2017年6月12日(月)~6月16日(金)の週の簡単なReviewです。
*米FOMCが3月に次ぐ利上げ。保有資産圧縮にも年内に着手へ。
→FFレート誘導目標を0.25%引き上げて1.00%~1.25%へ。
→年内にもう一度(3回目)の利上げを見込む。
→2018年、2019年にも3回の引き締めを見込む。
*英BOE政策金利を0.25%に据え置き
→投票は5-3と前回の7-1から利上げ派が2名増加。
2007年以来10年ぶりの僅差。市場インパクトあり。
*加BOC幹部が利上げ示唆
→BOCのWilkins副総裁が緩和規模の縮小を検討中と発言。
7年振りの利上げの可能性が浮上。
*BOJ金融政策決定会合で現行の緩和政策維持。
→長短金利操作付き量的・質的緩和のもと、短期金利が▲0.1%、
長期金利が0%とする操作目標を維持。
*IS(イスラム国)の最高指導者バクダディ容疑者が死亡との報道
→海外メディアがロシアの空爆で同容疑者が死亡したとの報道。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場は概ね保合い推移。債券市場は価格上昇(利回り低下)。
・日経平均は、19,943.26円で越週。(前週20,013.26円)
・米Dow→$21,384.28、S&P500→$2,433.15、Nasdaq→$6,151.76)
(前週 $21,271.97 $2,431.77 $6,207.92)
(前週比 +0.52% +0.05% -0.90% )
・米10年債利回りは、2.15%。(前週2.21%)
・米30年債利回りは、2.78%。(前週2.86%)
②商品市場
・商品市場全般に下落バイアスが継続。
・原油価格は4週続落となる1バレル当たり$44.70で越週。(前週$45.88)
・金価格は1オンス当たり$1,254.78で越週。(前週$1,267.15)
③為替市場
・週次ベースでは行って来い的な展開が多く、大きなVolatilityは無し。
・利上げ期待が浮上したCADとAUDが週次ベースの勝ち組通貨。
・USD,JPY,欧州通貨は行って来いのSWING相場。
値幅は出ても方向感は不透明な展開。