2014年4月21日(月)~25日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①英国
・経済ビジネスリサーチセンター(CEBR)
⇒英国経済の2014年成長は3.1%を予想。
⇒2007年以来で最大の成長。
⇒投資成果により成長範囲が拡大。
個人消費の寄与率は2013年の80%から46%に。
⇒ロンドン中心に不動産価格が堅調。
・4月BOE議事録
⇒全メンバーが経済回復基調の加速と持続的賃金上昇
の進行を実感。
⇒但しメンバー間で英国経済の過剰設備の程度やインフレ
を招かない成長余地に関する見解は割れている事が判明。
・4月小売売上高⇒+0.1%(予想▲0.4%,mom)。
②米国 / カナダ
・米2月住宅価格指数⇒+0.6%(mom)。
・米耐久消費財受注⇒+2.6%(予想+2.0%)。
・加2月卸売売上高⇒+1.1%(mom)。
・加2月小売売上高⇒+0.5%,ex-autoで+0.6%。
・加BOC Poloz総裁
⇒相当期間金利が過去水準以下で推移するのがコンセンサス。
③欧州圏 / スイス
・欧州圏4月消費者信頼感⇒▲9(unch)。
・欧州圏4月製造業PMI⇒53.3(予想53.0)。
・欧州圏4月サービス業PMI⇒53.1(予想52.5)。
・独4月製造業PMI⇒54.2に上昇。
・独4月サービス業PMI⇒55.0に上昇。
・独4月IFO Business Climate
⇒111.2(予想110.4)。
Current 115.3,Expectation 107.3(共に上昇)。
・仏4月製造業PMI⇒50.9に低下。
・仏4月サービス業⇒50.3に低下。
・ECB Draghi総裁
⇒低インフレの長期化には伝統的+非伝統的手法で対処。
⇒引締め時は金利を操作。
利下げ時は効果薄なら長期貸出債権やABSを購入。
それも効果薄なら購入範囲の拡大へ。
・スイス中銀(SNB) Jordan総裁
⇒環境はスイス経済にも金融政策にも厳しい。
⇒低金利+通貨高の組み合わせは為替水準の下限維持
の政策継続を指示。(EurChfの1.20を死守)。
⇒CHF高はデフレリスクを招く。
④豪州 / ニュージーランド
・豪2月Conference Board⇒+0.3%。
・豪第1四半期Head Line CPI⇒+2.9%(予想+3.2%,yoy)。
・NZ中銀(RBNZ)⇒OCR(政策金利)を25bp引き上げ(3.0%)へ。
⇒連続利上げでChristchurchの大震災後の利下げ分を完全吸収。
⇒第1四半期の成長見込みを3.3%から3.5%に引き上げ。
⇒NZD上昇を牽制。
⑤中国
・4月HSBC製造業PMI⇒48.3(予想48.3)。
・中国国務院⇒法定準備率引き下げ。
⑥日本
・3月CPI⇒+1.3%(予想+1.4%,yoy)。
・3月東京地区CPI⇒+2.7%(予想+2.8%,yoy)。
(消費税引上げ効果を調整するとほぼ横ばい。
⑦ロシア / ウクライナ情勢
・ロシアが国境近辺で軍事演習。
・S&Pがロシアの信用格付けをBBB-に格下げ。
(ジャンクの一つ上)
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・イースター休暇明けにリスク回避モード上昇。
週末に向けて株式下落、債券上昇(利回り低下)へ。
・日経平均は14.5千円を割り込んで14,429.26円で越週。
・Dow $16,348.26,S&P500 $1,862.38,Nasdaq $4,075.419
週次でDow▲0.3%,S&P500▲0.1%,Nasdaq▲0.5%。
・米10年債利回りは、2.67%(先週2.72%)。
・米30年債利回りは、3.45%(先週3.52%)。
②商品市場
・地政学リスクあるも利益確定売りに原油価格下落。
・バレル単価で$100.64(先週$104.14)。
・金価格は小反発。オンス単価で$1,302.56(先週$1,295.26)。
③為替市場
・週末にかけてのリスク回避バイアスに資源国通貨に売り圧力。
・リスク回避から日本円、スイスフランに買い圧力。
・イースター休暇で市場も実働日数は少なく値幅は抑制気味。
2014年4月27日日曜日
Top FX Movers of the Week.(April 21st - April 25th.2014)
2014年4月21日(月)~25日(金)の週の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(2回),CHF(2回),EUR(2回),NZD,GBP,USD,CAD
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
①AUDJPY ↓ 94.71 95.52 -81 -0.86%
②AUDCHF↓ 0.8171 0.8237 -66 -0.81%
③EURAUD↑ 1.4920 1.4804 +116
+0.78%
④AUDNZD↓ 1.0809 1.0875 -66 -0.61%
⑤GBPAUD↑ 1.8118 1.8008 +110 +0.61%
⑥AUDUSD↓ 0.9269 0.9325 -56 -0.60%
⑦AUDCAD↓ 1.0231 1.0278 -47 -0.46%
⑧CADJPY ↓ 92.55 92.90 -35 -0.38%
⑨CADCHF ↓ 0.7984 0.8009 -25 -0.31%
⑩EURCAD↑ 1.5268 1.5221 +47 +0.31%
下落通貨 ⇒ AUD(7回),CAD(3回)
イースター休暇の週でしたので実働日数も短く、週次ベースでの値幅も極めて小さな週となりました。スペック玉の少ない概ね経済指標どおりの動きの中で、利上げのあったニュージーランドとの比較において低金利が続きそうな豪州とカナダの通貨が弱かったと言う総括となりそうです。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
2014年4月25日の北米市場の最後の4時間の主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
上記通貨ペアの分解は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CAD(3回),USD(2回),GBP(2回),JPY,AUD,EUR
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
①NZDCAD↓ 0.9462 0.9474 -12 -0.13%
②NZDUSD↓ 0.8573 0.8582 -9 -0.10%
③NZDJPY ↓ 87.58 87.66 -8 -0.09%
④GBPNZD↑ 1.9588 1.9571 +17 +0.09%
⑤CADCHF↑ 0.7985 0.7979 +6 +0.08%
⑥USDCHF↑ 0.8815 0.8809 +6 +0.07%
⑦AUDNZD↑1.0809 1.0802 +7 +0.06%
⑧GBPCHF↑1.4807 1.4798 +9 +0.06%
⑨EURNZD↑1.6130 1.6121 +9 +0.06%
⑩EURCAD↓1.5268 1.5275 -7 -0.05%
下落通貨 ⇒ NZD(6回),CHF(3回),EUR
値動きのバイアスはは調整的ですが、値幅的には全く動いていないと言う印象でしたね。
2014年4月20日日曜日
Review of the Week.(April 14th - April 18th.2014)
2014年4月14日(月)~18日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・米3月小売売上高⇒+1.1%(予想+0.8%,mom)。
同Ex-auto⇒+0.7%(予想+0.5%,mom)。
・米3月CPI⇒+1.5%に軟化(予想+1.5%,yoy)。
・米3月CPI⇒+1.7%に上昇(予想+1.6%,yoy)。
・米4月Empire State製造業信頼感⇒1.29に低下(予想7.75)。
・米3月住宅着工件数⇒946千件(予想968千件,yoy)。
・米3月建築許可件数⇒990千件(予想995千件,yoy)。
・米Minneapolis Fed Kocherlakota総裁
⇒低インフレを懸念。FEDは景気回復を支援するべく
景気回復が順調に進行する間も緩和状態を維持する
姿勢を明確にするべき。
・米失業保険申請件数⇒4月12日の週は312千件(予想316千件)。
・米FED Yellen議長⇒引締め観測を否定。
⇒物価、雇用のDual Mandateの追求を強調。
⇒労働市場の余剰吸収に2年は必要。
⇒インフレは当面2%未満の推移を予想。
・米Beige Book
⇒Boston,Richmond,Philadelphia,Atlanta,Minneapolis,
Kansas City, Dallas,San Franciscoの各地区で
"modest or moderate"な経済活動の上昇を観測。
・加4月BOC政策決定会合⇒政策金利1.00%で据置き。
政策バイアスは中立。
・加3月CPI⇒Headline+1.5%(予想+1.4%,yoy)。
Coreは+1.3%(予想+1.3%,yoy)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏4月ZEW景気信頼感⇒61.2に低下(予想60.7)。
・欧州圏2月貿易収支⇒+eur15.0bioに黒字拡大。
・欧州圏3月CPI⇒+0.5%で確定。コアは+0.7%に低下(yoy)。
・ECB Draghi総裁⇒ユーロ高で追加の景気刺激が必要。
⇒為替水準は政策目標の対象がだが
通貨水準は物価安定と成長の重要要素。
・ECB Noyer⇒ユーロが高いほど追加の緩和が必要になる。
⇒ユーロ高は成長阻害とデフレ圧力の要因。
・SNB Jordan総裁⇒ユーロ/スイスの下限レート(1.20)の死守を
再表明。
⇒ユーロもスイスフランも対米ドルで上昇傾向。
米ドルの反発が望ましい。
・独3月PPI⇒▲0.3%。
・独4月ZEW経済信頼感⇒43.2(予想46.0)。
4ヶ月連続下落且つ2013年8月以来の最低値。
・独4月ZEW現況指数⇒59.5(予想52.0)。約3年ぶり高水準。
・スイス4月ZEW⇒7に低下。
③英国
・3月CPI⇒+1.6%に軟化(予想+1.6%,yoy)。2010年8月来の最低値。
コアCPIも同値。
・2月雇用データ⇒失業率が6.9%に低下(予想7.2%)。
2009年2月以来の最低値。
BOEの閾値7%も下回る。
・3月失業保険申請者数⇒▲30.4千人。
就業率72.6%で史上最高値。
④豪州 / ニュージーランド
・豪4月RBA議事録⇒中立スタンスを確認。
⇒過去の緩和効果を確認。
⇒豪ドル再上昇傾向を懸念。
・豪第1四半期NABビジネス信頼感⇒6に低下。
・NZ第1四半期CPI⇒+0.3%(+0.5%,qoq)。
⑤中国
・第1四半期GDP⇒+7.4%成長(予想+7.3%,yoy)。
⇒前四半期の+7.7%から低下。
⇒18ヶ月ぶり低水準。
・3月鉱工業生産⇒+8.8%(yoy)。
・3月小売売上高⇒+12.2%(yoy)。
⑥日本
・3月消費者信頼感⇒37.5に低下。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場が反発。債券市場は反落(利回り上昇)の流れ。
・日経平均は13,960.05円⇒14,516.27円と1万4千5百円台を回復。
・Dow⇒$16,445.82, S&P500⇒$1,868.42,
Nasdaq⇒$4,107.37まで大きめの反発。
・米10年債利回りは2.72%(先週2.62%)。
・米30年債利回りは3.52%(先週3.48%)。
②商品市場
・原油価格上昇止まらず(在庫増も無視)。
バレル単価で$104.14(先週$103.38)。
・金価格は反落。オンス単価で$1,295.26(先週$1,317.75)。
③為替市場
・イースター休暇を控えて全般的に動意薄の展開。
・米ドルは小規模に反発。ドルインデックスは79.835まで回復。
・当局勢のユーロ高牽制発言でユーロは反落。
・強い雇用データ等を材料に英国ポンドが上昇。
・弱いインフレ指標でニュージーランドドルが反落。
・中銀の懸念表明で豪ドルにもブレーキ。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・米3月小売売上高⇒+1.1%(予想+0.8%,mom)。
同Ex-auto⇒+0.7%(予想+0.5%,mom)。
・米3月CPI⇒+1.5%に軟化(予想+1.5%,yoy)。
・米3月CPI⇒+1.7%に上昇(予想+1.6%,yoy)。
・米4月Empire State製造業信頼感⇒1.29に低下(予想7.75)。
・米3月住宅着工件数⇒946千件(予想968千件,yoy)。
・米3月建築許可件数⇒990千件(予想995千件,yoy)。
・米Minneapolis Fed Kocherlakota総裁
⇒低インフレを懸念。FEDは景気回復を支援するべく
景気回復が順調に進行する間も緩和状態を維持する
姿勢を明確にするべき。
・米失業保険申請件数⇒4月12日の週は312千件(予想316千件)。
・米FED Yellen議長⇒引締め観測を否定。
⇒物価、雇用のDual Mandateの追求を強調。
⇒労働市場の余剰吸収に2年は必要。
⇒インフレは当面2%未満の推移を予想。
・米Beige Book
⇒Boston,Richmond,Philadelphia,Atlanta,Minneapolis,
Kansas City, Dallas,San Franciscoの各地区で
"modest or moderate"な経済活動の上昇を観測。
・加4月BOC政策決定会合⇒政策金利1.00%で据置き。
政策バイアスは中立。
・加3月CPI⇒Headline+1.5%(予想+1.4%,yoy)。
Coreは+1.3%(予想+1.3%,yoy)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏4月ZEW景気信頼感⇒61.2に低下(予想60.7)。
・欧州圏2月貿易収支⇒+eur15.0bioに黒字拡大。
・欧州圏3月CPI⇒+0.5%で確定。コアは+0.7%に低下(yoy)。
・ECB Draghi総裁⇒ユーロ高で追加の景気刺激が必要。
⇒為替水準は政策目標の対象がだが
通貨水準は物価安定と成長の重要要素。
・ECB Noyer⇒ユーロが高いほど追加の緩和が必要になる。
⇒ユーロ高は成長阻害とデフレ圧力の要因。
・SNB Jordan総裁⇒ユーロ/スイスの下限レート(1.20)の死守を
再表明。
⇒ユーロもスイスフランも対米ドルで上昇傾向。
米ドルの反発が望ましい。
・独3月PPI⇒▲0.3%。
・独4月ZEW経済信頼感⇒43.2(予想46.0)。
4ヶ月連続下落且つ2013年8月以来の最低値。
・独4月ZEW現況指数⇒59.5(予想52.0)。約3年ぶり高水準。
・スイス4月ZEW⇒7に低下。
③英国
・3月CPI⇒+1.6%に軟化(予想+1.6%,yoy)。2010年8月来の最低値。
コアCPIも同値。
・2月雇用データ⇒失業率が6.9%に低下(予想7.2%)。
2009年2月以来の最低値。
BOEの閾値7%も下回る。
・3月失業保険申請者数⇒▲30.4千人。
就業率72.6%で史上最高値。
④豪州 / ニュージーランド
・豪4月RBA議事録⇒中立スタンスを確認。
⇒過去の緩和効果を確認。
⇒豪ドル再上昇傾向を懸念。
・豪第1四半期NABビジネス信頼感⇒6に低下。
・NZ第1四半期CPI⇒+0.3%(+0.5%,qoq)。
⑤中国
・第1四半期GDP⇒+7.4%成長(予想+7.3%,yoy)。
⇒前四半期の+7.7%から低下。
⇒18ヶ月ぶり低水準。
・3月鉱工業生産⇒+8.8%(yoy)。
・3月小売売上高⇒+12.2%(yoy)。
⑥日本
・3月消費者信頼感⇒37.5に低下。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場が反発。債券市場は反落(利回り上昇)の流れ。
・日経平均は13,960.05円⇒14,516.27円と1万4千5百円台を回復。
・Dow⇒$16,445.82, S&P500⇒$1,868.42,
Nasdaq⇒$4,107.37まで大きめの反発。
・米10年債利回りは2.72%(先週2.62%)。
・米30年債利回りは3.52%(先週3.48%)。
②商品市場
・原油価格上昇止まらず(在庫増も無視)。
バレル単価で$104.14(先週$103.38)。
・金価格は反落。オンス単価で$1,295.26(先週$1,317.75)。
③為替市場
・イースター休暇を控えて全般的に動意薄の展開。
・米ドルは小規模に反発。ドルインデックスは79.835まで回復。
・当局勢のユーロ高牽制発言でユーロは反落。
・強い雇用データ等を材料に英国ポンドが上昇。
・弱いインフレ指標でニュージーランドドルが反落。
・中銀の懸念表明で豪ドルにもブレーキ。
GBP : Jumps on Strong Job data.
Reviewの項でも触れていますが、英国の失業率がBOEの閾値である7%を割り込んできました。これを受けて英国ポンドはしっかり上伸しています。
対米ドル、対日本円でしっかり上昇ですね。
その他通貨でも優位性が確認できます。
対豪ドルも短期ボトムを打った感じが出ていますね。
欧州内のライバルに対しても上昇圧力を感じます。
先週の最強通貨ですので、チャートはどれも概ね英国ポンドの上昇余力を感じさせる形状になっています。
イースター明けの動向にも注目ですが、伸び余地がありそうなイメージですね。
GBPUSD DAILY |
GBPJPY DAILY |
その他通貨でも優位性が確認できます。
GBPAUD DAILY |
対豪ドルも短期ボトムを打った感じが出ていますね。
GBPCHF DAILY |
欧州内のライバルに対しても上昇圧力を感じます。
EURGBP DAILY |
先週の最強通貨ですので、チャートはどれも概ね英国ポンドの上昇余力を感じさせる形状になっています。
イースター明けの動向にも注目ですが、伸び余地がありそうなイメージですね。
NZD : Lost Momentum on Weak CPI.
一応先週の最弱通貨と言う事でNZDの状況の確認です。
周期性のあるチャートですね。
ここで切り返すならとても綺麗な上昇になるのですが、注目していきましょう。
ライバル通貨でも最近は失速気味ですね・・・
このクロスはショートが出来易いこともあり、そこそこ売らせては踏み上げると言うようないやらしい展開になっていますね。
対円ではこんな感じです。
ちょっと下向きに値幅が拡大してきている感じもある興味深いチャートになっています。
NZ中銀が3月に25bpの利上げをして政策金利が2.75%になっており、追加引締めも見込まれているのですが、やや雲行きが怪しい感じになってきましたかね。
NZDUSD DAILY |
周期性のあるチャートですね。
ここで切り返すならとても綺麗な上昇になるのですが、注目していきましょう。
ライバル通貨でも最近は失速気味ですね・・・
AUDNZD DAILY |
このクロスはショートが出来易いこともあり、そこそこ売らせては踏み上げると言うようないやらしい展開になっていますね。
対円ではこんな感じです。
NZDJPY DAILY |
ちょっと下向きに値幅が拡大してきている感じもある興味深いチャートになっています。
NZ中銀が3月に25bpの利上げをして政策金利が2.75%になっており、追加引締めも見込まれているのですが、やや雲行きが怪しい感じになってきましたかね。
USDJPY : High Attention but Low Volatility.
注目度が高い割にはボラティリティが低いドル円ですが、先行きの予想ボラティリティを取引する通貨オプション市場でも非常に低水準での建値が続いています。
まさに週足の水準が過去からのレジスタンスラインになっていますので、株が一気に続伸でもしないと上値追いは難しいようにも思いますね。
欧米勢のイースターが明けると、今度は本邦勢の黄金週間が視野に入りますので、本邦実需勢の動向に注目していく感じですね。
需給だけなら円高は限定と言うのがメインシナリオなのですが、想定外の国際紛争や天変地異などがあると円は急騰し易くなるので要注意です。ウクライナ情勢などにも市場は妙に不感症な感じなんですけどね・・・
USDJPY DAILY ⇒ Very Low Volatility. |
まさに週足の水準が過去からのレジスタンスラインになっていますので、株が一気に続伸でもしないと上値追いは難しいようにも思いますね。
欧米勢のイースターが明けると、今度は本邦勢の黄金週間が視野に入りますので、本邦実需勢の動向に注目していく感じですね。
需給だけなら円高は限定と言うのがメインシナリオなのですが、想定外の国際紛争や天変地異などがあると円は急騰し易くなるので要注意です。ウクライナ情勢などにも市場は妙に不感症な感じなんですけどね・・・
USDRUB : A Hot Pair of Virtual Cold War.
ウクライナ情勢は混沌としており、海外メディアの報道は欧米寄りかロシア寄りかが大部分であり、何が実態かが見分けにくくなってきました。欧米中心の経済制裁はロシアにダメージがあるのかどうかも多くの議論がありますね。またロシアも逆制裁と言う感じで欧州への天然ガスを止めるとか止めないとか言っていますし、実際に保有する米国債などは結構売っているという話しもあります。
新たな冷戦構造等と言われますが、通貨による代理戦争はこういう感じです。
USDRUB DAILY |
時々起こる米ドルの反発が続かないイメージの中でルーブルの方が主導権を握ってきているようにも感じますね。
実際にロシアは米債などを売っているのでこういう形状になっているのかもしれません。
情勢は不透明ですが、為替動向はルーブル優勢が見え始めてきていると言うようなチャートと言えましょう。引き続き注目ですね。
Top FX Movers of the Week.(April 14th - April 18th 2014)
2014年4月14日(月)~4月18日(金)の週を通した週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
①GBPNZD ↑ 1.9583 1.9250 +333 +1.70%
②NZDUSD ↓ 0.8568 0.8689 -121 -1.41%
③GBPCHF ↑ 1.4840 1.4655 +185 +1.25%
④GBPJPY ↑ 172.09 170.05 +204 +1.19%
⑤GBPAUD↑ 1.8008 1.7802 +206 +1.14%
⑥NZDCAD↓ 0.9440 0.9539 -99 -1.05%
⑦EURGBP↓ 0.8221 0.8297 -76 -0.92%
⑧USDCHF↑ 0.8832 0.8759 +73 +0.83%
⑨GBPCAD↑ 1.8516 1.8369 +147 +0.79%
⑩EURNZD↑ 1.6100 1.5973 +127 +0.79%
上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ GBP(6回),USD(2回),CAD,EUR
下落通貨 ⇒ NZD(4回),CHF(2回),JPY,AUD,EUR,CAD
イースター休暇を控えた比較的静かな週でしたが、目立つのはGBPの上昇とNZDの下落でした。
どちらも経済指標通りの素直な動きでした。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
2014年4月18日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。
イースター休暇がキックインしていますので平和な週末になっています。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ GBP(5回),CAD(3回),USD,JPY
イースター休暇がキックインしていますので平和な週末になっています。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
①NZDCAD↓ 0.9440 0.9454 -14 -0.15%
②GBPAUD↑ 1.8008 1.7988 +20 +0.11%
③GBPCHF↑ 1.4840 1.4825 +15 +0.10%
④NZDUSD↓ 0.8568 0.8576 -8 -0.09%
⑤NZDJPY ↓ 87.75 87.83 -8 -0.09%
⑥AUDCAD↓1.0278 1.0287 -9 -0.09%
⑦GBPJPY ↑ 172.09 171.94 +15 +0.09%
⑧EURGBP↓ 0.8221 0.8228 -7 -0.09%
⑨GBPNZD↑ 1.9583 1.9567 +16 +0.08%
⑩EURCAD↓1.5221 1.5232 -11 -0.07%
下落通貨 ⇒ NZD(4回),AUD(2回),EUR(2回),CHF,JPY
大した寄り戻しも無く週のトレンドでもあるGBPの上昇とNZDの下落が最後までバイアスとして残っていたイメージです。
2014年4月13日日曜日
Review of the Week.(April 7th -April 11th.2014)
2014年4月7日(月)~11日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①欧州圏 / スイス
・ECB Nowotny
⇒低インフレは中銀が即座に対策を打つ程の状況ではない。
⇒欧州経済の回復が低インフレ状態を改善するだろう。
・ECB Monthly Bulletin⇒欧州経済の需給ギャップに懸念。
・欧州圏4月Sentix投資家信頼感⇒14.1に改善。
・独2月鉱工業生産⇒+0.4%。
・独2月貿易収支⇒eur15.7bioの黒字に拡大。
・スイス3月PPI⇒±0%(予想▲0.1%,yoy)。
・スイス3月失業率⇒3.2%(unch)。
・スイス2月小売売上高⇒+1%(yoy)。
②日本
・2月景気動向先行指数⇒108.5に低下。6ヶ月ぶりの悪化。
・2月経常収支⇒+6127億円の黒字。5ヶ月ぶり黒字。
・日銀4月政策決定会合⇒金融政策Unch。予想通り。
・日銀月例報告⇒経済の需給ギャップほぼ解消。
⇒2013年第4四半期は需給が均衡。
2008年以来の良好な状態。
・2月機械受注⇒▲8.8%(mom)。
③米国 / カナダ
・加3月住宅着工件数⇒157千件に低下。
・加2月建築許可件数⇒▲11.6%(mom)。
・米Minneapolis Fed Kocherlakota総裁
⇒低インフレと高失業率に警鐘。
⇒景気刺激策には遅効性。
・米失業保険申請件数
⇒4月5日の週は300千件(予想320千件)。
2007年5月以来の最低数。
⇒3月29日の週のContinuing Claimsは
2008年1月以来の最低数。
・米3月FOMC議事録⇒全体的にDovish。
⇒メンバー間の雇用の見通しにかなりの乖離。
⇒Forward Guidanceの定量から定性への目標変化は
FOMC政策ポリシーの変更にあらず。
④英国
・2月鉱工業生産⇒+0.9%(予想+0.3%,mom)。
・2月製造業生産⇒+1%(予想+0.3%,mom)。
・2月貿易収支⇒▲gbp9.1bioに赤字縮小。
・BOE政策決定会合⇒金融政策Unch(予想通り)。
⑤豪州 / ニュージーランド
・豪3月NABビジネス信頼感指数⇒4に低下。
・豪4月Wespac消費者信頼感⇒+0.3%(mom)。
・豪3月雇用データ⇒雇用者数+18.1千人(予想+2.5千人)。
⇒失業率5.8%に低下(予想6.1%)。
・NZ3月Business Manufacturing Index⇒58.4に上昇。
⑥中国
・3月貿易統計⇒輸出▲6.6%で予想外の縮小(yoy)。
輸入▲11.3%(yoy)。
Netは$7.7bioと黒字拡大(2月は赤字)
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場下落、債券市場上昇(金利低下)の流れ。
・日経平均1万4千円割れで今年最安値(13,960.05円)。
・主要国市場で大幅な調整が進行中。
・米株は週次でDow▲2.3%,S&P500▲2.6%,Nasdaq▲3.1%。
・S&P500とNasdaqは2012年以来の最悪週。
・米10年債利回りは2.62%(先週2.73%)。
・米30年債利回りは3.48%(先週3.59%)。
②商品市場
・全般的には安定基調維持。
・原油価格はバレル単価で$103.38(先週$101.25)。
・貴金属も堅調。
・金価格はオンス単価で$1,317.75(先週$1,302.45)。
③為替市場
・北米通貨が下落。
・欧州通貨、日本円、南半球通貨が上昇。
・ドルインデックスは80割れで79台lowのサポートを試す動き。
・ドル円は101円台で越週。
From Stocks to Bonds.US
S&P500 ⇒ Price↓ & Momentum |
資本市場では経済好調時には株買い、債券売りで、不調時には株売り、債券買いという動きになりやすいのですが、今回の動きのImplicationが調整以上の重みを持つ場合は長期化の可能性もあり、この潮流も息の長いトレンドになる可能性もあるのでしょう。
2014年の相場は早くも多くの予想を裏切る方向にバイアスが掛かってきた感じです。
US 30YR BOND YIELD |
USD : Back on the defensive.
Dollar Index(DXY) |
先週の米国は株と通貨が下落で、債券が上昇と言う図式でした。
ドルインデックスも80台を維持出来ずに79台lowのサポートを試しに急展開してきた感じです。
79が割れるモメンタムがあれば78.70水準のサポートを試すと思われ、ここが割れると相当潜るイメージになります。
そうなるとユーロドルは1.4台と言う事になるでしょうしドル円も100円を割っている事でしょう。
FOMC議事録がハト派的だったからといってここまでドルを売る必要は無く、要因はそれだけでは説明が付かないでしょう。
市場は中国等新興国経済への懸念や地政学リスクの上昇などを背景に腰の入ったドルロングポジションも積み上がっていたので、その巻き戻しが入っている状況です。
今週の動きにも大いなる注目が集まっていますね。
EURUSD Pushing 1.4 Handle : Europe Turning Japanese?
ユーロの上昇が対ドルで1.4台も視野に入る水準となり、多くの市場参加者を驚かせています。
経済が弱く、デフレリスクと直面しながら通貨が上昇・・・・・と言う事でかつての失われた10年下での円高を想起する人も増えてきています。
最近では、久しぶりに”日本化”という言葉も復活し、欧州の日本化現象を分析するレポートもかなり増えてきました。
日本化と言うのが良くない意味で使われるのは悔しいですし、足元の動きはユーロ高というよりはドル安と言う現象ではないかと思いますが、実際にドルスイスなどもこういうチャートになっています。
2つのチャートは、ほとんどミラーイメージですね。
ただし、ファンダメンタルズ的には欧州の状況は、確かにかつての日本のそれにかなり似てきていますし、ECBが量的緩和を検討していると言うのも尚更日本に近づく動きである事も事実です。
日本化という言葉が将来は良い意味で使用されるには、日本がしっかり立ち直っていくしかなさそうですね。
EURUSD DAILY ⇒ Amazing EUR. |
経済が弱く、デフレリスクと直面しながら通貨が上昇・・・・・と言う事でかつての失われた10年下での円高を想起する人も増えてきています。
最近では、久しぶりに”日本化”という言葉も復活し、欧州の日本化現象を分析するレポートもかなり増えてきました。
日本化と言うのが良くない意味で使われるのは悔しいですし、足元の動きはユーロ高というよりはドル安と言う現象ではないかと思いますが、実際にドルスイスなどもこういうチャートになっています。
USDCHF DAILY ⇒ It is USD Weakness!. |
2つのチャートは、ほとんどミラーイメージですね。
ただし、ファンダメンタルズ的には欧州の状況は、確かにかつての日本のそれにかなり似てきていますし、ECBが量的緩和を検討していると言うのも尚更日本に近づく動きである事も事実です。
日本化という言葉が将来は良い意味で使用されるには、日本がしっかり立ち直っていくしかなさそうですね。
JPY Jumps on Stock Markets Slump.
ドル円が104円で切り返し101円台まで反落してきました。104円台はすべて上髭でしたし、綺麗にTop-Outした格好ですね。
それにしてもフェイントのような陽線を挟んでは、ズドーンと長い陰線を出すパターンはチャート上のダメージも大きいですね・・・
ところで足元はそもそもが米ドル安なのですが、これがドル安の動き以上に円高の要素が何処まで入っているのでしょうか?
ということで同じく対米ドルで上昇している他の通貨のクロス円の動きを見てみましょう。
結構横ばっている感じのものが多い事が分かりますね。
主要国の株価の下落と合わせてみれば、円高と言うのが極めて分かりやすかったりするのですが、よく見るとドル円は下落しているもののクロス円はそうでもないと言う事です。
今のところは、これはやはり米ドル安なんですね。
本当にやばい時は、日本円が独歩高になる時ですので、クロス円の動きを良く見ていきましょう。
USDJPY DAILY ⇒ Above a Solid Support. |
ところで足元はそもそもが米ドル安なのですが、これがドル安の動き以上に円高の要素が何処まで入っているのでしょうか?
ということで同じく対米ドルで上昇している他の通貨のクロス円の動きを見てみましょう。
AUDJPY DAILY ⇒ Treading Water. |
CHFJPY DAILY ⇒ Consolidative.... |
EURJPY DAILY ⇒ Consolidative |
GBPJPY DAILY ⇒ Looks Bearish. |
結構横ばっている感じのものが多い事が分かりますね。
主要国の株価の下落と合わせてみれば、円高と言うのが極めて分かりやすかったりするのですが、よく見るとドル円は下落しているもののクロス円はそうでもないと言う事です。
今のところは、これはやはり米ドル安なんですね。
本当にやばい時は、日本円が独歩高になる時ですので、クロス円の動きを良く見ていきましょう。
Precious Metals : Being Left Behind in this USD Weakness.
今回の米ドル安で完全に乗り遅れているのが貴金属です。これが上昇できていませんね・・・
GOLD DAILY ⇒ Edging Up ? |
SILVER DAILY ⇒ Left in the Woods. |
金は辛うじて上昇起動のように見えますが、銀は全く蚊帳の外状態になっていますね。
今後ドルインデックスが79.20-30ゾーンのサポートで反発せずに続落して78台に入るようなら出遅れ感満載の貴金属が一気に冬眠から目覚める展開も起こりうるかと思いますが、この体たらくに失望した投資家の売り浴びせが先行すれば、貴金属のほうが先に続落と言うシナリオもあると思います。
まーここは、用済みではなく様子見ですね。
Top FX Movers of the Week.(April 7th - April 11th.2014)
2014年4月7日(月)~4月11日(金)の週を通した週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
①CADCHF ↓ 0.7977 0.8124 -147 -1.84%
②USDCHF ↓ 0.8759 0.8920 -161 -1.84%
③CADJPY ↓ 92.55 94.02 -147 -1.59%
④USDJPY ↓ 101.64 103.25 -161 -1.58%
⑤EURCAD ↑ 1.5244 1.5043 +201 +1.32%
⑥EURUSD ↑ 1.3883 1.3701 +182 +1.31%
⑦AUDCAD ↑ 1.0317 1.0200 +117 +1.13%
⑧AUDUSD ↑ 0.9396 0.9290 +106 +1.13%
⑨NZDUSD ↑ 0.8689 0.8591 +98 +1.13%
⑩NZDCAD ↑ 0.9539 0.9434 +105 +1.10%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CHF(2回),JPY(2回),EUR(2回),AUD(2回),NZD(2回)
下落通貨 ⇒ CAD(5回),USD(5回)
CADとUSD......北米通貨が揃って売り込まれると言う流れになっています。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
2014年4月11日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
①NZDCAD ↑ 0.9539 0.9516 +23 +0.24%
②NZDCHF ↑ 0.7611 0.7595 +16 +0.21%
③USDCAD ↑ 1.0979 1.0956 +23 +0.21%
④CADJPY ↓ 92.55 92.72 -17 -0.18%
⑤EURNZD ↓ 1.5973 1.5998 -25 -0.16%
⑥AUDCAD↑ 1.0317 1.0301 +16 +0.16%
⑦USDCHF ↑ 0.8759 0.8746 +13 +0.15%
⑧GBPCAD↑ 1.8369 1.8344 +25 +0.14%
⑨CHFJPY ↓ 116.00 116.15 -15 -0.13%
⑩GBPNZD↓ 1.9250 1.9274 -24 -0.12%
上記通貨ペアの分解結果は以下の様になります。
上昇通貨 ⇒ NZD(4回),USD(2回),JPY(2回),AUD,GBP
下落通貨 ⇒ CAD(5回),CHF(3回),EUR,GBP
週次ベースの最弱通貨だったカナダドルは最後まで反発無く下落し続けていた様子がわかります。米ドルは引けにかけて小反発していた事が分かりますが、北米通貨の弱さは際立っていますね。
2014年4月6日日曜日
Review of the Week.(Mar.31st - April.4th.2014)
2014年3月31日(月)~4月4日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・米2月建設支出⇒+0.1%(mom)。
・米3月製造業ISM⇒53.7(予想54.0)。
・米3月雇用統計
⇒非農業部門雇用者数は+192千人(予想+190千人)。
⇒2月データを上方修正(+175千人⇒+197千人)。
⇒失業率は6.7%でunch(予想6.6%)。
・加1月GDP⇒+0.5%(予想+0.4%,mom)。
⇒12月の▲0.5%を打ち返す内容。
⇒製造業+2%,エネルギー+1.2%。
⇒2月の落ち込み要因だった小売も+1.3%と反発。
・加3月雇用統計⇒雇用者数+42.9千人(予想+25.3千人)。
⇒失業率も6.9%に低下(予想7.0%)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏3月CPI⇒+0.5%(予想+0.6%)。
過去4年の最低値。
・欧州圏3月失業率⇒11.9%(予想12%)。
・欧州圏3月製造業PMI確定値⇒53.0(unch)。
・ECB3月政策決定会合⇒政策金利0.25%で据置き。
ECB Draghi総裁⇒QE(量的緩和)も議題となった事を明言。
・欧州圏3月サービス業PMI⇒52.2に下方修正。
・欧州圏2月小売売上高⇒+0.1%(mom)。
・スイス3月KOF先行指数⇒1.99に下落。
・スイス3月SVME PMI⇒54.4に予想以上の下落。
・独3月失業率⇒6.7%(予想6.8%)。
・伊3月失業率⇒13.0%(小幅上昇)。
・伊3月製造業PMI確定値⇒52.4(予想52.2)。
・伊3月サービス業PMI⇒49.5に下落。
③英国
・2月モーゲージ承認件数⇒70.3千件に失速。
・3月製造業PMI⇒55.3に失速。
・3月サービス業PMI⇒57.6に失速。
・BOE Carney総裁⇒利上げ時は段階的プロセス。
⇒労働市場に逼迫感無く引締めはまだ先。
④豪州 / ニュージーランド
・NZ2月建設許可件数⇒▲1.7%(mom)。
・NZ3月NBNZビジネス信頼感⇒67.3に下落。
・IMF ⇒ NZD is overvalued.(キウイは過大評価)。
・豪RBA金融政策会合⇒政策金利2.50%で据置き。
⇒声明では当分政策維持を確認。
・豪2月小売売上高⇒+0.2%(mom)。
・豪2月貿易収支⇒+aud1.2bioに黒字縮小も予想0.82bioは上回る。
⑤日本
・2月製造業PMI⇒53.9に下落。
・2月鉱工業生産⇒▲2.3%(mom)。
・2月住宅着工⇒+1.0%(yoy)。
・3月日銀短観⇒5四半期(15ヶ月)連続の改善も予想を下振れ。
⇒大企業・製造業業況判断指数17(前回16,予想19)。
⇒非製造業業況判断指数は24(前回20,予想25)。
⇒3ヶ月先予想は大企業で8に急落(前回14,予想13)。
非製造業では13(前回17,予想15)。
⑥中国
・3月公式製造業PMI⇒50.3に上昇(予想50.1)。
・3月HSBC製造業PMI⇒48に下落。
(これもDivergence・・・)
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は注意深い強気基調。債券市場は保合いムード。
・日経平均は15千円台を回復し15,063.77円で越週。
・米株は週内にDOWとS&P500は史上最高値更新も
週後半はNasdaqから崩されて大き目の反落で越週。
・週次ではDow+0.6%,S&P500+0.4%,Nasdaq▲0.7%。
⇒ちょっと気になるDivergenceです。
・米10年債利回りは2.73%(先週2.72%)。
・米30年債利回りは3.59%(先週3.55%)。
②商品市場
・商品市場は全般的には堅調基調を維持。
・原油価格はバレル単価で$101.25(先週$101.61)。
・貴金属は雇用統計後に反発。
金価格はオンス単価$1,302.45(先週$1,292.40)。
③為替市場
・堅調な雇用で週次の最強通貨はカナダドル。
・米ドルも雇用統計などを材料に反発へ。
・ドルインデックスもレジスタンスを上抜けて80台ミドルへ。
・ECBのQE検討でユーロは失速。
・日本円売り続かず。調整モードで越週。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・米2月建設支出⇒+0.1%(mom)。
・米3月製造業ISM⇒53.7(予想54.0)。
・米3月雇用統計
⇒非農業部門雇用者数は+192千人(予想+190千人)。
⇒2月データを上方修正(+175千人⇒+197千人)。
⇒失業率は6.7%でunch(予想6.6%)。
・加1月GDP⇒+0.5%(予想+0.4%,mom)。
⇒12月の▲0.5%を打ち返す内容。
⇒製造業+2%,エネルギー+1.2%。
⇒2月の落ち込み要因だった小売も+1.3%と反発。
・加3月雇用統計⇒雇用者数+42.9千人(予想+25.3千人)。
⇒失業率も6.9%に低下(予想7.0%)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏3月CPI⇒+0.5%(予想+0.6%)。
過去4年の最低値。
・欧州圏3月失業率⇒11.9%(予想12%)。
・欧州圏3月製造業PMI確定値⇒53.0(unch)。
・ECB3月政策決定会合⇒政策金利0.25%で据置き。
ECB Draghi総裁⇒QE(量的緩和)も議題となった事を明言。
・欧州圏3月サービス業PMI⇒52.2に下方修正。
・欧州圏2月小売売上高⇒+0.1%(mom)。
・スイス3月KOF先行指数⇒1.99に下落。
・スイス3月SVME PMI⇒54.4に予想以上の下落。
・独3月失業率⇒6.7%(予想6.8%)。
・伊3月失業率⇒13.0%(小幅上昇)。
・伊3月製造業PMI確定値⇒52.4(予想52.2)。
・伊3月サービス業PMI⇒49.5に下落。
③英国
・2月モーゲージ承認件数⇒70.3千件に失速。
・3月製造業PMI⇒55.3に失速。
・3月サービス業PMI⇒57.6に失速。
・BOE Carney総裁⇒利上げ時は段階的プロセス。
⇒労働市場に逼迫感無く引締めはまだ先。
④豪州 / ニュージーランド
・NZ2月建設許可件数⇒▲1.7%(mom)。
・NZ3月NBNZビジネス信頼感⇒67.3に下落。
・IMF ⇒ NZD is overvalued.(キウイは過大評価)。
・豪RBA金融政策会合⇒政策金利2.50%で据置き。
⇒声明では当分政策維持を確認。
・豪2月小売売上高⇒+0.2%(mom)。
・豪2月貿易収支⇒+aud1.2bioに黒字縮小も予想0.82bioは上回る。
⑤日本
・2月製造業PMI⇒53.9に下落。
・2月鉱工業生産⇒▲2.3%(mom)。
・2月住宅着工⇒+1.0%(yoy)。
・3月日銀短観⇒5四半期(15ヶ月)連続の改善も予想を下振れ。
⇒大企業・製造業業況判断指数17(前回16,予想19)。
⇒非製造業業況判断指数は24(前回20,予想25)。
⇒3ヶ月先予想は大企業で8に急落(前回14,予想13)。
非製造業では13(前回17,予想15)。
⑥中国
・3月公式製造業PMI⇒50.3に上昇(予想50.1)。
・3月HSBC製造業PMI⇒48に下落。
(これもDivergence・・・)
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は注意深い強気基調。債券市場は保合いムード。
・日経平均は15千円台を回復し15,063.77円で越週。
・米株は週内にDOWとS&P500は史上最高値更新も
週後半はNasdaqから崩されて大き目の反落で越週。
・週次ではDow+0.6%,S&P500+0.4%,Nasdaq▲0.7%。
⇒ちょっと気になるDivergenceです。
・米10年債利回りは2.73%(先週2.72%)。
・米30年債利回りは3.59%(先週3.55%)。
②商品市場
・商品市場は全般的には堅調基調を維持。
・原油価格はバレル単価で$101.25(先週$101.61)。
・貴金属は雇用統計後に反発。
金価格はオンス単価$1,302.45(先週$1,292.40)。
③為替市場
・堅調な雇用で週次の最強通貨はカナダドル。
・米ドルも雇用統計などを材料に反発へ。
・ドルインデックスもレジスタンスを上抜けて80台ミドルへ。
・ECBのQE検討でユーロは失速。
・日本円売り続かず。調整モードで越週。
CAD Continues Wild Swing....
雇用データを中心とした一連の経済指標の改善から大きく反発し、先週の最強通貨となったカナダドルですが、最近は本当にWildな振幅ですね。
米ドルも木、金と強かったのですがカナダドルに対しては下落ですね。
カナダドルの対円での上昇も振り返れば一途でしたね。ただこのチャートちょっと怖い気もしますね。
このクロスは突如反転し、しばらく走ってはまた反転と言う傾向が強いですね。そういう目で見ると最後の上髭の長い陰線はどうでしょうかね・・・・・・
USDCAD DAILY ⇒ Mighty CAD. |
CADJPY DAILY ⇒ Has Come a Long way. |
カナダドルの対円での上昇も振り返れば一途でしたね。ただこのチャートちょっと怖い気もしますね。
このクロスは突如反転し、しばらく走ってはまた反転と言う傾向が強いですね。そういう目で見ると最後の上髭の長い陰線はどうでしょうかね・・・・・・
GBP and Gold.: Recent Indication of Risk.
GBPとGOLDなんですけど・・・・先ずは値動きから確認すると・・・
要はチャートでも明らかですが、最近(先週)の動向は、GBPが下落基調、GOLDは週末にポーンと反発してきているんですね。
で、これがどうした? と言う事なのですが、
①最近GBPが売られだすと、地政学リスクが上昇する事象が発生する傾向あり。
②GOLDもそういう時くらいしかまとまった資金流入が見られない。
という事なんですね。
どうも何かを早期に知っているような勢力がこういうお金の動かし方をしてくる傾向があるので注意したいなと感じているんです。
前回GBPがダラダラ売られて陰線が続いた際はウクライナ情勢悪化の前でした。情勢が小康から安定になるところから反発して、先週はまたおかしい動きになっているんです。
ちょっと気にしておきましょう。
GBPUSD DAILY ⇒ Topped Out? |
GOLD DAILY ⇒ Bottomed Out? |
で、これがどうした? と言う事なのですが、
①最近GBPが売られだすと、地政学リスクが上昇する事象が発生する傾向あり。
②GOLDもそういう時くらいしかまとまった資金流入が見られない。
という事なんですね。
どうも何かを早期に知っているような勢力がこういうお金の動かし方をしてくる傾向があるので注意したいなと感じているんです。
前回GBPがダラダラ売られて陰線が続いた際はウクライナ情勢悪化の前でした。情勢が小康から安定になるところから反発して、先週はまたおかしい動きになっているんです。
ちょっと気にしておきましょう。
Dollar Index(DXY) has Bottomed?
Dollar Index ⇒ Is this looking up? |
ドルインデックスが上値抵抗線を超えて復活してきましたね。
・ECBのQE観測からユーロが下落。
・他の欧州通貨も軟調。英国ポンドもスイスフランも弱い。
・米雇用統計の強い内容。
等が米ドルの押し上げ要因になっています。
テクニカルには一服。ファンダメンタルズ的な側面からも米ドルは一旦安定から反発局面に入るのではないでしょうか。あくまでもドル総体としての話で、対円など部分的には微妙ですけどね・・・・
AUDNZD : Looking For Exhaustion.
この素敵なクロスですが、最近の豪ドル優位はどこかで反転すると見ています。
先週の終盤に失速気配が出てきているように見えますが、後はモメンタムですかね・・・
NZは追加引締め、豪州は追加緩和が予想されているので先行きは金利差的にはどこかでベア転と言う感じなんですけどね。
リスク回避的なバイアスが強まる際にもこのクロスは下落傾向ですので株式市場がToppishだとすればこのクロスが反落に向かう時期は遠くないかもしれません。ちょっと注意しておきたいタイミングですね。
AUDNZD DAILY ⇒ Near a Top? |
先週の終盤に失速気配が出てきているように見えますが、後はモメンタムですかね・・・
NZは追加引締め、豪州は追加緩和が予想されているので先行きは金利差的にはどこかでベア転と言う感じなんですけどね。
リスク回避的なバイアスが強まる際にもこのクロスは下落傾向ですので株式市場がToppishだとすればこのクロスが反落に向かう時期は遠くないかもしれません。ちょっと注意しておきたいタイミングですね。
Top FX Movers of the Week(Mar.31st - April.4th.2014)
2014年3月31日(月)~4月4日(金)の週を通した週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
①NZDCAD↓ 0.9434 0.9572 -138 -1.46%
②CADCHF↑ 0.8124 0.8016 +108 +1.33%
③GBPCAD↓ 1.8189 1.8404 -215 -1.18%
④AUDNZD↑ 1.0808 1.0684 +124 +1.15%
⑤CADJPY ↑ 94.02 92.96 +106 +1.13%
⑥EURCAD↓ 1.5043 1.5209 -166 -1.10%
⑦AUDCHF↑ 0.8288 0.8200 +88 +1.06%
⑧GBPAUD↓ 1.7828 1.7991 -163 -0.91%
⑨AUDJPY ↑ 95.93 95.09 +84 +0.88%
⑩EURAUD↓ 1.4745 1.4867 -122 -0.83%
上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ CAD(5回),AUD(5回)
下落通貨 ⇒ NZD(2回),CHF(2回),GBP(2回),JPY(2回),EUR(2回)
金曜日に北米の雇用データが強く、米ドルは上昇後に一服しましたがカナダドルはより大きな上昇をして週次ベースでも最強通貨となりました。豪ドルの不気味な上昇は前週から続いていますね。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
2014年4月4日(金)の北米市場における最後の4時間の主要通貨動向です。
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア ↑↓ 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
①GBPNZD↓ 1.9274 1.9321 -47 -0.24%
②NZDCHF↑ 0.7665 0.7649 +16 +0.21%
③EURNZD↓1.5941 1.5973 -32 -0.20%
④CHFJPY ↓ 115.70 115.87 -17 -0.15%
⑤GBPJPY ↓ 171.04 171.29 -25 -0.15%
⑥NZDUSD↑ 0.8591 0.8579 +12 +0.14%
⑦AUDNZD↓1.0808 1.0822 -14 -0.13%
⑧GBPAUD↓1.7828 1.7851 -23 -0.13%
⑨GBPCAD↓1.8189 1.8211 -22 -0.12%
⑩AUDCHF↑0.8288 0.8278 +10 +0.12%
通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ NZD(5回),JPY(2回),AUD(2回),CAD
下落通貨 ⇒ GBP(4回),CHF(3回),EUR,USD,AUD
雇用統計後に大きな値動きがありましたが、意外と値が伸びませんでしたね。通常の週末の値動きと言う感じで、NZDのショートカバーが目立つ程度でしょうか。
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