2014年7月21日~7月25日の週の簡単なReviewです。
1 Key Events
①英国
・7月Rightmove住宅価格指数⇒▲0.8%(先月+0.1%,mom)。
・7月BOE政策会合議事録
⇒予想よりもタカ派色の薄い内容。
⇒政策金利0.5%、資産購入gbp375bio据え置きは全会一致。
⇒利上げ時期前倒しは議論されたがコンセンサスは無し。
・6月小売売上高⇒+0.1%(予想+0.2%,mom)。
・第2四半期GDP⇒+0.8%(予想+0.8%,qoq)。
⇒2008年第1四半期(金融危機以前)の水準を上回る。
・IMFが英国の成長予想を引上げ。
⇒2014年は2.8%→3.2%、2015年も2.5%→2.7%へ。
米国の+1.7%の約2倍、欧州圏の+1.1%の約3倍。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏7月製造業PMI⇒51.9(予想52.0)。
サービス業PMI⇒54.4(予想52.7)。
・独6月PPI⇒±0%(mom),▲0.7%(yoy)
(ともに予想通りの内容)。
・独7月製造業PMI⇒52.9(予想52.2)。
サービス業PMI⇒56.6(予想54.7)。
・独7月IFO景気動向指数⇒108.0(予想109.5)。
・仏7月製造業PMI⇒47.6(予想48.5)。
サービス業PMI⇒50.4(予想48.9)。
・スイス6月貿易収支⇒+chf13.8億の黒字(予想+chf27.8億)。
③米国 / カナダ
・米6月Headline CPI⇒+2.1%(予想+2.1%,yoy)。
Core CPI⇒+1.9%(予想+2.0%,yoy)。
・米5月FHFA住宅価格指数⇒+0.4%(予想+0.2%)。
・米失業保険申請件数
⇒7月19日の週は284千件(予想307千件)。
2006年2月以来となる8年振り低水準。
⇒失業保険継続受給者数は2.5mio件。
2007年6月以来となる7年ぶり低水準。
・米6月耐久消費財受注
⇒ヘッドラインで+0.7%(予想+0.4%,mom)。
⇒Ex-Autoで+0.8%(予想+0.6%,mom)。
・加5月小売売上高⇒Core+0.7%(予想+0.6%,mom)。
Ex-Auto+0.1%(予想+0.3%,mom)。
④日本
・5月全産業活動指数⇒+0.6%(予想+0.6%,mom)。
・6月全国CPI⇒+3.3%(予想+3.3%,yoy)。
・6月東京都CPI⇒+2.8%(予想+2.7%,yoy)。
⑤豪州 / ニュージーランド
・豪第2四半期CPI⇒Headline+3.0%(予想3.0%,yoy)。
・NZ RBNZ(NZ中銀)政策決定会合
⇒OCR金利を3.25%から3.50%に引上げ。
4回連続の利上げ(合計100bp)。
⇒利上げは一旦停止で今後数カ月で効果見極めへ。
⑥中国
・7月HSBC 製造業PMI⇒52.0(予想51.2)。
2013年1月以来の高水準。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場保合い、債券市場上昇(金利低下)のバイアス。
・ドル円底打期待等で日経平均は堅調。
15,457.87円で越週(先週15,215.71円)。
・一部銘柄の決算不調(VISAやAmazon等)で米株はやや軟調。
・Dow→$16,960.57、S&P500→$1,978.34、Nasdaq→$4,449.56。
・週次でDow▲0.8%、S&P500 Flat、Nasdaq+0.4%。
・米10年債利回りは2.47%(先週2.49%)。
・米30年債利回りは3.24%(先週3.29%)。
②商品市場
・地政学リスクを睨んだ神経質なレンジ取引。
・原油価格はバレル単価で$101.89(先週$103.01)。
・金価格はオンス単価で$1,307.06(先週$1,310.34)。
③為替市場
・全体的にはレンジ取引継続中。
・米ドルは上昇、欧州通貨は下落のバイアス。
・ドル円は101円lowは固く週末には反発。
・インフレ上昇のAUDに上昇バイアス。
・中銀利上げも打ち止め感の出たNZDが大きめの反落。