2012年4月15日日曜日

Italy/Spain : Through the Window of Stock Market.



  イタリアやスペインの国債利回りのところに株式市場の動向を付すのを失念しましたので追記しておきます。

メールで質問(というか指摘ですね)も頂いたのですが、債券市場から資金流出があって利回りの上昇が起きていても、それが株式市場に流入している間は大騒ぎする問題ではないとも言えますので、債券市場からも株式市場からも同時に資金流出が起きているかどうかを確認してみます。

 
スペイン IBEX 35指数 ⇒ 資金流出が明白


イタリア FTSE MIB指数⇒こちらも長期低迷+下げ基調

イタリアの方が早くから問題視されてきたので株式市場は長期低迷状態なのが明白です。逆にここに来て唐突に欧州問題の新たな主役の座に上り詰めた(?)感のあるスペイン市場のほうが急速に状況が悪化してきた事が明白ですね。

スペインの場合はやはり不動産なんだろうなーと言うのが経験上からも推測出来ます。リゾート高級マンションなども大量に売れ残っている状態ですし、何年も前から出張や旅行で訪れた外国人にホテルまで営業に来ると言う事が「ちょっとやばくない?」と言う感じでしたので・・・・・。

やはりバランスシート調整は日本が圧倒的に進んでいますね。家計ベースでも企業ベースでも然りだと思います。