2014年4月20日日曜日

Review of the Week.(April 14th - April 18th.2014)

2014年4月14日(月)~18日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.
 
 ①米国 / カナダ
  ・米3月小売売上高⇒+1.1%(予想+0.8%,mom)
   同Ex-auto⇒+0.7%(予想+0.5%,mom)
  ・米3月CPI⇒+1.5%に軟化(予想+1.5%,yoy)。
  ・米3月CPI⇒+1.7%に上昇(予想+1.6%,yoy)。
  ・米4月Empire State製造業信頼感⇒1.29に低下(予想7.75)
  ・米3月住宅着工件数⇒946千件(予想968千件,yoy)。
  ・米3月建築許可件数⇒990千件(予想995千件,yoy)。
  ・米Minneapolis Fed Kocherlakota総裁
   ⇒低インフレを懸念。FEDは景気回復を支援するべく
    景気回復が順調に進行する間も緩和状態を維持する
    姿勢を明確にするべき
  ・米失業保険申請件数⇒4月12日の週は312千件(予想316千件)。
  ・米FED Yellen議長⇒引締め観測を否定
         ⇒物価、雇用のDual Mandateの追求を強調
         ⇒労働市場の余剰吸収に2年は必要
         ⇒インフレは当面2%未満の推移を予想
  ・米Beige Book
   ⇒Boston,Richmond,Philadelphia,Atlanta,Minneapolis,
                Kansas City, Dallas,San Franciscoの各地区で
               "modest or moderate"な経済活動の上昇を観測
  ・加4月BOC政策決定会合⇒政策金利1.00%で据置き。
              政策バイアスは中立。
  ・加3月CPI⇒Headline+1.5%(予想+1.4%,yoy)。
        Coreは+1.3%(予想+1.3%,yoy)。

 ②欧州圏 / スイス
  ・欧州圏4月ZEW景気信頼感⇒61.2に低下(予想60.7)。
  ・欧州圏2月貿易収支⇒+eur15.0bioに黒字拡大。
  ・欧州圏3月CPI⇒+0.5%で確定。コアは+0.7%に低下(yoy)。
  ・ECB Draghi総裁⇒ユーロ高で追加の景気刺激が必要
         ⇒為替水準は政策目標の対象がだが
          通貨水準は物価安定と成長の重要要素
  ・ECB Noyer⇒ユーロが高いほど追加の緩和が必要になる。
       ⇒ユーロ高は成長阻害とデフレ圧力の要因

  ・SNB Jordan総裁⇒ユーロ/スイスの下限レート(1.20)の死守を
           再表明
         ⇒ユーロもスイスフランも対米ドルで上昇傾向。
          米ドルの反発が望ましい
  ・独3月PPI⇒▲0.3%
  ・独4月ZEW経済信頼感⇒43.2(予想46.0)
           4ヶ月連続下落且つ2013年8月以来の最低値
  ・独4月ZEW現況指数⇒59.5(予想52.0)。約3年ぶり高水準
  ・スイス4月ZEW⇒7に低下

 ③英国
  ・3月CPI⇒+1.6%に軟化(予想+1.6%,yoy)。2010年8月来の最低値
       コアCPIも同値
  ・2月雇用データ⇒失業率が6.9%に低下(予想7.2%)
          2009年2月以来の最低値
          BOEの閾値7%も下回る
  ・3月失業保険申請者数⇒▲30.4千人。
                                 就業率72.6%で史上最高値
          
 ④豪州 / ニュージーランド
  ・豪4月RBA議事録⇒中立スタンスを確認。
         ⇒過去の緩和効果を確認。
         ⇒豪ドル再上昇傾向を懸念
  ・豪第1四半期NABビジネス信頼感⇒6に低下。
  ・NZ第1四半期CPI⇒+0.3%(+0.5%,qoq)

 ⑤中国
  ・第1四半期GDP⇒+7.4%成長(予想+7.3%,yoy)
         ⇒前四半期の+7.7%から低下
         ⇒18ヶ月ぶり低水準
  ・3月鉱工業生産⇒+8.8%(yoy)。
  ・3月小売売上高⇒+12.2%(yoy)。

 ⑥日本
  ・3月消費者信頼感⇒37.5に低下

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・株式市場が反発債券市場は反落(利回り上昇)の流れ
  ・日経平均は13,960.05円⇒14,516.27円と1万4千5百円台を回復
  ・Dow⇒$16,445.82, S&P500⇒$1,868.42, 
            Nasdaq⇒$4,107.37まで大きめの反発
  ・米10年債利回りは2.72%(先週2.62%)。
  ・米30年債利回りは3.52%(先週3.48%)。

 ②商品市場
  ・原油価格上昇止まらず(在庫増も無視)
   バレル単価で$104.14(先週$103.38)。
  ・金価格は反落。オンス単価で$1,295.26(先週$1,317.75)。

 ③為替市場
  ・イースター休暇を控えて全般的に動意薄の展開。
  ・米ドルは小規模に反発。ドルインデックスは79.835まで回復。
  ・当局勢のユーロ高牽制発言でユーロは反落
  ・強い雇用データ等を材料に英国ポンドが上昇
  ・弱いインフレ指標でニュージーランドドルが反落
  ・中銀の懸念表明で豪ドルにもブレーキ