2014年12月21日日曜日

SNB : Introducing Negative Interest Rates.

CHFの上昇圧力に業を煮やしたスイス中銀が遂にネガティブ金利の導入に踏み切りました。民間銀行の中銀預金に0.25%のペナルティ(事実上の)を課す事でCHFを買うインセンティブを減らそうという作戦です。

いくら警鐘を鳴らしてもEURCHFの許容下限レート1.20が脅かされ続ける状況が続いていたのが背景ですが、投機筋のリスク意欲が後退する12月に断行するというのも戦略的ではあります

で、相場の方ですが、一定の効果はありました。
EURCHF DAILY

1.20界隈を彷徨いていたEURCHFは1.21水準まで急騰したのですが、その後は反落し、当日は上髭の長い陽線で終えたものの週末は陰線引けとなっており、週明け以降に改めて効果が問われる展開となりそうです。

引き続き注目するべき通貨ペアですね。