2012年8月26日日曜日

Can't Take My Eyes Off Of ....Gold and Silver.

うーん・・・・・・・・・

FRBのQE3可能性の再台頭とか、色々な要因があるにしても・・・どうですか、これ?
GOLD DAILY ⇒ ひーっ!!






SILVER DAILY ⇒ きゃーっ!!















ど、どうですか・・・・お札刷りすぎ懸念⇒ハイパーインフレ懸念なのか、アジアの領土論争、シリア情勢などに見る国際社会のあまりもの無力さへの失望なのか・・・・・

元祖貨幣である貴金属価格の上昇には明確な社会情勢への不安があることは明白です。AUDNZDの下落以上に、大いに不安を掻き立てるシグナルとして注視していく必要があるでしょう。

Honest Refelction of Real China Risk.

時として驚くようなトレンドや値幅を作るのが南半球のクロス取引であるAUDNZDです。

基本的には、世界経済好調時には上昇、不調期には下落と言うトレンドを作りやすいという傾向があります。
 最近は、中国の失速懸念がストレートに豪州景気の先行き不安に繋がる傾向が強くなっており、足元の明確な中国経済指標の悪化を背景にこの南半球クロスもこういう値動きになっています。
AUDNZD DAILY ⇒ まだ下げそう!!











中長期的に下向き感が強まるチャートになっており、周期的な反発があっても次にはより大きな下げが来る展開になると要注意でしょう。

実際にはどこまで正確なのかと言う議論も多い中国の経済指標ですが、案外真実はこういうところに出易いと言う部分もあるのかもしれません。

JPY-Crosses Might Have Turned Bearish.

暫く円安方向に振れて来た多くのクロス円相場が既にTopを付けた感じが強まってきました。今週は月末の需給も気になるところですし、いろいろ他にも材料がありますが、少なくとも現時点のチャート的には下値押しリスクありと言うところでしょうか。
AUDJPY DAILY ⇒ Lower Bottoms











CADJPY DAILY ⇒ 目先サポートラインまで反落











EURJPY DAILY ⇒ Toppish?











GBPJPY DAILY ⇒ Toppish・・・











これもやはり週内に決着がつくかもしれません。

The Inflection of US Bond Yield Turns JPY Around.

先週発表されたFOMC議事録では、予想以上に多くのメンバーが今後明確な景気回復が無ければ追加緩和の検討をするべきであるという意見に傾いていた事が驚きを誘いました。

これで最近の経済指標の回復基調を受けて遠のいたと思われていたQE3への観測が再台頭した格好でドル金利が反落し、為替市場のドル売りを誘う結果となりました。

しかし・・・この議事録ですが、7月31日~8月1日のものであり、まさにその後の経済指標は回復基調を明確にしてきたわけです。
 7月雇用統計が予想外の回復振りであったことを皮切りに、各種住宅関連指標なども強く、ある意味で議事録の中で多くのメンバーが期待していた明確な回復基調が確認されていた事になるのですが、今月に入ってからQE3は遠のいたと言う前提で動いていた金融市場は完全に冷や水を浴びせられた格好です。

最も顕著なのがドル円でした。
USDJPY DAILY ⇒ 前週上昇分の大部分が消滅











金曜日には辛うじて小反発をしていますが、そうでなければ先々週の5本の陽線を先週の5本の陰線で全否定するところでした。

今週の動きが極めて重要と言う事になりますが、月末の需給に加えて、金曜日に予定されているジャクソンホールにおけるバーナンキ議長の公演内容が大きな鍵を握ります。

The Final Round Rush:How They Finished the Week.

先週金曜日の北米市場における最後の4時間の攻防です。月曜日がロンドン休日でもあり、閑散取引だったと言う印象でしょうか。

 通貨ペア ↑↓ 終値   始値   値幅(pips) 値幅(%)
①CHFJPY↓  81.96   82.13    -17    -0.21%

②EURJPY↓  98.43   98.63    -20    -0.20%

③EURUSD↓ 1.2511 1.2535  -24    -0.19%

④GBPJPY↓  124.33  124.56  -23    -0.18%

⑤GBPUSD↓ 1.5802 1.5831   -29    -0.18%

⑥EURCAD↓ 1.2409 1.2431  -22    -0.18%

⑦USDCHF↑  0.9596 0.9579  +17   +0.18%

⑧GBPNZD↓ 1.9476  1.9509  -33    -0.17%

⑨EURNZD↓ 1.5422  1.5446  -24    -0.16%

⑩GBPCAD↓ 1.5677  1.5700  -23    -0.15%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(3回),USD(3回),CAD(2回),NZD(2回)
下落通貨 ⇒ EUR(4回),GBP(4回),CHF(2回)

Top FX Movers Last Week.

先週は、公表されたFOMC議事録で予想外にQE3の実施可能性が議論されていた事が発覚した事から前週のドル金利上昇ムードが一変しました。80円トライの可能性もあったドル円も79円ミドルから反落する展開でした。

週末時点の市場模様はかなりMIXな状況です。金曜日のジャクソンホール集会での当局者発言までは不透明感が払拭出来ない流れかと思います。勿論ですが当日の主役はバーナンキ議長と言う事になりますね。

以下週次の主要通貨ペア変動上位です。

   通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①CADCHF↓  0.9672    0.9836    -164      -1.70%

②EURCAD↑  1.2409    1.2199   +210     +1.69%

③AUDCHF↓  0.9982    1.0141    -159      -1.59%

④EURAUD↑  1.2023    1.1835   +188     +1.56%

⑤USDCHF↓   0.9596    0.9739    -143      -1.49%

⑥EURUSD↑   1.2511    1.2330   +181     +1.45%

⑦CADJPY↓    79.29      80.37      -108      -1.36%

⑧AUDJPY↓    81.84      82.85      -101      -1.23%

⑨USDJPY↓     78.67      79.54      -87        -1.11%

⑩EURNZD↑  1.5422     1.5267   +155     +1.01%

まーそこそこの値幅でしょうね。通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ EUR(4回),CHF(3回),JPY(3回)
下落通貨 ⇒ CAD(3回),AUD(3回),USD(3回),NZD

2012年8月19日日曜日

Oh Canada....still At It.

欧米日の経済とは一線を画し、自分達は別世界であるとするカナダ。

経済ファンダメンタルズ、国家財政と、よく見れば確かにそうじゃないかと言う事で為替市場におけるカナダドルの高い選好度は依然継続中です。
USDCAD DAILY ⇒ USD安・CAD高トレンド












週末こそポジション調整も出ていますが、そもそも日次チャートでも明確な右下がりトレンドが意識されますし、陰線(赤線)が陽線(青線)を数でも圧倒していませんか?過去2週間の10営業日でも8日がCAD高になっていますね。

対円でも当然CAD高円安になっています。
CADJPY DAILY ⇒ CAD高円安!












更に資源国通貨同士のクロス取引となるAUDCADの日次チャートを見ればまさに圧巻のCADの強さが確認できます。
AUDCAD DAILY ⇒ あのAUDまでもCADに完敗












日次で豪ドルはカナダドルに10連敗中です・・・・・これって凄くありません??

EURAUDのチョートを放置して足元のパフォーマンスの悪化を懸念する向きはAUDCADのショートをポートフォリオに加えておくのも一考ではないでしょうか?

The world is changing, so is JPY...?

先週の円の動きは注目に値すると見ていますが、所詮は従来レンジ内の値動きである間はあまり強い思い込みを持たないように注視して行きたい所です。

先週は大企業でも全社でお盆休業となる企業も多く、前半は通勤電車もガラガラで寂しい限りでしたが、流石に全週休業というのは少なく、木曜日位からはかなり市場も通勤電車も正常化してきました。
 その中で、まさに本邦実需勢の復帰に呼応するかのような円安の動きには俄然注目が集まっている訳です。
USDJPY DAILY ⇒ 一気に79円ミドルへ!











ご覧の通り、ドル円は先週は5本の陽線で79円ミドルまで上昇しており、一気に80円を視界に捉える格好になっています。

この動きはクロス円の上昇(=円安)と言う形で、より顕著です。 
GBPJPY DAILY ⇒ 先週は大幅上伸











EURJPY DAILY ⇒ こちらも大幅上伸











繰り返しますが、円のMother Marketである東京市場の需給がお盆休みから復活するのにあわせて円安方向の動きが顕著になったと言う解釈は注目するべきでしょう。今のところ米国の長期金利上昇の影響と言う説明の方が多い気がしますが、私個人的には前者の解釈を重視しています。

先ずはドル円での80円の攻防が見られるかどうかに注目したいと思います。

What Is Actually Like a Strapless Bra...?

少し前に金融市場でやや不謹慎なAllegoryが出回りました。

世界経済に対する先行き不透明感が強まる中で、何故もっと株価が下落しないのか?・・・或いは欧州混乱の中でユーロは何故もっと下落しないのか?・・・と言った疑問が根底にあったのですが・・・・

The market is currently like a strapless bra; half of us are wondering what is holding it up and the other half are waiting for it to drop so they can grab the opportunity with both hands”.

正直中々面白く、良く出来ていると思ってしまいました。

今の市場は紐無しのブラジャーのようなものだ。市場参加者の半分は、「一体何が支えているのだろう?」と不思議がり、もう半分は、それが落ちれば両手で鷲摑みにしようと待ち構えていると言うイメージですね・・・

米国ではヌーブラ(NuBra)と言う名称で一時流行していたと思いますが、最近ではどうなのでしょうか。
 当時ある女性から聞いたところでは、”プッチンプリンのように真空にして・・・・”との事らしく、一定のボリュームがないと・・・”見た目が泥パックと変わらない”とか言っていました。ジョークだったのかもしれませんけど・・・・・

そうそう・・・最後に我々が注意しなければならない点として、Bla と Bra の話を一つ。

Bra というのは上記の如く女性用肌着のあれです。
一方で Bla というのは、”あーでもない、こーでもない”とか”かくかくしかじか”などと話の核心ではない重要度の低い事を表すときに使う言葉です。BlarとかBlahなどと書く時もありますし、Blabと言う動詞もあります。

”彼女は、買い物やテレビ番組など仕事に無関係の私語が多すぎる” 等と言う場合に、
"She talks too much about irrelevant things like shopping,TV shows, Bla Bla Bla....." などとやる訳ですが、ここでネイティブかぶれにBra,Bra,Braとやってしまう日本人がいるのです。

これは非常に反応に困るし、相手が女性なら尚更です。
かといって指摘をするのも憚れるケースも多く、「あなたからさりげなく伝えて(指摘して)あげて欲しい」と頼まれた事もありました。

本当に我々はどこで恥をかいているか判ったものではありません。

EUR is Correcting Higher on Crosses.

7%超え定着なら欧州崩壊シナリオ継続・・・・・と言う事で欧州混乱のリトマス紙的な位置付けとなっているスペインの10年債利回りも先週は6.443%で越週するなど欧州情勢夏の陣は比較的落ち着いた展開となっています。

そもそも・・・ある意味感心するのですが、欧州当局者は多くが3週間~4週間の連続休暇をしっかり取得しているようで、欧州委員会なども事務局は”すっからかん”状態との話もあり、欧州情勢はちょっとした水入り状態となっているようです。
 その中で、ドイツのメルケル首相からECBがより積極的に域内個別金融機関をサポートする可能性に理解を示す発言なども出ており、溜まりに溜まった欧州売りのポジションに断続的な調整が入っていると言うのが今の動きだと思います。

と言う事で、ユーロの反発は主にクロスで進んでいる印象がありますが、これはそもそもユーロ売りは対米ドル以外のクロス取引のショートという形で積み上がって来たと言う背景があります。
EURUSD DAILY ⇒ 対ドルでは一進一退











EURAUD DAILY ⇒ 対豪ドルで大きく反発










EURJPY DAILY ⇒ 対日本円でもこの通り・・











欧州問題の次の山場は9月になるのではないでしょうか。

周縁国救済の鍵を握るドイツ国内世論は読みにくいのですが、ドイツの憲法裁判所は欧州安定メカニズム(ESM)と新財政協定に反対するグループが違憲だとして提訴している問題に対して、9月12日に合憲か違憲かの決定を下す方針を明らかにしています

それまでは、ユーロクロスの買戻しが継続する可能性がメインシナリオとなる可能性が高いかもしれません。

Final Round Rush:How They Finished the Week.

17日金曜日の北米市場、最後の4時間の攻防です。

まー・・・静かでしたね。

        通貨ペア ↑↓  終値    始値    変動(pips) 変動(%) 
①NZDCHF↓ 0.7841 0.7864   -23   -0.29%

②CADCHF↓ 0.9836 0.9855   -19   -0.19%

③AUDCHF↓ 1.0141 1.0158   -17   -0.17%

④GBPCHF↓ 1.5278 1.5300    -22   -0.14%

⑤EURAUD↑ 1.1835 1.1820  +15   +0.13%

⑥EURCAD↑ 1.2199 1.2184  +15   +0.12%

⑦GBPNZD↓ 1.9429 1.9451   -22    -0.11%

⑧EURJPY↑   98.08    97.97   +11   +0.11%

⑨EURUSD↑ 1.2330  1.2317  +13   +0.11%

⑩USDCHF↓ 0.9739  0.9749   -10    -0.10%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒  CHF(5回),EUR(4回),NZD
下落通貨 ⇒ CAD(2回),AUD(2回),GBP(2回),USD(2回),NZD,JPY

ここも小動きながら最後まで欧州通貨の買戻しが優勢でしたと言う流れですね。

Top FX Movers Last Week.

日本がお盆の週であるなど、特に前半は動きの限られた先週の金融市場でしたが、少し気になる兆候として米国の長期金利が反発気配を強めてきました(長期債の下落バイアスが上昇)。
 今週以降の展開次第では大きな材料となってくる可能性があるので注意してみていきましょう。

では、先週末時点の週次ベースの主要通貨ペアの変動率上位です。

  通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
EURJPY 98.08     96.17   +191   +1.95% 

CHFJPY   81.64     80.08   +156   +1.91% 

AUDCHF 1.0141   1.0330   -189    -1.86% 

EURAUD 1.1835   1.1618   +217   +1.83% 

CADJPY  80.37     78.96     +141   +1.75% 

AUDCAD 1.0303  1.0480    -177    -1.72% 

GBPJPY   124.80  122.73    +207   +1.66% 

USDJPY   79.54    78.25      +129   +1.62% 

AUDUSD 1.0416  1.0575     -159    -1.53% 

GBPAUD 1.5057   1.4828    +229   +1.52% 

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ EUR,CHF,CAD,GBP,USDが全て2回ずつ登場。
下落通貨 ⇒  JPY,AUDが5回ずつ登場。

豪ドルと日本円が下落と言うのが特徴ですので基本的には欧米通貨の反発と言う事になります。米ドルの長期金利上昇や豪ドル投資の過密感が背景であり、円に関しては上昇余地が非常に限られてきた可能性も有りそうです。

2012年8月12日日曜日

Solo by name,Hope by nature-2.

前項の記事で英語表現の参考になりそうな部分を拾います。

1 Even if the US women beat Japan in the final, it would be almost a detail in Solo’s life.

 ⇒決勝戦で米チームが日本に勝って優勝したとしても、それはソロの人生にとっては些細な出来事の一つに過ぎないだろう。
 detailは詳細と言う意味での使用が多いと思いますが、メインではない細かい事であるという意味での使用ですね。

2  She has transcended women’s soccer.

 ⇒彼女は女子サッカーを超越してしまった

3 She entered national consciousness during that event.

 ⇒彼女はそのイベント中に全国的に知られるようになった

4 They ostracised her for a while

 ⇒チームは暫く彼女との接触を絶った

5 Still, old sores may explain why Solo’s autobiography is appearing only after the games

 ⇒それでもソロの自叙伝の発売が五輪後になっているのは過去のいざこざが背景でしょう

6 she smuggled an unnamed celebrity into her room.

 ⇒彼女は某著名人と自室にしけ込んだ

引退した元著名選手の解説者が発した現チームへの批判に対する反論で書き込んだTwitterの内容は、She should be more educated.と言う文章でした。

たいそうな人物である事は間違いなさそうですね。

Solo by name,Hope by nature.

ロンドン五輪も最終局面です。今男子マラソンが始まりました。

今回も多くの名場面がありましたが、中でもなでしこジャパンは金メダルこそ逃しましたが見事な銀メダルだったと思います。

ところで、8日のFT紙に決勝の相手であった米国チームの美人GK、Solo Hopeの記事が掲載されていました。

Solo by name, solo by nature   

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/7aa026f8-e16a-11e1-92f5-00144feab49a.html#axzz237yBeaIj

近日出版予定の自叙伝の内容と被るようですが、勝手な意訳/要約は以下のようになります。

・最早女子サッカーというものすら超越した存在感を放つ彼女は、伝説となるための要素を全て併せ持っている。

・彼女が生まれたワシントン州リッチランドは原爆用のプルトニウムを製造する街で、67年前にこの街で製造された原爆が日本の長崎に投下された。この街ではいまだに原爆投下の成功を祝う式典も開催されており、彼女が通った高校のロゴもきのこ雲である。

・彼女は退役軍人で服役中だった父親を母親が配偶者資格で訪問した際に授かった子供である。

・母親は製造したプルトニウムの検査係で、父親は娘にあらゆるスポーツの手ほどきをしたが、犯罪歴も多く重婚状態でも有った為に別の家庭も持っていた。米国女子サッカーチームには上流家庭の子女が多い中で彼女の経歴は異例である。

・やがて両親は正式に離婚したが、彼女はシアトルの公園でホームレスとなっていた父親を偶然発見して交流が再開。彼女は彼を支援し、父親も試合に応援に来るようになったが、2007年に心臓発作で他界した。

・彼女は過激な発言で監督やチームメイトを批判する事もあり、やがてチーム内で孤立するようになった。Solo by name, solo by nature(名前どおり、人格も独善的)と言うのが周囲の評価だった。

・やがて彼女も精神的に成長し、チームも過去は忘れて彼女を受け入れるようになった。だが、やはり過去の事を記述した自叙伝の発売を五輪終了後にしたのは古傷の疼きを五輪に影響させない配慮だろう。

・情熱を押し殺したような美貌も人気の背景だ。まだ31歳の恋多き彼女にはスキャンダラスな話も少なくなく、五輪直前のドーピング検査では陽性反応が出て注意処分を受けた。

・今回の五輪開催中に今は解説者をしている元有名選手が今のチームのディフェンダーを批判するコメントを出した際に彼女は自身のTwitterで「彼女こそもっと勉強するべき」と呟いた。この行為を謙虚ではないと批判する声も多いが、彼女は女子サッカーも変わり続けているのだと主張しているだけなのだ。彼女を黙らせる事など誰にも出来まい。

中々凄い話だと思いました。やはり米国だなーと言う感想も持ちました。こういう話が読む人をどんどんInspireする事で世の中が良くなって行く事を祈りたいです。

記事の標題は、Solo by name,solo by nature ですが、本稿の標題は Solo by name, Hope by nature としました。彼女の人生が多くの人達にInspirationとHopeを与えてくれると思ったからです。

Obon:Here Comes Summer Doldrums.....

早いですね・・・・今年もお盆の季節になりました。

暦の上では既に残暑の季節との事ですが、まだまだこれを書いている今も猛暑そのものです。
今週はお盆休みと言う市場参加者も多いでしょうし、企業の中には業務そのものが休業となるところも少なくないですね。

そんな中で、金融市場も夏枯れモードで、VIX指数も15程度まで下落しています。
VIX指数 ⇒ 夏枯れモード・・・・

















今後は米国ではQE3や大統領選などの材料があり、欧州情勢も何時何が飛び出すか判らない状況です。日本では政局ですね・・・・その他中東情勢なども明らかに緊迫しているので個人的には警戒を解くべきではないとも思いますが、実際にここで確信犯的なVIXのロングを仕込む理由も見当たらないのも事実ですね。

油断せず、警戒を解かず、休む時は休むと言う感じでしょうか。

Oh Canada.........

前項にカナダは別世界であると言う要人発言について触れましたが、具体的にはこういう事です。

BoC Governor Carney's commented that the Canadian economy is in a "very different place" than other advanced economies and may hike interest rates if the economy continues to grow above trend. The comment suggested that BoC is still leaning towards a tightening bias, in sharp contrast to other major central banks which are talking about additional easing.
(要約)⇒カナダ中銀総裁のCarney氏が「カナダ経済は他の先進諸国とは全く異なる状況にあり、今後も潜在成長力以上の拡大を続ける場合は利上げの可能性もあるとコメントした。 これはカナダ中銀が追加緩和を示唆する他国の中央銀行とは正反対の引締めバイアスを維持している事の証左である。

ということでCADは先週の最強通貨でした。
USDCAD DAILY ⇒ USD連戦連敗の構図












それにしても、今時このような発言が出せる先進国は他にあるのでしょうか。

色々な意味で私もカナダは憧れの国なのですが、フロリダ州オーランドのディスニーワールドはエプコットセンターにあるカナダ館や赤毛のアンの島であるプリンスエドワード島などは私の脳裏から消える事は無いでしょう。
 経済的にも貿易収支、財政収支共に健全でありあれだけ潤沢に資源があるという国は本当に羨ましい限りですね。

AUD,NZD,CRB Losing Steam.


先週は、南半球通貨と商品市場の上値モメンタムに明確な失速感が出る展開でした。
CRB INDEX ⇒ 週の終わり方が明確に弱い!






















CRBインデックス(商品市場全体の強弱の指標)は、もみ合いながらも木曜日に306台ミドルの高値をつけてから金曜日には301台での越週となり、MACDなどのモメンタム系の指標にも明確な失速感が確認できます。

為替市場ではAUDやNZDと言う南半球通貨が商品市場との高い相関通りに失速感を醸し出しています。
AUDUSD DAILY ⇒ 上下に髭を残して頭打ち











NZDUSD DAILY ⇒ 明確に頭打ち











金融市場は、米株などが堅調ですが、商品市場や所謂High-Beta通貨(経済成長との相関の高い通貨)には失速感が出ていると言う斑模様になっている印象です。

2012年8月11日土曜日

Final Round Rush:How They Finished the Week.

金曜日の北米市場の最後の4時間における週の需給調整の動きです。

        通貨ペア ↑↓  終値    始値   変動(pips) 変動(%)
①EURNZD↓ 1.5099 1.5134  -35   -0.23%

②NZDUSD↑ 0.8135  0.8121 +14  +0.17%

③NZDJPY↑  63.65   63.55    +10   +0.16%

④EURAUD↓ 1.1618 1.1635  -17    -0.15%

⑤GBPNZD↓ 1.9269 1.9295   -26    -0.13%

⑥EURGBP↓ 0.7833 0.7843   -10     -0.13%

⑦NZDCAD↑ 0.8061 0.8051  +10   +0.12%

⑧EURCAD↓ 1.2176 1.2190  -14     -0.11%

⑨AUDCHF↑ 1.0330 1.0319  +11   +0.11%

⑩GBPCHF↑ 1.5323  1.5307 +16   +0.10%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。

上昇通貨 ⇒ NZD(5回),AUD(2回),GBP(2回),CAD
下落通貨 ⇒ EUR(4回),CHF(2回),USD,JPY,GBP,CAD

最後はNZD、AUDが小反発していたイメージですね。欧州はやはり弱いままです。

Top FX Movers Last week.

先週の金融市場では、中盤までのやや慎重な展開を消化して後半にはリスク資産が堅調さを印象付ける展開になっています。特に米株市場が殆ど年初来高値を視野に捉える水準まで上昇しての越週となっており、やや想定外のサマーラリーの様相を呈しているのが目立っています。

為替市場では、周縁国の国債利回りが再度上昇し、スペイン国債10年物利回りも6.9%と再び7%声を視野に入れる中でEURが失速したり、中国の貿易統計の失速によりAUDやNZDが調整バイアスを強める中でCADが奮闘するなどの動きが目立っており、特段リスク回避モードが強まった感じでもありません。CADの強さは堅調な経済指標以上に当局者の「カナダは別世界」発言による影響が大きそうです。

以下主要通貨ペアの変動率上位です。

      通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①EURCAD↓  1.2176    1.2402    -226       -1.86%

②CADCHF↑  0.9854    0.9684    +170     +1.73%

③NZDCAD↓  0.8061    0.8196    -135       -1.67%

④EURGBP↓  0.7833    0.7919     -86        -1.10%

⑤USDCAD↓  0.9908    1.0014    -106       -1.07%

⑥EURJPY↓   96.17       97.19      -102      -1.06%

⑦GBPCHF↑  1.5323    1.5167    +156     +1.02%

⑧GBPNZD↑  1.9269    1.9082    +187     +0.97%

⑨NZDJPY↓    63.65      64.25      -60        -0.94%

⑩CHFJPY↓    80.08      80.83      -75        -0.94%

通貨ペアの分解結果は以下のようになります。

上昇通貨 ⇒ CAD(4回),GBP(3回),JPY(3回)
下落通貨 ⇒ EUR(3回),CHF(3回),NZD(3回),USD

2012年8月5日日曜日

Snow Cone....

Hope this one helps you feel a bit cooler.........

それにしても日中に外に出るのも勇気がいる感じですね・・・・
今日は思わず喫茶店に入って大きなボウルでカキ氷を注文しました。練乳をたっぷりかけて大満足でした。

日中に外出する事も多いのですが、最近は節電でどこも弱冷房モードなので、以前のようにどこかに飛び込むと強烈に涼しいと言う事もなくなってしまいました。

暑いなーと思いつつ電車を待っていて、やっと来た電車に乗ってもジワーっと暑いという感じで非常に体力を消耗するような気がしています。

熱中症になるよりはと思って沢山ご飯を食べて体力を落とさないようにしていますが、体力はつかずに体重が付いている気がして困っています。

なんともこの季節は難しいですね。

とにかくお気をつけください。

De-leverage and Downsize.

少し寂しいと言うか、気になる動きがあります。

世の中はバランスシート調整の真っ只中であり、所謂債務の縮小、De-leverageが進行していますが、この流れの中で一世を風靡したヘッジファンド勢の業容縮小の動きも止まりません。

考えさせられるのは、リスク回避バイアスの強まりで慎重になった投資家達がヘッジファンドに預けていた資金を解約して手元に戻すと言う動きをしているのではなく、寧ろヘッジファンドの方から投資家達に資金を返還する動きの方が目立つと言う事です。

良い投資アイディアも、そのタイミングや賞味期間も減少傾向を強める中で、市場の動きに対処していく為には少し減量をしないといけないと言うのが最大公約数的な理由なのです。要するにこの商売もどんどん難しくなってきていると言う事です。

2010年にStanley Druckenmiller氏 が30年間運営したヘッジファンドを閉鎖して話題となりましたが、その後彼と共にGBP売りを仕掛けてBank of Englandを屈服させて名を上げたGeorge Soros氏も旗艦ファンドであるQuantum Fundをその38年間の歴史で初めて閉鎖しました。(新規マネーの受け入れ停止)

NY証券取引所の日々の取引高の2%前後を占めるSteve Cohen氏のSAC Capitalも同様の決断をした他、今年に入っても5月にはJames Lyle氏が運営するMillgate Fundが閉鎖を決めて投資家に資金を返還しました。(これはJulian RobertsonのTiger Fundグループです)

先週この流れに加わったのが、あのLouis Bacon氏が率いるMoore Capitalです。実に$2billionにも及ぶ資金を投資家に返還するという発表をして業界を驚かせました。これは運用資本の約25%に当たる資本の返還になります。

返還理由は過去18ヶ月のパフォーマンスに満足が行かない事、特に2012年は第二四半期だけでもファンドのパフォーマンスが▲3.2%と振るわなかったことだそうで、投資家向けのレターの中で彼は正直に以下のようにコメントしています。

I am more comfortable taking down the size of the fund than increasing the size of the positions in order to give clients an adequate return given the fees they are paying.
 I found myself trying to make money in a much less liquid environment, with less instruments to trade – it's very frustrating.

投資家に手数料に見合うリターンを提供するためには運用ファンドの拡大よりも縮小が必要と判断した事。市場は安全、安定的に取引できるプロダクトも減っており、流動性も悪化している事などが背景である事を説明している訳です。

個人的に危惧するのは、今後市場環境は益々悪化していく可能性がある中で従来以上にプロに運用を任せる必要もある中で、当のプロ中のプロ達は寧ろ事業規模の縮小を続けていると言う事です。こうなると新たな資産運用の担い手は誰になるのか・・・詐欺のようなスキームが出回る事の無いように業界全体がしっかりと注意していく必要があるのではないでしょうか。

Belive me? Trust me? : Excuse me ??













Believe me  ?                  




Trust me ?








外国人である我々が英語を使ったり解釈したりする時は、兎に角気をつけないといけないのですが、世界の共通言語といいながらもこの言葉は非常に複雑です。

明らかにDraghi総裁の使う"Believe me"には、文字通りの「信じてくれ」と言う以外にも非常に軽い意味で使われるケースも多い筈です。そこまで軽くは無いかもしれませんが、"You know what?"(=「ええと、あのね」と言う感じ)というような意味でも使われる言葉ですので、彼がどういう意味でこれを言ったかは要注意であり、鳩山さんの"Trust me"発言よりは全然罪が軽いようにも思います。

結局は両者ともNativeでは無いと言うことで、やはり少々英語力に自信があったとしても要職に就いたりした場合には念の為にしっかりした通訳を付けて最悪の場合は助け舟を出してもらえるようにするのが無難なような気がします。

英語の解釈のせいで相場が動いたと言う記憶で思い出すのが、90年代に当時の米財務長官が、通貨について言及すると碌な事が無いのでドルについてはコメントしないと言う趣旨で次のように語った事があります。

There is no upside talking about the dollar.

ところが当時は強いドル政策で有名だったルービン財務長官時代は過去のものであり、現政権は貿易収支改善の為に内心は弱いドルを望んでいると言う思惑が市場に充満していた事もあり、上記の発言を、現財務長官がドルをTalk upする気がない事を明言したと言う風に解釈されてしまいそこからドル安が加速した事がありました。

Lost in translation のリスクには十分に気をつけたいものですね。

Draghi is Dr.Algi ⇒ No Better Than Hatoyama.

先ずはEURUSDのHourly Chartから。強烈な乱高下の瞬間を捉えていますが、これはECBのNo Actionと言う結果を受けたEURの乱高下です。
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EURUSD Volatility at ECB Announcement

















説明するまでも無く、市場はECBが間断なく追加緩和を発表すると読んでいたために梯子を外された格好となった訳ですが、その背景にはECBのDraghi総裁が一週間前に行った演説がありました。

Draghi told an audience of business leaders in London that the ECB would "do whatever it takes to preserve the euro" and added, "believe me, it will be enough."

確かに相当力強い内容です。特に最後の部分は目を引きますね。

これで市場は、今回のECBでも追加利下げか追加の周縁国サポートスキームの発表を織り込みに行っていた訳ですが、結果はゼロ回答とも言える内容だったためにチャートのような乱高下が起きた訳です。

これではDraghi総裁の"Believe me"発言は、鳩山元首相が沖縄基地問題でオバマ大統領に語ったと言う"Trust me"発言と何も変わりませんね・・・ 約束先行でNon-Deliveryと言う事です。

先週はこれでダメージを受けた市場が、米雇用統計まで改善していた事で更なる追い討ちを食らった格好でした。

最後にDeliverしたものが治癒ではなく苦痛だったと言う意味で、DraghiさんはDr.Algi(苦痛博士)とでも改名したら面白いのですが・・・

Final Round Rush:How They Finished the Week

8月3日(金)の北米市場における最後の4時間の攻防です。ECB,BOE,FEDに雇用統計なども消化した週の需給は最後は何処で均衡したのでしょうか。

  通貨ペア ↑↓ 終値     始値     値幅(pips) 値幅(%)
①CADJPY↓  78.31   78.71    -40       -0.51%

②CADCHF↓0.9684  0.9723  -39      -0.40%

③EURCAD↑1.2402  1.2353  +49    +0.40%

④AUDCAD↑1.0574  1.0540  +34    +0.32%

⑤NZDCAD↑0.8196  0.8172  +24    +0.29%

⑥USDCAD↑1.0014  0.9986  +28    +0.28%

⑦GBPCAD↑1.5652  1.5615  +37    +0.24%

⑧GBPJPY↓  122.65  122.92   -27    -0.22%

⑨USDJPY↓  78.45    78.61    -16     -0.20%

⑩AUDJPY↓  82.83    82.97    -14    -0.17%

通貨ペアの分解結果は以下の通りでした。

上昇通貨 ⇒ JPY(4回),CHF,EUR,AUD,NZD,USD,GBP
下落通貨 ⇒ CAD(7回),GBP,USD,AUD

Top FX Movers Last Week.

先週の金融市場は週半ばの乱気流を消化して最後はリスク資産の反発と言う図式で終了しています。米欧英の各金融政策に変更無く、金曜日の米雇用統計も小幅改善と言う展開を受けての動きでした。

通貨市場における主要ペアの変動上位は以下のようになりました。

     通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①GBPNZD↓  1.9082    1.9423     -341      -1.79%

②GBPAUD↓  1.4802    1.5017     -215      -1.45%

③EURGBP↑  0.7919    0.7816     +103     +1.30%

④GBPCHF↓  1.5167    1.5353      -186      -1.23%

⑤NZDUSD↑  0.8189    0.8102      +87      +1.06%

⑥NZDJPY↑    64.25     63.57        +68      +1.06%

⑦GBPCAD↓  1.5652   1.5800      -148      -0.95%

⑧NZDCAD↑  0.8196   0.8125      +71      +0.87%

⑨GBPJPY↓    122.65   123.60       -95       -0.77%

⑩AUDUSD↑  1.0559   1.0478       +81      +0.77%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。

上昇通貨  ⇒ NZD(4回),AUD(2回),CAD,EUR,CHF,JPY
下落通貨 ⇒ GBP(6回),USD(2回),JPY,CAD

南半球の強さは全体的なリスク資産の復活との相関で説明できるでしょう。GBPの弱さが目を引くのはBOEへの失望と言う事になるのでしょうか。EURは元々がショートしかなかったくらいの状況なのでSqueezeの対象となったのだと思います。