2017年6月11日日曜日

GBP : June may be Tough for May.

EU離脱プロセスが争点となるはずだった英国の総選挙は直前にテロ被害が相次いだことで焦点がぼけて拡大し、現政権に逆風が吹く中で行われました。

May首相が国民の信任を得て求心力を高めるはずだった選挙で、保守党が第一党の座は死守したものの、単独過半数には届かず、Hung parliamentと呼ばれる物事が決めにくい状況になってしまいました。保守党との連立に前向きな政党もあり、最終的にどういう絵柄になっていくのかはわかりませんが、英国株も英国通貨も売り込まれる展開となりました。
FTSE100 DAILY
GBPUSD DAILY
GBPCHF DAILY
GBPJPY DAILY

予想された悪材料なら、確認後に反発。予想していなかった悪材料なら確認後に下落。

そういう意味では、基本通りの値動きだったという事でしょうか。

GBPのチャートですが、テクニカル的にはダメージは軽くない状況であり、戻り売りが基本戦略と言えそうですね。

ただし、値幅の出易い通貨ですので、下値を追いかけるような売り方だけは避けた方が無難でしょう。