6月の雇用は24千人程度の増加と見込まれていましたが、9.4千人の減少で、失業率も7.0%で変わらずとの予想が7.1%に上昇となりました。
市場は素直にCAD売りで反応しています。
USDCAD DAILY ⇒ USD Jumps vs CAD. |
普段は同日の発表となる米国とカナダの雇用統計ですが、今回は先週の金曜日が米国休日と言うことで1週間の時間差が生じていましたが、先行する米国の雇用が強くてカナダの雇用は弱かったと言う凸凹した内容となりました。
過去にはどちらかといえば米国が弱くてカナダは良好というパターンが多く、USDCADはストーンと下落すると言う展開も多かったのですが、今回は違いました。
株安から円高圧力もあるのでCADJPYも大きめに下げています。
CADJPY DAILY ⇒ JPY Jumps vs CAD. |
更にコモディティ通貨としてもライバル通貨であるAUDに対するパフォーマンスも失速です。
AUDCAD DAILY ⇒ AUD Bounces vs CAD. |
材料的には欧州の方がよほど悪材料が出ていると思いますが、CADの更なる下落余地に注目していきましょう。
投資と言う目線ではどこかで保有して良い通貨だと思っています。