先週の原油価格は膠着から上抜けし、バレル単価も$52水準の膠着を脱して$57水準で越週する展開となっています。
CRUDE OIL DAILY |
世界的なワクチン接種の進捗などを好感した動きでもあり、一方で米国が内戦状態の続くイエメンへの関与を止める(=現政権側への援助を打ち切る)との宣言を行った事で、同国の均衡が破れて反政府側が力を得て後見するイランの中東地域全体への影響力が増すという不安定化への懸念を背景とした原油価格上昇との指摘もあります。
イエメンの話は地政学リスクの意味でもやばい気がします。イエメンの政権側の後見役はサウジと米国であった訳ですが、サウジアラビアが米国を快く思わない事は確実でしょう。
世界全体が、不安定な方向に進み始めている可能性がありますね・・・・