2014年7月26日土曜日

Review of the Week.(July 21st - July 25th.2014)

2014年7月21日~7月25日の週の簡単なReviewです。

1 Key Events

 ①英国
  ・7月Rightmove住宅価格指数⇒▲0.8%(先月+0.1%,mom)。
  ・7月BOE政策会合議事録
   ⇒予想よりもタカ派色の薄い内容
   ⇒政策金利0.5%、資産購入gbp375bio据え置きは全会一致
   ⇒利上げ時期前倒しは議論されたがコンセンサスは無し
  ・6月小売売上高⇒+0.1%(予想+0.2%,mom)。
  ・第2四半期GDP⇒+0.8%(予想+0.8%,qoq)
   ⇒2008年第1四半期(金融危機以前)の水準を上回る
  ・IMFが英国の成長予想を引上げ
   ⇒2014年は2.8%→3.2%、2015年も2.5%→2.7%へ
     米国の+1.7%の約2倍、欧州圏の+1.1%の約3倍

 ②欧州圏 / スイス
  ・欧州圏7月製造業PMI⇒51.9(予想52.0)。
       サービス業PMI⇒54.4(予想52.7)。
  ・独6月PPI⇒±0%(mom),▲0.7%(yoy)
          (ともに予想通りの内容)。
  ・独7月製造業PMI⇒52.9(予想52.2)
     サービス業PMI⇒56.6(予想54.7)
  ・独7月IFO景気動向指数⇒108.0(予想109.5)
  ・仏7月製造業PMI⇒47.6(予想48.5)
     サービス業PMI⇒50.4(予想48.9)
  ・スイス6月貿易収支⇒+chf13.8億の黒字(予想+chf27.8億)。

 ③米国 / カナダ
  ・米6月Headline CPI⇒+2.1%(予想+2.1%,yoy)。
                 Core CPI⇒+1.9%(予想+2.0%,yoy)。
  ・米5月FHFA住宅価格指数⇒+0.4%(予想+0.2%)
  ・米失業保険申請件数
       ⇒7月19日の週は284千件(予想307千件)。
   2006年2月以来となる8年振り低水準
   ⇒失業保険継続受給者数は2.5mio件。
    2007年6月以来となる7年ぶり低水準
  ・米6月耐久消費財受注
   ⇒ヘッドラインで+0.7%(予想+0.4%,mom)
   ⇒Ex-Autoで+0.8%(予想+0.6%,mom)
  ・加5月小売売上高⇒Core+0.7%(予想+0.6%,mom)。
                Ex-Auto+0.1%(予想+0.3%,mom)。

 ④日本
  ・5月全産業活動指数⇒+0.6%(予想+0.6%,mom)。
  ・6月全国CPI⇒+3.3%(予想+3.3%,yoy)。
  ・6月東京都CPI⇒+2.8%(予想+2.7%,yoy)。

 ⑤豪州 / ニュージーランド
  ・豪第2四半期CPI⇒Headline+3.0%(予想3.0%,yoy)。
  ・NZ RBNZ(NZ中銀)政策決定会合
   ⇒OCR金利を3.25%から3.50%に引上げ
    4回連続の利上げ(合計100bp)
   ⇒利上げは一旦停止で今後数カ月で効果見極めへ

 ⑥中国
  ・7月HSBC 製造業PMI⇒52.0(予想51.2)
           2013年1月以来の高水準

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・株式市場保合い、債券市場上昇(金利低下)のバイアス。
  ・ドル円底打期待等で日経平均は堅調。
   15,457.87円で越週(先週15,215.71円)。
  ・一部銘柄の決算不調(VISAやAmazon等)で米株はやや軟調。
  ・Dow→$16,960.57、S&P500→$1,978.34、Nasdaq→$4,449.56。
  ・週次でDow▲0.8%、S&P500 Flat、Nasdaq+0.4%。
  ・米10年債利回りは2.47%(先週2.49%)。
  ・米30年債利回りは3.24%(先週3.29%)。

 ②商品市場
  ・地政学リスクを睨んだ神経質なレンジ取引
  ・原油価格はバレル単価で$101.89(先週$103.01)。
  ・金価格はオンス単価で$1,307.06(先週$1,310.34)。

 ③為替市場
  ・全体的にはレンジ取引継続中。
  ・米ドルは上昇欧州通貨は下落のバイアス。
  ・ドル円は101円lowは固く週末には反発
  ・インフレ上昇のAUDに上昇バイアス
  ・中銀利上げも打ち止め感の出たNZDが大きめの反落