2017年5月29日(月)~6月2日(金)の週の簡単なReviewです。
*米5月雇用統計→やや弱めもFED利上げ路線に著変無し。
→非農業部門雇用者数は前月比138千人増(予想185千人増)。
過去2か月のデータも下方修正。
→失業率は16年振り水準となる4.3%に低下。(前月4.4%)
*米Trump大統領が地球温暖化対策のパリ協定からの離脱を正式発表。
*ECBは追加緩和策検討作業の縮小を検討。
→足元の景気改善と仏大統領選の無事終了を受けた措置。
*中国当局が人民元レート高め誘導のスタンスを明確に。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は高騰。5月末時点で世界株の時価総額は76兆ドルと
2年ぶりに最高額を更新。債券市場も価格上昇・利回り低下。
・日経平均は遂に2万円台を回復。1年9か月振り高値水準。
週足は、20,177.28円で越週。(前週19,686.84円)
・米Dow→$21,201.77、S&P500→$2,438.69、Nasdaq→$6,305.80)
(前週 $21,078.33 $2,415.70 $6,210.19)
(前週比 +0.58% +0.94% +1.54% )
・米10年債利回りは、2.15%。(前週2.25%)
・米30年債利回りは、2.81%。(前週2.92%)
②商品市場
・商品市場は斑模様。原油続落、貴金属続伸。
・米のパリ協定離脱のよる生産増、在庫増懸念から原油は週末に大きく
下落。1バレル当たり$47.77で越週。(前週$49.77)
・金価格は続伸。1オンス当たり$1,278.35で越週。(前週$1,267.17)
③為替市場
・週次ベースでCHFが最強通貨。EUR、NZDが追随。
・原油下落でCADが最弱通貨。AUDも追随する展開。
・長期金利の低下などからUSDは下落基調。
・G7通貨以外ではCNYが大幅上昇。
中国のCNY高誘導バイアスが明確に。