY
 NZDJPYも同様です。あらゆる押し目を目をつぶってでも買って置けば必ず儲かったと言う展開が2週間ほど継続したので今週以降も根強い押し目買いが出ると思いますが、個人的にはレベルを選ぶことで慎重を期す時間帯に入っていると感じています。