2014年6月30日(月)~7月4日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events
①米国 / カナダ
・米6月ISM製造業⇒55.3(予想55.5)。
・米5月建設支出⇒+0.1%(予想+0.5%)。
・米6月ADP雇用レポート⇒雇用増281千人(予想205千人)。
2012年11月以来の高水準。
・米6月雇用統計
⇒非農業部門雇用者集(NFP)⇒+288千人(予想+210千人)。
4月の+304千人についで2012年1月以降で2番目の高水準。
⇒5月分の数字も+217千人から+224千人に上方修正。
⇒失業率は6.1%に低下(予想6.3%)。約6年ぶりの水準。
・米失業保険申請件数⇒6月28日の週は315千件(予想310千件)。
・米5月貿易収支⇒▲$44.4bio(予想▲$45.0bio)。
・加4月GDP⇒+0.1%(予想+0.2%,mom)。
・加5月貿易収支⇒▲cad0.2bio(予想▲cad0.3bio)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏6月CPI⇒+0.5%(予想+0.6%,yoy)。
コアは+0.8%。
・欧州圏6月製造業PMI⇒51.8(予想51.9)。
・欧州圏5月失業率⇒11.6%(予想11.7%)。
・欧州圏5月PPI⇒▲0.1%(予想±0,mom)。
・ECB金融政策決定会合⇒政策金利0.15%に据置き。
・欧州圏5月小売売上高⇒±0%(予想+0.3%,mom)。
・欧州圏6月サービス業PMI⇒52.8(予想52.8)。
・独6月失業者数⇒+9千人(予想▲1万人)。
・独6月失業率⇒6.7%(予想6.7%)。
・仏Valls首相
⇒ECBはユーロの過大評価を是正するべき。
⇒金融政策は金利操作のみではない。
ECBは広範な資産購入をするべき。
・伊6月サービス業PMI⇒53.9(予想52.0)。
・スイス6月 SVME PMI⇒54.0(予想52.6)。
③英国
・5月Mortgage Approval⇒62千件。
・6月製造業PMI⇒57.5(予想56.7)。過去3年で2番目の高水準。
四半期ベースでも過去20年で最高水準。
・6月建設業PMI⇒62.6(予想59.7)。4ヶ月振り高水準。
・6月サービス業PMI⇒57.7(予想58.3)。
④豪州 / ニュージーランド
・豪RBA金融政策決定会合⇒現行政策維持。
政策金利2.5%据置き(10ヶ月目)。
・豪RBA Stevens総裁⇒政策金利の長期据え置きが適切。
・豪5月貿易統計⇒▲aud1.91bio(予想▲aud0.21bio)。
輸出▲0.5%,輸入+1.0%(mom)。
・豪5月小売売上高⇒▲0.5%(予想+0.3%)。
・豪5月住宅建築許可件数⇒+9.9%(予想+3.5%,mom)。
・豪RBA Steven総裁
⇒豪ドルは過大評価の水準。大幅な水準訂正が必要。
必要な調整規模は数百Pips以上。
・NZ5月建築許可件数⇒▲4.6%(予想▲3.0%)。
・NZ6月NBNZ Business Confidence⇒42.8に悪化。
⑤日本
・5月鉱工業生産⇒+0.5%(予想+0.9%,mom)。
・第2四半期日銀短観
大企業製造業業況判断指数⇒12(予想15)。
大企業非製造業業況判断指数⇒19(予想19)。
大企業設備投資⇒+7.4%(予想+6.0%)。
中小企業製造業業況判断指数⇒1(予想0)。
中小企業非製造業業況判断指数⇒2(予想2)。
⑥中国
・6月製造業PMI⇒51.0(予想51.0)。過去6ヶ月の最高値。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場反発上昇 / 債券市場下落の流れ。
・日経平均も上昇。5ヶ月半振りの高値圏へ。
15,437.13円で越週。(先週15,095円)。
・米株も堅調。Dowが$17千ドル超え等最高値更新。
・Dow→$17,068.26,S&P500→$1,985.44,Nasdaq→$4,485.93。
・米10年債利回りは2.64%(先週2.53%)。
・米30年債利回りは3.47%(先週3.37%)。
②商品市場
・商品市場は全体的に小動き。
・リビアからの供給減少懸念の後退等から原油価格は調整継続。
バレル単価で$104.05(先週$105.73)。
・貴金属は安定推移。金はオンス単価で$1,319.35(先週$1,315.94)。
③為替市場
・全体的な低Volatility継続。
・雇用統計を好感しUSDは上昇基調。
・経済指標の強さからGBP上昇バイアスも継続。
・当局からの牽制発言を受けてAUDに反落圧力。
・EURも上値を抑制される展開。