2010年6月7日月曜日

From "Kan"didate to "Kan did it"

鳩山政権が崩壊し、現在菅政権の発足準備が行われています。

私自身鳩山政権には少し時間をあげるべきだと思っていた部分がありますが、当初から厳しい評価を持たれていた方々が全く正しかったとしか言いようのない過去8ヶ月の迷走ぶりでした。

就任直後に国連まで出向いて積極的なCO2削減で国際社会の喝采を浴びたところが恐らくピークだったような気がします。特に沖縄の基地問題での迷走振りは筆舌に尽くしがたいレベルでしたが、馬鹿にされたと憤らない沖縄県民がいるのだろうかと言う気になります。

当初から無理な連立だった部分があり、この政権のアキレス腱は恐らく沖縄の基地問題と社民党(福島瑞穂党首)だと思っていましたが、全くその通りに沖縄の基地問題によるベクトルの不一致から社民党が離脱し、党内からの突き上げに逆切れした鳩山さんが最後の執念で小沢幹事長を道連れにした辞任劇だったと伝えられています。

鳩山政権のリスクは、「普天間と御転婆」などと言っていた私は少し不謹慎だったかもしれません。

菅さんがどこまでやれるかは全くの未知数ですし、そもそも菅さんになったところで7月に予定されている参院選で民主党が惨敗する確率は高いままだと思いますが、せめて国際社会から無関心でいられるような状態だけは打破出来るように頑張って欲しいと思います。

その意味で北朝鮮との緊張が続く韓国の釜山で開催されたG20にはどんなに無理をしてでも駆けつけたほうがよかったのではないかと言う気がします。

とにかく評価や期待は色々あるでしょうが、万年候補者的な存在だった菅さんが日本の首相になると言う事も含めて世界はまさに激動の時代に突入し始めていると言うことなのではないでしょうか。