先週の金融市場は、ややもすればSkit(⇒寸劇)を見せられていたような展開でした。
消化不良が残ると言う意味では、スキットしない寸劇(Skit)と言ったところでしょうか。
Stagflationという景気後退局面での物価上昇、エネルギー・食料価格の上昇、脆弱な金融セクター、不動産市場の下落、世界的な株式市場のベアマーケット入り、米ドル安など山積する問題の全てが同時並行的に悪化していくと言う悲観的な観測が世の中を覆い尽くしたかに見えた週の半ば以降、木曜日と金曜日で相場がちょっとした反転を見せています。
原油価格は、1バレル$150手前で急反落。
1オンス$1,000突破かと思われた金も反落。
米国金融株全体の動きは週後半で大規模なショートカバー。
米ドルのインデックスもこの通り・・・
突然の市場の安定?⇒Stabilization,いや金融セクターが息を吹き返した?⇒Revitalization, 大口プレーヤー或いは当局の市場操作?⇒Manipulation等色々な憶測を呼びながら後半は阿鼻叫喚の金融市場となりました。
月曜日に106円58銭で寄り付いたドル円は水曜日に103円77銭まで下落した後切り返し、木曜日には107円11銭まで絶叫の上げを見た後1円ほど下落しますが、金曜日の北米市場の終値はほぼ107円まで回復しています。
Stagnation?, Inflation?, Stabilization?, Revitalization?, manipulation?……what remains here is a QUESTION.
ちょっとこの辺を掘り下げていきましょう。