2009年9月22日火曜日

The silver week might see off this silver lining rally.

今週はシルバーウィーク。

ゴールデンウィークに掛けたものか敬老の日に掛けたものなのか良く分りませんが、お休みを頂けると言うのはありがたい事ですね。また丁度このタイミングに合わせて相場の方も一旦水入りという状況のように思います。

金、原油などの上昇、米国は債券上昇米国金利の低下、米株上昇、通貨はドル売りという流れが幾分調整的な動きをし始めているようですね。

試しに米株をPick-upして見ましょう。

200日移動平均線からの乖離が一部で注目を集めています。

以下のチャートはBespokeという投資会社によるチャートですが、S&P500200日平均線からの乖離率が19835月以来となる+20%に到達しています。実はほんの半年前には乖離幅としては記録上最大となる-40%に下方乖離していたのですが、そのマイナス方向への記録上最大の乖離率から一気に26.5年振りの上方乖離率まで駆け上ってきたと言う事になります。

Risk Rally, Green Shoots等と言われた過去半年の強気相場の凄さが伝わってくるチャートですが、流石にここで著名どころのHFにも米株を売り始めるところが増えてきたようです。

この株式市場の上昇は世の中が根本的に修復していない中でのベアマーケットラリーに過ぎないと言う指摘も依然として多いのですが、悪い中での好材料のことを雲の晴れ間にたとえてsilver-lining(雲のふちが銀色に見えるので)と言いますが、後から振り返るとこのsilver weeksilver liningの最終段階だったということになるのかもしれませんね。