2017年7月2日日曜日

JPY : Giving Ways to All Others.

6月終盤の為替市場は見事な円安祭りでした。

地政学的なキナ臭さ、株価の高値警戒感、原油安が示唆する実体経済の先行き不透明感などから、潜在的な円高シナリオが意識されてきましたが、実際に保有していたポジションの巻き戻しなども出易い時期ではありました。(上半期末、四半期末、月末、週末)
USDJPY DAILY

全体的に弱いUSDに対しても下落するJPY.

AUDJPY DAILY
CADJPY DAILY
EURJPY DAILY
GBPJPY DAILY
主要国の中銀が量的緩和という異次元空間に足を踏み入れ、米国が出口戦略を開始、欧州が続く気配を漂わせる中で英、加が引締めバイアスに転じているという全体感の中で、日銀が今や主要企業の大部分の筆頭株主ではないかというレベルまでETFを買い捲る量的質的緩和をやめる気配がない・・・

そう考えれば、確かに円安で良いのでしょうが、あまりついていけてない市場参加者が多いのではないでしょうか。