2013年4月28日日曜日

A Quick Review of Last Week.

先週の米国指標ですが、主要なものだけを見てもちょっと冴えなかった印象が残ります。

・Q1(第一四半期)GDP ⇒ +2.5%(予想+3%)
・The Price Index ⇒ +1.2%(予想+1.4%)
・Headline Durables ⇒ ▲5.7%(予想▲2.8%)
・Ex-Transport Orders ⇒ ▲1.4%(予想+0.5%)

欧州ですが、これまた冴えませんでした。

・PMI製造業 ⇒ 46.5(予想46.8)
・PMIサービス業 ⇒ 46.6(予想47.5)
 構成要素として主要国を見るとフランスのPMIが製造業、サービス業共に44台と低迷し、ドイツのPMIも製造業で47.9(予想49)、サービス業で49.2(予想51)と50以下に落ち込みました。

・ドイツIFO ⇒ 104.4(予想106.5)

先週意地を見せたのは英国の経済指標でした。

・Q1 GDP ⇒ +0.3%(予想±0)
 これは前四半期からの伸びですが前年同期比では+0.6%となっています。主に 物流や通信業が牽引役となっている事も上向きな経済活動の反映と解釈されています。
 英国に対して懸念されていたトリプルディップ的なリセッション入りのリスクは大分縮小して来た間もあります。

日銀は予想通り先週は金融政策変更はありませんでしたが、景気予想はアグレッシブに引き上げてきた事が印象的です。

・2013/2014 GDP予想 ⇒ +2.9%(2.3%から引き上げ)、コアCPI予想 ⇒ +0.7%(0.4%から引き上げ) 
・2014/2015 GDP予想 ⇒ +1.4%(0.8%から引き上げ)、コアCPI予想 ⇒ +1.4%(0.9%から引き上げ)
・2015/2016 コアCPI予想 ⇒ +1.9% ここで2%ターゲットをほぼ達成と言うシナリオ。

豪州は今一つ・・・・

・Q1CPI ⇒ +0.4%(予想+0.7%)
 
最近は中国失速リスクから豪州の減速懸念も上昇している中でのCPIの落ち着きは既に市場に内包される豪州の利下げ予想を強める結果となっており、現時点では5月のRBAの利下げの市場織込み度は40%を超えてきたところと言うイメージです。

以上のような舞台設定を受けて、今週はECBやFOMCの金融政策決定会合があり、更に週末には米雇用統計という大物が控えます。