2014年3月31日(月)~4月4日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・米2月建設支出⇒+0.1%(mom)。
・米3月製造業ISM⇒53.7(予想54.0)。
・米3月雇用統計
⇒非農業部門雇用者数は+192千人(予想+190千人)。
⇒2月データを上方修正(+175千人⇒+197千人)。
⇒失業率は6.7%でunch(予想6.6%)。
・加1月GDP⇒+0.5%(予想+0.4%,mom)。
⇒12月の▲0.5%を打ち返す内容。
⇒製造業+2%,エネルギー+1.2%。
⇒2月の落ち込み要因だった小売も+1.3%と反発。
・加3月雇用統計⇒雇用者数+42.9千人(予想+25.3千人)。
⇒失業率も6.9%に低下(予想7.0%)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏3月CPI⇒+0.5%(予想+0.6%)。
過去4年の最低値。
・欧州圏3月失業率⇒11.9%(予想12%)。
・欧州圏3月製造業PMI確定値⇒53.0(unch)。
・ECB3月政策決定会合⇒政策金利0.25%で据置き。
ECB Draghi総裁⇒QE(量的緩和)も議題となった事を明言。
・欧州圏3月サービス業PMI⇒52.2に下方修正。
・欧州圏2月小売売上高⇒+0.1%(mom)。
・スイス3月KOF先行指数⇒1.99に下落。
・スイス3月SVME PMI⇒54.4に予想以上の下落。
・独3月失業率⇒6.7%(予想6.8%)。
・伊3月失業率⇒13.0%(小幅上昇)。
・伊3月製造業PMI確定値⇒52.4(予想52.2)。
・伊3月サービス業PMI⇒49.5に下落。
③英国
・2月モーゲージ承認件数⇒70.3千件に失速。
・3月製造業PMI⇒55.3に失速。
・3月サービス業PMI⇒57.6に失速。
・BOE Carney総裁⇒利上げ時は段階的プロセス。
⇒労働市場に逼迫感無く引締めはまだ先。
④豪州 / ニュージーランド
・NZ2月建設許可件数⇒▲1.7%(mom)。
・NZ3月NBNZビジネス信頼感⇒67.3に下落。
・IMF ⇒ NZD is overvalued.(キウイは過大評価)。
・豪RBA金融政策会合⇒政策金利2.50%で据置き。
⇒声明では当分政策維持を確認。
・豪2月小売売上高⇒+0.2%(mom)。
・豪2月貿易収支⇒+aud1.2bioに黒字縮小も予想0.82bioは上回る。
⑤日本
・2月製造業PMI⇒53.9に下落。
・2月鉱工業生産⇒▲2.3%(mom)。
・2月住宅着工⇒+1.0%(yoy)。
・3月日銀短観⇒5四半期(15ヶ月)連続の改善も予想を下振れ。
⇒大企業・製造業業況判断指数17(前回16,予想19)。
⇒非製造業業況判断指数は24(前回20,予想25)。
⇒3ヶ月先予想は大企業で8に急落(前回14,予想13)。
非製造業では13(前回17,予想15)。
⑥中国
・3月公式製造業PMI⇒50.3に上昇(予想50.1)。
・3月HSBC製造業PMI⇒48に下落。
(これもDivergence・・・)
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は注意深い強気基調。債券市場は保合いムード。
・日経平均は15千円台を回復し15,063.77円で越週。
・米株は週内にDOWとS&P500は史上最高値更新も
週後半はNasdaqから崩されて大き目の反落で越週。
・週次ではDow+0.6%,S&P500+0.4%,Nasdaq▲0.7%。
⇒ちょっと気になるDivergenceです。
・米10年債利回りは2.73%(先週2.72%)。
・米30年債利回りは3.59%(先週3.55%)。
②商品市場
・商品市場は全般的には堅調基調を維持。
・原油価格はバレル単価で$101.25(先週$101.61)。
・貴金属は雇用統計後に反発。
金価格はオンス単価$1,302.45(先週$1,292.40)。
③為替市場
・堅調な雇用で週次の最強通貨はカナダドル。
・米ドルも雇用統計などを材料に反発へ。
・ドルインデックスもレジスタンスを上抜けて80台ミドルへ。
・ECBのQE検討でユーロは失速。
・日本円売り続かず。調整モードで越週。