2012年5月20日日曜日

Another Look at USD Strength.

前項でも言及したとおり、今回のドル上昇はかなりの規模になっています。ドルインデックスではなく他の主要通貨との交換レートで確認してみましょう。チャート上では金曜日の調整の前触れ的な動きにも注目しましょう。
EURUSD DAILY⇒大幅続落+金曜日に反発











USDCHF DAILY⇒大幅上昇+金曜日に反落











このように欧州通貨は金曜日に一旦反発の気配を見せています。

資源国通貨はどうでしょうか。
AUDUSD DAILY⇒先週も全て陰線











NZDUSD DAILY⇒これも全敗











USDCAD DAILY⇒対CADでもUSD高継続











資源国通貨は下げ基調が継続と言う感じです。

実はこれはアジア通貨でも同様です。アジアの優等生兼代表選手でもあるシンガポールドルで確認してみましょう。

USDSGD DAILY⇒対アジアでもドル高継続











やはり足元のドル高は単なる欧州懸念を越えた世界経済やその仕組みの安定性、健全性に対する根深い懸念が根底にあると言えるのでしょう。