2007年5月17日木曜日

日本の電化製品

逆単身状態で日本で独り暮らしをしてみて最も驚いたことの一つが電化製品です。

暑さが本格化する前に購入するつもりで色々調べているエアコンでも最新式はなんとフィルターの掃除が10年間不要と言う優れもの。米国では窓付けエアコンを使用していましたが、フィルターはすぐに埃だらけになってエアコンなのか空気清浄器なのかわからないような感じでした。掃除しても綺麗に取りきれないし、やがて何か臭いがするような気もしてある時にエタノールの霧をかけたら余計に状況が悪化したことがありました。自信満々の作戦だったのですが・・・

洗濯機はドラム式と言うのを購入しましたが、これも素晴らしいですね。騒音も殆ど無くて周囲を気にせずに夜中でも洗濯乾燥が出来ます。省エネ化も進んでいて、最新型は高いのですが購入後の数年で使用電力費や水道代の節約分で元は取れてしまうと言っていました。電気屋さんが言っていたので割り引いて聞くべきでしょうが・・・

帰国後に私は購入した最新型ドラム方式全自動の洗濯機の到着を楽しみに洗濯物を溜め込んでいたのですが、最初の洗濯でそれらを全部詰め込んだところちょっと失敗しました。
 最近流行のドラム方式や半ドラム方式なるものの基本は、ドラムの回転で中身が持ち上がっては落ちるという”叩き洗い”の原理が働くところなのですが、私のデビュー戦は詰め込みすぎてドラムの中身がラッシュ時の通勤電車内のようにぎゅうぎゅう詰め状態だったために全く”叩き洗い”状態とならず、ただ大福餅がひたすら回転していると言うような状態になったまま乾燥まで終了してしまったのです。

出来上がりは・・・一応の”ふんわり感”はありましたが、とにかく何もかもが”しわくちゃ”でした。何を見ても感動するくらいの”縮緬雑魚”状態で、折角の形状安定素材によるYシャツもほとんどスパイダーマンの衣装状態でした。

最近はちょっとコツがわかってきて、YシャツはYシャツだけで洗濯し、乾燥はさせずにハンガーで室内に干す。その後に他の衣類を洗濯乾燥しますが、”叩き洗い”原理が機能するように詰め込み過ぎないと言うことに気を砕いています。

その他、携帯電話も非常に薄く、一度の充電で物凄く長持ちするし、MP3化したウォークマンもマッチ箱のようなサイズです。

やはり日本の技術は凄いと思いました。日本メーカーは洗濯機やエアコンを米国で大々的に宣伝したらかなり行けるのではないかと思います。ウォシュレットが全く普及しないことを悩んでいる場合ではないですよ。がんばれ日本、天晴れ日本の技術!